BlackviewがWindowsのミニPC「MP100」を発売します。Blackviewと言えばタフネススマホの会社で、最近では折りたたみスマホのHERO 10を発売したりと、「相当に元気」なイメージがあります。また、あんまりイメージが湧かないかもしれませんが、Windows製品でもミニPCの「MP200」やノートPCの「AceBook1」「AceBook 8」などを手掛けています。
今回ご紹介するMP100はCPUに旧世代のRyzenを搭載し、そのぶん価格を抑えた、「なにかとわかっている人」には魅力的な製品です。
1.概要
スペック表
Blackview MP100 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 7 5700U |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB/32GB(DDR4-3200、最大64GB) |
ストレージ | 512GB/1TB M.2 SSD ※2.5インチ スロット空き1 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | Wi-Fi6(ax)対応、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C × 2、USB 3.2 Gen2 Type-A × 2、USB 2.0 Type-A、LAN(RJ45)、HDMI、DisplayPort、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 127 × 127 × 45 mm |
重量 | 492 g |
バリエーションモデル
・RAM16GB/512GB SSD
・RAM16GB/1TB SSD
・RAM32GB/1TB SSD
コメント
OSはWindows 11 ProでCPUはRyzen 7 5700Uです。古い型番ではありますが、Passmarkスコアは15,855と、Zen4アーキテクチャ採用の最新型番Ryzen 7 8840Uの24,684には大きく水を開けられているものの、Intel第13世代のCore i7-1355Uの15,129とはほぼ互角です。あくまでPassmarkという特定のベンチマークテストの結果に過ぎないんですけど、少なくとも「古臭くて低性能」ということはありません。
RAMは16GB/32GB、SSDは512GB/1TBを選べます。
RAMはデュアルチャネルで最大64GBまで増量でき、ストレージではM.2 スロットの他に2.5インチのSSD/HDDベイの空きがあります。なお、ストレージの接続方式は開示されていませんので、「SATA」と考えておくほうが安全かと思います。
ポート構成です。USBポートが合計で5つあり、映像系ではDisplay PortとHDMIを装備しています。映像出力はDP(最高4K@144Hz)、HDMI(最高4K@60Hz)、USB Type-C(最高4K@60Hz)の3画面まで可能です(この製品にはUSB Type-Cポートが2つありますので、計算上は4画面出力が可能ですが、メーカー説明によれば最大で3画面の4K出力まで、とのこと)。
筐体の特徴はこんな感じです。VESAブラケット付属、というのは珍しくありませんが、上面(天板)にRGBライト、というのはちょっと面白いかと。
2.価格など
Blackview MP100はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、6月1日日本時間午後4時からワールドプレミア(セール)が予定されています。セール価格は259.99ドル(16GB/512GB、1ドル160円として約41,600円)から、です。
搭載CPUの型番は少し古いですがパフォーマンスは決して悪くはなく、最新CPUにこだわらない人ならお買い得だと思います。
3.関連リンク
Blackview MP100:Blackview Official Store(AliExpress)