BlackviewがミニPC「MP200」を発売します。Blackviewと言えばタフネススマホ、ですが、最近はAndroidタブレットも多数発売していて、WindowsのミニPCも(直近だと)これが2機種目となります。ここのところ立て続けにスマホやタブレットのニューモデルをリリースし、日本での販売にも注力しているBlackview、Windows PCジャンルでの活躍も期待できそうです。
1.Blackview MP200 概要
スペック表
Blackview MP200 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core i5-11400H |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB(DDR4-3200、最大128GB) |
ストレージ | 512GB M.2 SSD ※2.5インチSATA スロット空き1 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | Wi-Fi6(ax)対応、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A × 4、LAN(RJ45)、HDMI、DisplayPort、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 183.2 × 150 × 75.5 mm |
重量 | 690 g |
コメント
OSはWindows 11 Pro、CPUは第11世代ながら高性能タイプ(H型番)のCore i5-11400Hです。少々古い型番ですが、その分価格が抑えられており、購入しやすくなっているのは歓迎したいところです。ただし、この型番は内蔵GPUがIrisではなくIntel UHD Graphicsなので、グラフィック性能はそれほど高くありません。
RAMは16GB、デュアルチャネルで最大128GBまで搭載可能、SSDは512GBのM.2 SSDですが、NVMeなのかSATAなのか不明です。ここはスペック表にしっかり開示してほしかったところですね。また、2.5インチSATAのHDD(SSDも大丈夫だと思います)スロットがありますので、DIYでのストレージ増設も可能です。通信まわりではWi-Fi6に対応します。
入出力ポートは前面と背面にあります。USBポートは合計で5つ、うちType-Cが3.0規格で映像出力とUSB PDに対応し、4つのType-AポートはすべてGen 2規格です。
映像系ポートはHDMIとDisplay Port、USB Type-Cポートも映像出力に対応するので、最大3画面の出力が可能です。
Blackviewが手掛けるWindows PCということで「未知数」なのが冷却性能と騒音ですが、メーカー説明では温度(表面温度と思われます)を39℃以下に、通常動作時の騒音を39dB以下に抑えているとのことでした。
「コンパクト&ハイパワー」とありますが、他社のミニPCと比較して小さいというわけでもありません。Minisforum NPB5と比較してみましょう。
Blackview MP200:183.2 × 150 × 75.5 mm/690 g
Minisforum NPB5:127 × 127.5 × 54.7 mm/重量不明
ウインタブではこれまでに数多くのミニPCをご紹介していますが、私の感覚だと「タテ・ヨコ120 mm前後」というサイズ感のものが多いですね。それに対しMP200はちょっと大きめだと思います。まあ、所詮ミニPCなので、実用性にそれほど大きな影響はないと思いますけど。
あと、トップ画像にあるように、スタンドが付属するのはうれしいところです。
2.Blackview MP200 価格など
Blackview MP200はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、6月12日からワールドプレミア(セール)が開催される予定です。セール価格は339.99ドル(48,275円)です。…安いですね…。
MinisforumやGMKのような、ミニPCを手掛けてそれなりの期間が経過しているメーカーと比較すると信頼性はやや劣ると言わざるを得ません。しかし、全くの新興メーカーでもなく、特にタフネススマホのジャンルでは長い歴史を持ったメーカーでもあるので、ウインタブとしては「コスパもいいし、悪くないんじゃない?」とは思います。
3.関連リンク
【PR】Blackview MP200:Blackview Official Store(AliExpress)