HPがゲーミングノート「Victus 15」を発売しました。同社の高性能ゲーミングPC「OMEN」よりもベーシックなシステム構成で、Intel版とAMD版があります。Intel版は「はじめてのゲーミングパソコン」的な構成、AMD版は中級者までを視野に入れた構成になっています。
1.Victus 15 スペック
Victus 15 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-12450H AMD Ryzen 5 5600H/Ryzen 7 5800H |
外部GPU | NVIDIA GeForce GTX1650 Laptop NVIDIA GeForce RTX3050 Laptop NVIDIA GeForce RTX3050Ti Laptop AMD Radeon RX 6500M |
RAM | 16GB(8GB×2, DDR4-3200MHz) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチIPS (1,920 x 1,080) 144 Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 ※AMD版はBluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(映像出力対応、5Gbps)、USB Type-A(5Gbps)× 2、HDMI、SDカードリーダー、LAN(RJ45)、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | Intel版:5.5時間/AMD版:7-9時間 |
サイズ | 357.9 × 255 × 23.5 mm |
重量 | 2.29 kg |
バリエーションモデル
Intel版
・Core i5/GTX1650
AMD版
・Ryzen 5/RX 6500M
・Ryzen 5/RTX3050
・Ryzen 7/RTX3050Ti
※左からCPU/GPU
コメント
CPUはIntel版が第12世代(Alder Lake)のCore i5-12450Hで、Core i7の設定はありません。また、AMD版はRyzen 5 5600H/Ryzen 7 5800Hで、ともにZen3アーキテクチャの型番ですが、Ryzen 6000番台ではありません。
参考までにPassmarkが公表しているベンチマークスコアを掲載しておきます。
ゲーミングPCの場合、CPU性能ももちろん重要ですが、搭載する外部GPUの性能も同様に重要です。その意味でVictus 15はIntel版とAMD版で少々位置づけが異なる感じがします。Intel版のGPUはGeForce GTX/RTXシリーズとしてはエントリークラスとなるGeForce GTX1650で、CPUがCore i5でもあることから、どちらかというと初心者向けの構成、AMD版は上位モデルでRyzen 7/GeForce RTX3050Tiという構成もあることから、中上級者の利用も視野に入れた構成と言えます。
…まあ、個人的にはIntel版のスペックでも「あらゆるゲームタイトルを最高画質でプレイしたい」ということでないのなら十分楽しめると思いますけどね…。
RAMとSSDは全モデルとも16GB/512GBです。RAMは2スロットあり、増設も可能と思われますが、HP公式のスペック表では「最大16GB」とあり、さらに「これはHPが、製造および販売するコンピューターに特有の制限ではありません。上記仕様により最大メモリ数は標準搭載のメモリ値としています」という、読み返してもよくわからない記載がありました。たぶん…ですが、CPUが許容する最大数値(Core i5は64GB、Ryzen 5/Ryzen 7は不明確ですがおそらく64GB)まで搭載可能なのではないか、と思います。
SSDも全モデル512GBです。ただし、規格が少し違っていて、Intel版は「PCIe Gen4×4 NVMe M.2」、AMD版は「PCIe Gen3×4 NVMe M.2」となっています。この製品のCPU/GPU性能から見て、どちらでも十分に高速なものになっていると言えるでしょう。
ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD(1,920 × 1,080)解像度でリフレッシュレート144Hzと、ゲーミングノートとしては割と標準的な仕様です。
入出力ポートは少なめですね。USBが合計で3つ、HDMI、有線LAN、SDカードリーダーという構成ですが、USBポートはすべて伝送速度5Gbps(「Gen1規格」と考えていいです)なので、高速なものではありません。
2.Victus 15 筐体
直線的でシンプルなデザインながら、ヒンジまわりの造形などにゲーミングPCっぽい力強さのようなものを感じます。左右ベゼルは細いものの、下部ベゼルはかなりの厚みがありますね。
キーボードの拡大画像がありませんでした。そのため、ここで簡単にキーボードの仕様についてご説明します。「JIS標準準拠74キー、バックライト付き、キーピッチ:約18.7×18.4 mm、キーストローク:約1.5 mm」と開示されています。また、テンキーも装備されています(「74キー」にテンキーは含みません)。それと、バックライト色についての説明がありませんでしたが、RGBなのであればその旨製品ページでアピールされていると思いますので、シングルカラーでしょう。
背面です。凹凸のないシンプルな造形で、中央の「V」ロゴが目立ちます。筐体色は「パフォーマンスブルー」のみで、昨年発売されたVictus 16(筐体色セラミックホワイト)とはかなり雰囲気が異なります。筐体素材は不明ですが、製品ページに「たわみに強い堅牢なユニボディ」という記載があり、おそらく金属製だろうと思います。
側面と入出力ポートの配置です。ゲーミングノートとしてはあっさりした感じですよね。
3.Victus 15 価格など
HP Victus 15はHP公式オンラインストアで販売中で、価格はIntel版が税込み134,800円、AMD版が税込み139,800円から、となっています。また、この製品はウインタブ読者クーポンの対象で、(セール価格を含む)販売価格からさらに7%OFFで購入ができます。
4.関連リンク
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Victus 15(インテル) 製品詳細:HP
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