低価格で良スペックなWindows PCやAndroidタブレットを手掛け、日本でもおなじみになった中国メーカーCHUWIが面白い企画をスタートさせました。「最強性能のミニPCを一緒に作ろう!」というアンケート企画です。この企画、結構面白いと思いますし、CHUWIのコスト構造というか、「ああ、このスペックにするとこのくらいの価格になるのね…」というのが理解でき、個人的には「なにげに勉強になるなあ」と思いました。
アンケート企画のページはこちらです
最強性能のミニPCを一緒に作ろう!:CHUWI 日本語公式サイト
アンケートに参加するにあたって、メールアドレスを登録しておくと、アンケートをもとに製品化されるミニPCのデモ機がもらえます(抽選で10名)。メールアドレスをCHUWIに教える、という以外のリスクはないので、気軽に参加できますね。
アンケート項目は「筐体素材」「CPUの型番」「RAM容量」「ストレージ容量」の4つとシンプルで、記述式ではなく選択式です。なので簡単。そして、ここが「素晴らしい」と思うのが、個々の項目に価格の記載があり、
最終的に自分が選んだ構成のミニPCの価格がわかる、という点です。割高、割安という感想も当然出てくると思いますが、それはCHUWIの原価計算に則ったものでしょうし、想定価格は随時更新されるとのことです。何をもとに更新するのかは不明ですが、おそらくアンケートの件数が多くなれば(それだけ売れる可能性も高まると言えそうなので)、少しずつ安くなるではないか、と思います。
私もやってみました。シンプルではあるのですが、実際に自分で構成を決めるとなると、結構悩みますね。構成を良くすれば価格も上がり、安くあげようとすると構成に不満が出る…、という感じ。私が選んだのは
筐体:フルメタル
CPU:Core i7-1165G7
RAM:16GB
ストレージ:512GB
で、想定価格は800ドルとなりました。みなさんもぜひ試算してみてください。
なお、この企画の開催期間は「8月14日(土)から8月25日(水)まで」で、このアンケート結果をもとにクラウドファンディングを実施、11月に発送(発売)予定、となっています。
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最強性能のミニPCを一緒に作ろう!:CHUWI 日本語公式サイト
コメント
アンケート答えると現在の割合見れるけどみんな性能良いCPU選んでますね。実際に発売されたとして本当に800ドル払っても買うのかな?とちょっと疑問に思いました。
少電力制御やThunderboltコントローラーなどで常にIntel優位だったノート用SoC領域で
AMDのマルチスレッドとコスパの猛攻が進んでて替わりにiGPU性能が逆転するなど
メーカー側もニーズが判断し難い世代ですし数字を出してアンケート調査したかったのでしょう
それにしてもミニPCならではの面白い選択項目だなぁと思いました
MiniStormもそうだったですけど剛性や冷却性能だけでなく重量も含めて
Mg合金やCFRPといった独自の選択肢を模索している
自作でMiniSTX組む時でもケースの素材選びは普通ですからね
フレームはステンで外装でスチールかアルミかそれ以外、ガラス版の有り無しとか
私の場合、(実際はそんなにやらないのですが)上位クラスの製品だとつい「ゲームやりてえ」と思ってしまうので、そんならIris Xeのほうがいいかな、と思いました。あと、800ドルよりは安くなりそうな気はします。自作PCを手掛ける人ならむしろケースにこだわって、それに余分にお金を払える、という人もいるんでしょうね。PCの中身をよくわかっていると思うので。
募集タイトルが悪いですよね。
「最強性能」なんて一番高いヤツだけ選んでおけばできてしまうので。
「あなたが欲しいミニPCを一緒に作ろう!」が正しいのではないかと。
私の場合、Ryzen 5 のミドルクラス構成で600ドルになりました。
Windows 11 用の機体に1台欲しいなぁ・・・。