スタンダードノート 
モバイルノート 
スマートフォン 
ゲーミングノート 
タブレット 
ミニPC 
デスクトップPC 
周辺機器 
iiyamaのゲーミングPCブランド「LEVEL ∞」から、16.1インチサイズの高性能ゲーミングノートが発売されました。「え？16.1インチ？」って思いますよね。私はいままでこのディスプレイサイズのノートPCを見たことがありません。過去には一般的だったんでしょうか？ということで興味津々です。
1.スペック
iiyamaはBTOメーカーなので、注文時に構成のカスタマイズが可能です。この製品の場合、主要構成ではRAMとストレージの容量をカスタマイズできます。
CPUはCoffee LakeのCore i7-8750Hで、最近のゲーミングノートの標準と言えるものが搭載されます。GPUはGeForce RTX2070（VRAM8GB）で、より上位にRTX2080というのもありますが、非常に高価なので、現実的には最上位と言っていいものが選ばれています。
カスタマイズ項目であるRAMは8GBから最大で32GBまで、ストレージは2基搭載可能でSSD + HDDやSSD + SSDといった構成も選べます。ライターのtakumiさんのレビューを見ていると、RTX搭載機の場合RAMは8GBだと少し不足を感じるようなので、念のため16GB以上にしておいたほうがいいかもしれません（まだレビュー実績が少ないので確証はありませんけどね）。
そしてディスプレイです。16.1インチという珍しいサイズなんで、とっても気になってしまいましたが、解像度は1,920 × 1080ですから、「普通のFHD」です。アスペクト比が変わっているわけではないので、単に「15.6インチよりも少しだけ大きい」ということになります。ディスプレイ形式（IPSかTNか）は開示されていませんが、リフレッシュレートが144 Hzなので、上級ゲーマーも納得のスペックだと思います。
入出力ポートはゲーミングノートらしく充実しています。映像出力ポートがHDMIとminiDPの2つですが、おそらくType-Cポートからの映像出力にも対応していると思われます。
サイズは…、どう表現すればいいのか悩みますが、最新の15.6インチノートと比較すると少し大きめ、ちょっと前の15.6インチ、あるいはエントリークラスの15.6インチノートとはほぼ互角くらいですね。ディスプレイサイズが少し大きい製品なので、納得できるというか、理解できるサイズ感だと思います。
2.筐体
正面から見たところです。左右のベゼル幅はそれほど細くはなく、むしろ上部ベゼルが細いと感じます。全体的にやや立体感のある造形に思われます。
天板です。そんなに派手ではありませんが、少し立体的な加工が施されています。オン（この場合ゲーミング時）でもオフ（ビジネス利用など）でも問題なく使えそうなデザインです。なお、最近のiiyama製品は「ロゴ無し天板」を選べますが、この製品はロゴ無しを選べません。天板素材は不明ですが、おそらくプラスティックだろうと思います。
キーボードです。上部の電源ボタンのあたりが少し凝ったデザインになっていますが、この状態だとあまり派手な印象はありません。また、一部のゲーミングノートに見られるマクロキー（ユーザーが任意の動作を割り当てることができるキー）はついていません。
しかし、バックライトはカラフルで、製品ページを見ていると、配色や発光パターンなどを自由に設定できるようです。このへんはゲーミングノートらしいところです。キーピッチなどは開示されていませんが、見るからにマウスコンピューター系のキーボードなので、キーピッチは18 mm強くらいと思われます（ほぼ一般的なサイズです）
側面と入出力ポートです。ゲーミングノートとしては比較的スリムと言えるでしょう。ポートは左右側面（特に左側面）に配置され、背面にポートはありません。
3.価格など
iiyama LEVEL-16FR100-i7はパソコン工房で販売中で、4月18日現在の価格は、240GB SATA SSDを搭載する「LEVEL-16FR100-i7-TOSS」が199,980円（税込み215,978円）、250GB NVMe SSD+1TB SATA HDDを搭載する「LEVEL-16FR100-i7-TOSVI」が206,980円（223,538円）です。
この製品は「ディスプレイサイズが面白い」わけですが、価格を見てみると、RTX2070搭載機としては非常に安価になっていると感じます。RAMやストレージをカスタマイズして購入するケースが多いとは思いますが、このスペックでベースモデルの価格が税抜き20万円を切っているというのは激安でしょうね。腕のいいゲーマーならとっても気になる製品だと思います。