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iiyama Picoretta(ピコレッタ) -スティックPCがまた登場!今年のトレンドになるか?

iiyama Picoretta
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。iiyamaからスティックタイプのPCが発売されました。スティックPCといえばマウスコンピューターのm-Stickが話題になりましたが、iiyamaもマウスコンピューターも持ち株会社MCJの傘下にある同系列企業、というかiiyamaというのは企業名ではなく、実質的にはマウスコンピューターの内部にある別ブランド、という位置づけです。ちなみに今回紹介するPicorettaはiiyamaブランドですが、販売会社は同じくMCJの傘下にある株式会社ユニットコムとなっており、販売を手掛けているのはユニットコムが運営するパソコン工房です。

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ちょっとややこしい話になってしまいましたが、要するに今回紹介するPicorettaとm-Stickは同じ系列企業グループから発売されており、スペックも酷似しているので、実質的に姉妹機、と言えます。価格のほうも税込み19,800円からとなっており、m-Stickと同じです。

1.スペック

Picoretta 比較スペック表

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補足します。CPU、RAM、ストレージ、入出力ポートなど、基本的にはm-Stickと同じ内容になっています。ただ、サイズがm-Stickより大きくなっていて、奥行き(長さ)と高さ、そして重さが異なります。例えば重さについては44gと70gですから、その差26gなわけで、実用上そんなに気にするほどのものでもないでしょう。サイズが大きくなってしまった要因として、遊び心のあるデザインを採用したことと、ヒートシンクが大型化し、冷却力が強化されたことがあげられます。

スペック的には「タブレットスペック」と言っていい内容で、Atomを搭載したWindowsタブレットを持っている人なら大体見当がつきそうな感じです。専門的な用途でなければ普段使いには十分なレベルでしょう。

2.デザイン

ここでもm-Stickと比べてみましょう。
m-Stickのサイズ感とデザイン
m-Stickのほうは余計な装飾がなく、ちょっと見た感じ「大きいUSBメモリー」に見えます。これはこれで好感を持つ人は多いと思います。硬派な印象ですね。私は個人的にこっちのほうが好みです。

picoretta カバー付き
こちらがPicorettaです。スティックタイプの生命線であるHDMI端子がカバーで覆われた、丸みのあるデザインです。m-Stickの画像と比較すると、明らかに一回り大きい、という印象ですね。

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Picoretta 全体図
外観はこんな感じ。白い筐体にライトグリーンでかわいいロゴが入っています。やっぱm-Stickの対極って感じがします。

Picoretta HDMIキャップ
キャップを外すとHDMI端子が出てきます。使用時はキャップを外すので、なくさないようにしないとね。

Picoretta 側面1
Picoretta 側面2
側面にはフルサイズのUSB、microUSB(給電用)、電源ボタン、microSDスロットがついています。小さくても最低限の拡張性は確保されていますね。

3.スティックPCだけでは完結しない

Picorettaにせよ、m-Stickにせよ、タブレットと同じようなスペックでありながら劇的に小さく、軽いわけですが、タブレットとは全然利用シーンが異なりますし、タブレットのように電源さえ入れればすぐ使える、というものでもありません。あらかじめ用意しておくものとか注意しておかなくてはならないこともあります。まず、スティックPCは電池を内蔵していないので、電源に接続しないと使えません。なので、電源ケーブルが常に接続されているので、スティックPC本体がいくら美しいデザインでも、若干興ざめするかもしれません。

次に拡張用のポートがありますが、タブレットと異なり、キーボードやマウスを接続する前提なので、USBポート1つだと不足感があります(microUSBのほうは給電に使うため、拡張用としては使用できない)。Bluetoothを使うということが想定されているんでしょうが、BluetoothマウスとBluetoothキーボード、そして無線LANを同時に接続するのは、電波干渉のリスクがあり、個人的にはどうかな、と思います。なので、ハブを用意するほうがよさそうです。

そして、当たり前ですけど、スティックPC本体が2万円を切る価格であっても、外付けキーボードやマウスなどの周辺機器を用意しなくてはならないので、総額はもう少し高くなるはずです。まあ、そんなに高額な出費にはならないと思いますけどね。

実はマウスコンピューターさんからm-Stickの実機をお借りしていて、近日中にレビュー記事を投稿する予定になっています。結論として「スティックPCを一つ持っておくのも全然あり」だと思っているのですが、詳細はm-Stickの実機レビューで書きたいと思っていますので、もうしばらくお待ちください。

4.関連リンク

話題のスティックPC にニューフェイス iiyama PC「Picoretta(ピコレッタ)」を発売開始:プレスリリース

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