AOKZOEが4月30日24時(日本時間)に最新ゲーミングUMPC、「AOKZOE A1 Pro」のクラウドファンディングを開始します。CPUにAMDの最新アーキテクチャ「Zen4」を採用するRyzen 7 7840Uを搭載する、非常にパワフルな製品になっています。
1.AOKZOE A1 Pro スペック
スペック表
AOKZOE A1 Pro | |
OS | Windows 11(エディション不明) |
CPU | AMD Ryzen 7 7840U |
外部GPU | — |
RAM | 32GB/64GB(LPDDR5X 6400) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB SSD(M.2 2280 PCIe 4.0 ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 8インチIPS(1,920 × 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | 未公表 |
カメラ | — |
バッテリー | 65Wh |
サイズ | 285 × 125 × 21 mm |
重量 | 729 g |
バリエーションモデル
・32GB/512GB
・32GB/1TB
・32GB/2TB
・64GB/2TB
※左からRAM/SSD
コメント
CPUには最新モバイルCPU、Ryzen 7 7840U(Zen4アーキテクチャ)を搭載しています。現在ゲーミングUMPCで広く使われているRyzen 7 6800U(Zen3+アーキテクチャ)と比較するとCinebench R23のベンチマークスコアは大幅に向上しており、TDP28Wながら多くのゲーミングノートに搭載されている第12世代Core i7-12700H(TDP45W)に迫るスコアを計測しています。
内蔵GPUもRDNA3世代のRadeon 780Mに強化され、ディスクリートGPUのGeForce GTX1650やGeForce RTX2050に迫るパフォーマンスになっているとのことです。AOKZOEの資料によると「Forza Horizon 5」では解像度FHD、グラフィック設定「High」で60fpsをキープし、PlayStation 4/5からの移植作となる「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」では解像度HD、グラフィック設定「Medium」で55~60fpsをキープできるとしています。
RAMは32GB/64GB、ストレージは512GB/1TB//2TB PCIe-NVMe SSDです。特にRAM容量がすごいですね。16GBすら設定がありません
ディスプレイは8インチサイズで、解像度はWUXGA(1,920 × 1,200、広義にはFHD)です。ゲームタイトルによっては解像度をHDまで落とす必要が出てくると思いますが、最近のゲーミングUMPCはほぼすべてWUXGAとかFHD(1,920 × 1,080)ですね。
AOKZOE A1 Proではホール効果採用ジョイスティックとリニアトリガーキーストロークを搭載しています。カーソルが勝手に移動してしまう「ドリフト症状」も発生しにくくなっており、正確なキー入力が可能です。
バッテリー容量は65Whで、100W出力の急速充電に対応するGaN ACアダプターが標準で付属します。
2.AOKZOE A1 Pro 筐体
筐体デザインは既存のAOKZOE A1から大きくは変更されていません。筐体色は「ルナホワイト」と「クォンタムブルー」の2色が選べますが、このうちクォンタムブルーはスティックレバーの縁と「B」「Y」キー、メニュー、スタートボタンが黄色に塗り分けられていて、いい意味でゲーミングPCらしさを感じます。
3.AOKZOE A1 Pro 価格など
AOKZOE A1 Proは4月30日24時(日本時間。5月1日0時とも言うw)よりINDIEGOGOにてクラウドファンディングが開始されます。価格は以下の通りです。
64GB/2TB:1,159ドル(約158,500円)
32GB/2TB:959ドル(約131,000円)
32GB/1TB:859ドル(約117,500円)
32GB/512GB:799ドル(約109,000円)
※この価格は早期購入者向けのものと思われます。
※販売開始 96 時間以内の早期購⼊者特典として「液晶ガラス保護フィルム」と「専⽤ハードケース」をプレゼント
この製品は日本でも株式会社ハイビームが取り扱う予定となっており、「5月中には予約開始をする予定」とのことです。国内での販売価格は未定です。クラウドファンディング価格については最新のRyzen 7 7860Uを搭載しつつ最上位構成でも約16万円で購入できてしまうのは非常に魅力的だと感じます。
今年になってAYANEOが新製品を大量に投入し、ASUSも「ROG ALLY」をグローバル発表するなど、ゲーミングUMPCが盛り上がりを見せているように思われます。内蔵GPUの性能も近年大幅に向上しているので、ほとんどのWindows向けゲームを外に持ち出すことが可能になりました。
パフォーマンス面で競合機よりも頭一つ抜けた感のあるAOKZOE A1 Pro、今回のクラウドファンディングはゲーミングUMPCの購入を検討している人にとって魅力的だと思います。
4.関連リンク
AOKZOE A1 Pro:Indigogo
コメント
この後出るゲーミングUMPCはみんなこのCPU積むっぽいね
PhoenixのHSだったらDDR5/64GBとかは普通にあるだろうけど
高性能なLPDDR5Xで64GBは贅沢な仕様ですねぇ
Phoenix世代のハンドヘルドゲーミングとしては
$699のリークでお祭り状態のROGアライの一強だろうけど
これはこれで通が選びそう
32GB+512GBは早々に売れて追加が入ったけど他のはイマイチやな。
1700%をどう見るかやな。