中国メーカーのCHUWIが15.6インチノート「CoreBook Xe」を4月に発売します。CHUWIから連絡があり、「最低限の情報」は頂いており、詳細が不明ではあるのですが、Intel製の外部GPUを搭載した、非常に興味深い製品です。
1.概要
CHUWI CoreBook Xe | |
OS | Windows 10(バージョン不明) |
CPU | Intel Core i5-10210U |
GPU | Intel Iris Xe MAX(DG1) |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(最大1TB) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 不明 |
入出力 | 不明 |
カメラ | 不明 |
バッテリー | 69.9 Wh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
えー、一応CHUWIの資料にあったのはこれだけです。Wi-Fiの仕様や入出力ポートの構成、サイズなどはまだわかりません。
CPUは第10世代(Comet Lake)のCore i5-10210Uで、「外部GPU」はIris Xe MAXです。Iris Xeといえば、第11世代(Tiger Lake)のCore i5やCore i7の「内蔵GPU」として有名ですが、Iris Xe MAXは内蔵GPUではありません。
CHUWIによれば、Iris Xe MAXは「実行ユニット数は96基、最大クロック数は1.65GHz、メモリ(VRAM)は4GB、DirectX 12を使用したベンチマークスコアによると、NVIDIA GeForce MX450以上」との説明になっていましたが、具体的なベンチマークスコアなどの情報はありません。MX450以上、ということなのでビジネス用、2D系クリエイター用としては十分な性能と思われますが、逆に言うとゲーム用ではないですね。実際のパフォーマンスがどうなるのか楽しみなところです。
RAMは8GB、ストレージは256GBで、ストレージに関しては最大1TBまで拡張可能との説明がありました。中華PCでよく見かける「底面にM.2 スロットあり」という構造なのか、あるいは筐体内部を開いて増設するのか、そのあたりについてもよくわかっていません。
トップ画像を再掲します。CHUWIが公表している製品画像は3月28日現在これ1枚だけです。CHUWIは14インチ以下のモバイルノートや2 in 1をメインに作っているメーカーですが、15.6インチも手掛けています。例えばHeroBook Plusなど。ただ、CoreBook Xeは外部GPU搭載の高性能機ということもあり、過去のCHUWI製品とは別筐体のようです。
キーボードはテンキーつきで、側面にたくさんの入出力ポートも見えますので、メインマシンとしても使える高性能スタンダードノートにふさわしい品質になっていることでしょう。
2.価格など
CHUWI CoreBook Xeは4月発売予定で価格は699ドル(およそ77,000円)とアナウンスされています。正直なところ、Iris Xe MAXのパフォーマンスについていまいちピンとこない、というのと、筐体画像や詳細スペックがもう少し明らかにならないとなんとも言えないですよね。また、7万円台後半だと日本向けのPCでも外部GPU搭載機がちらほら見つかる水準でもあります。
続報を待ちましょう。
3.関連リンク
CHUWI 公式サイト
CHUWI 公式ストア
3月28日現在、CoreBook Xeの製品情報は掲載されていません