GEEKOMがミニPC「Air 12 Lite」を発売しました。ハイスペックなミニPCを続々と繰り出すGEEKOMですが、このAir 12 Liteはハイスペック機ではなく、オフィスワークやリモートワークでの事務作業にちょうどいいスペックの製品で、価格も非常に低く設定されています。
販売サイトはこちらです
GEEKOM NUC MINI AIR12 Lite:GEEKOM公式サイト
GEEKOM Air12 Lite:Amazon
1.製品概要
スペック表
GEEKOM Air 12 Lite | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel N100 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB(DDR4-3200, シングルチャネル、最大16GB) |
ストレージ | 256GB SSD(M.2 2280、PCIe Gen3 ×4接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-A × 2、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、USB2.0 Type-A × 1、HDMI2.0、DisplayPort 1.4、LAN(RJ45)、イヤホンジャック、マイクジャック、9ピン拡張ジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 135.5 × 115.5 × 34.5 mm |
重量 | 440 g(実測値) |
コメント
OSはWindows 11 Proです。中国メーカー製の安価なミニPCではしばしばOSライセンスが「怪しい(本来個人向けには販売できないボリュームライセンスが使われている)」ものがありますが、ウインタブが知る限りGEEKOM製品はその心配がありません。
CPUはIntel N100です。Intel CoreやAMD Ryzenと比較すると性能は低いものの、以前のCeleronとは別物と言っていい実力があり、表計算や文書作成など、事務系のオフィスワークではストレスなく動作します(動画編集やPCゲームなどは厳しいです)。ウインタブの日常業務(大量のテキストライティングやWebでの調べ物、簡単な画像加工など)であれば全く不満は感じないですね。
RAMは8GB、ストレージは256GBと小さめです。ただ、上に例示したような事務系の作業であれば特に問題ないでしょう。
Air 12 LiteはRAMが1スロットでSSDもM.2スロットなので、増設はできませんが換装(初期のRAMやSSDを取り外して容量の大きいものに取り替える)は可能です。RAMは最大で16GBまで、SSDは最大で1TBまで対応します。
入出力ポートの配置です。USB Type-Aポートが合計で6つありますが、残念ながらUSB Type-Cポートはありません。映像系ではHDMIとDisplay Portがありますので、2画面出力が可能です。
あと、「9ピンの拡張ジャック」という、ミニPCでは見かけないものがついています。ここを使って周辺機器の接続が可能ですが、この画像を見る限り(個人的には)あんまり使い道がないかな…と感じます。
2.価格など
GEEKOM Air 12 LiteはGEEKOM公式サイトとAmazonで販売中で、10月25日現在の価格は29,990円(Amazonでは29,999円)ですが、GEEKOM公式サイトの製品ページに3,000円OFFクーポンがあり、これを使うと26,990円で購入できます。
個人的には「事務仕事ならIntel N100でも十分な性能」と考えています。RAMとSSDの容量が少し心もとなく感じられるものの、当面はこのままでも大丈夫かと思いますし、必要に応じてDIYでの換装も可能なので、あまりPC負荷の高い作業に使うのでなければいい選択肢になるのでは?と思います。
3.関連リンク
GEEKOM NUC MINI AIR12 Lite:GEEKOM公式サイト
GEEKOM Air12 Lite:Amazon
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。