HP OMEN Transcend 14 － ゲームもコンテンツクリエイションも最適にこなせる14インチノート

HPがノートPC「OMEN Transcend 14」を発売しました。「OMEN」はHPの上位クラスのゲーミングPCに使われるブランド名ですが、このOMEN Transcend 14はひたすらに高いスペックを追求している、という感じではなく、ゲームもクリエイティブワーク（コンテンツクリエーション）も快適にこなせ、筐体の美しさや使いやすさにも注力した製品です。

1.スペック

スペック表

バリエーションモデル

・パフォーマンス：Core Ultra 7/RTX4050/16GB/1TB
・オアフォーマンスプラス：Core Ultra 7/RTX4060/16GB/1TB
・スプリーム：Core Ultra 9/RTX4070/32GB/2TB
　※左からCPU/GPU/RAM/ストレージ

コメント

OSはPro版、CPUはCore Ultra 7 155HとCore Ultra 9 185Hが設定されています。先日来MSIのゲーミングノートのニューモデルをご紹介していますが、MSIでは製品特性によって第14世代Core（ノートPC向けのIntel CoreはHX型番のみ第14世代がリリースされています）とCore Ultraを使い分けていて、ゲーミングのパフォーマンスを最優先している（と思われる）製品には第14世代Coreを、ゲーミングと合わせてAI処理性能をも意識している製品にはCore Ultraを、という傾向が見られました。OMEN Transcend 14がCore Ultraを搭載しているというのは「そういうこと」なんだろうと思います。

とはいえ、全モデルで外部GPUのGeForceを搭載しており、最上位のスプリームモデルではGeForce RTX4070を搭載しており、CPUもCore Ultra 9ですし、RAMとSSDも32GB/2TBと大容量ですから、ゲーミングノートとしても上位クラスの構成になっています。

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ディスプレイは14インチの有機ELで解像度は2.8K（2,880 × 1,800）と高く、100%DCI-P3の発色品質と120Hzのリフレッシュレートになっていますので、ゲーム用としてもクリエイティブワーク用としても向く仕様です。また、先にご紹介したSpectre x360シリーズと同様「IMAX ENHANCED 認定PC」となっています。

2.筐体

…カッコいいですね…。ディスプレイにはめ込まれている画像の影響もあると思いますが、とてもGeForce搭載機とは思えないくらいにスリムで引き締まったデザインだと思います。

天板です。筐体色は現時点でシャドウブラックのみ、筐体素材は天板・キーボード面・底面が高強度アルミニウム合金製です。また、薄型ながらIntel Hyperbaric Cooling Technology（底面から吸入する空気を従来よりも約4倍加圧することで、背面への排熱効果を高める）を採用するなど高い冷却性能も備えています。

日本仕様のキーボードは「4ZONE RGBライティング、26キーロールオーバー、アンチゴースト対応」という仕様です。また、半透明と黒の2色構造の「プディングキートップ」と「ラティスレスキーボード（従来のキーボードと比較して、キーの隙間に見えていた隙間を極限まで狭くすることにより、RGBバックライトが一層引き立つ）」を採用しています。

OMEN Transcend 14には全モデル「HyperX Cloud III Wirelessゲーミングヘッドセット」が付属します。遅延が気になるBluetooth接続ではなく「超低遅延2.4GHz接続（USB無線方式ですが、ドングルは内蔵式なのでありません）」です。ちなみに、「発売記念」ということなのか、HyperXのゲーミングマウスも付属します。

3.価格など

OMEN Transcend 14はHP公式サイトで販売中で、1月18日現在の価格は278,300円から、となっています。最上位モデル（Core Ultra 9/RTX4070）は384,450円です。HP公式サイトでは発売後少し経ってから割引価格を適用するケースが多いので、もうしばらく待てば実売価格はこれよりも下がるものと思います。

…いいですね、これ…。さすがに重量は1.63 kgとやや重いものの、筐体サイズ、デザイン、そしてスペックのいずれも非常に魅力的です。ゲームもクリエイティブワークも、そしてビジネスもこれ一台で快適にこなせそうです。

4.関連リンク

OMEN Transcend 14 製品詳細：HP