こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。iiyamaの新しい13.3インチモバイルラインは4つのカテゴリ「STYLE ∞(汎用)」「LEVEL ∞(ゲーミング)」「SENSE ∞(クリエイティブ)」そして「SOLUTION ∞(ビジネス)」でリリースされ、基本的に同一の筐体を使用しつつ、メーカーから目的に合わせた使い方が提案されています。ウインタブでは「SOLUTION-13FH052」の紹介記事を書いていて、この製品は外付けでデスクトップPC用のGPUを搭載できるハイスペックマシンでした。
今回紹介するのは汎用(特に用途が提案されていない)の「STYLE ∞」に追加された「Stl-13FH052-i5-HMFXM」で、Core i7搭載機しか存在しなかったところにCore i5搭載機が追加された、という点と「即納モデル」であるという点が新しいと言えます。
1.スペック
iiyamaは現在、マウスコンピューターの製品ブランドになっており、基本的にBTO(Build to Order、受注生産)パソコンとなります。注文時にCPUやRAM、ストレージなどの構成を自分のニーズに合わせて注文できるので、「理想のスペック」で購入できる反面、注文から発送までのリードタイムがやや長くなってしまうというデメリットもあります。iiyamaの13.3インチモバイルラインも同様で、RAMやストレージの構成をカスタマイズしたり、「GPU BOX」を一緒に発注したりできます。
しかし、この記事で紹介する「Stl-13FH052-i5-HMFXM」は一切のカスタマイズ要素をなくしているため、ここに記載しているスペック表通りにしか注文できません。そのかわり「即納(14時までに注文したら即日出荷)」です。
また、iiyamaの「このシリーズ」は従来CPUにCore i7しか選べなかったのですが、即納モデルはCore i5搭載となります。iiyamaやマウスの製品は構成を柔軟にカスタマイズできるからこそ、というのはありますけど、スペック表を見る限り「Core i5/RAM8GB/275GB SSD」ということなので、特にカスタマイズする必要のない、バランスの取れたスペックだと思います。「Core i5ありき」なら自然とこの構成になるかも。
ディスプレイは13.3インチのFHD解像度ですが、もともとディスプレイはカスタマイズができないパーツですし、特にカスタマイズの必要もなさそうなスペックにはなってますよね。入出力系についてはiiyama(マウス)らしいというか、モバイルノートとして全く文句が出ないくらいに充実してます。「マウス系にしてはD-subがない」くらいですかね、しいて不満を言うとすると。
一方でサイズ、重量はモバイルノートとしては「やや厚めで重い」ですね…。
2.筐体
筐体はおそらく先日紹介記事を書いた「SOLUTION-13FH052」と同一です。画像を見た感じでもスペック表のサイズでも全く違いがわかりません。筐体素材はサンドブラスト加工が施されたアルミ合金となります。正面から見ると、今どきのモバイルノートとしてはベゼルがやや太く、トラディショナルなノートPCに見えますね。
この画像はSOLUTION-13FH052です。キー配列は「マウスの13インチ」そのもので、Enterキーの周辺のキーの横幅がやたら大きいです。ただし、小さすぎるよりはずっとマシで、他のマウス製品の試用経験では個人的に特に大きな違和感がありませんでした。また、タッチパッドに左右独立のクリックボタン、というのがマウスのこだわりなんですけど、この製品は物理ボタンは1つだけとなります。
側面と入出力ポートです。LAN(RJ45)もありますし、HDMIもフル規格です。モバイルノートとしては不満のない充実ぶりだと思います。ただ、そのせいもあって厚みは感じますね。
3.価格など
iiyama Stl-13FH052-i5-HMFXMはiiyama製品の事実上の直販サイトである「パソコン工房」で販売中で、価格は税込み102,578円です。カスタマイズができないので、この価格一本、ということになります。
Core i5のビジネスモバイルノート、というのはノートPCの中でも一大勢力というか、よく売れるジャンルだと思います。一般的なビジネスであればCore i7まではいらないし、かと言ってCore i3だとちょっとなあ…と考える人も多いでしょう。ちなみに私はCore i3機を喜々として使ってますけど。
実際Core i5のビジネスモバイルPCは競合製品が非常に多いです。個人的に大好きなThinkPad、ドスパラのAltair F13、ASUSのZenBookなど、強力なライバルがひしめいています。その中で考えると、この製品は決して最安値とはならないものの、ビジネスを意識した高い拡張性を備え、安くするためにRAMやストレージの容量もケチってませんので、実用本位で有力な購入候補のひとつになると思います。
コメント
額太すぎダサすぎ・・
中華にデザイン、素材、質感すべての面で置き去りにされてるな
値段もボッタクリだし