HPが13.3インチのコンバーチブル2 in 1「Elite Dragonfly」を発売しました。この製品は一応「法人向けPC」ということになっていますが、HP Directplusは個人でも問題なく法人向けPCを購入できます。ただし、カスタマイズ画面で「PCリサイクルラベル(追加 +0円)」を一緒にセットするようにしてください(でないと数年後に非常に厄介なことになります)。ご存じの方も多いと思いますが、Dragonflyというのは「とんぼ」のことです。HPのプレミアムPCにして重量999 gと超軽量の、個人でも購入したくなるような製品です。
1.スペック
法人向けということでOSはWindows 10 Proのみとなります。Home版は設定がありません。CPUは第8世代のCore i5-8265Uのみ、RAMも8GBのみ、ストレージは128GBもしくは256GBのSSDです。個人向けモデルと比較して派手さがないというか、CPUがIce Lake!とかRAM最大32GB!とか2TB SSD搭載可能!とか、そういった感じではありません。ただし、ビジネス用として使うのであれば十分だと思います。
ディスプレイは13.3インチのIPS液晶でFHD解像度、400cd/m²(nit)の明るいものがついています。また、4,096段階の筆圧に対応するワコムAES方式のスタイラスペン(別売り、税抜き10,000円)を使うこともできます。
さらに、2020年1月に追加される予定ですが、オプションで「HP Sure View(のぞき見防止用の内蔵プライバシースクリーン)」もセットできます。
通信まわりですが、Wi-Fi 6(ax規格)に対応します。対応するルーターなどをお持ちの場合は高速なデータ通信が可能となります。どうでもいいんですけど、最近私の自宅の光回線がめっちゃ低速なんで困ってます。なので私にはWi-Fi 6は今のところ意味がないように思われます。それと、LTEモデルが12月下旬に追加される予定になっています。最近はデータ通信用のSIMが非常に安くなっています(MVNOのもの)ので、できればLTEモデルにしたいところです。
カメラはプライバシーシャッターがつきます。最近は外資メーカーでこのように「物理シャッターでカメラをふさぐ」構造が増えています。
入出力ポートはUSB Type-Aが1つ、HDMI、そしてUSB Type-Cが2つで、Type-CはいずれもThunderbolt 3なので、規格としては文句なしです。超軽量マシンなので有線LANポートがなく、SDカードリーダーもありませんが、ここは仕方のないところかもしれません。
次にバッテリーです。この製品は2種類のバッテリーを選べるようになっていて、それは「重量」に大きく影響します。「軽いほう」が38Whrで、こちらを選べば晴れて重量が1 kgを切ります。一方で「重いほう」、56Whrを選ぶと重量は1.13 kgになります。ウインタブではメーカー公称のバッテリー稼働時間は「半分にして考える」のがいいと思っていますが、38Whrのほうでも7-8時間くらいは行けそうな気がしますね。
で、サイズです。重量999 gというほうに目が行ってしまいますが、タテ・ヨコもかなり小さめですね。横幅304.5 mmというのは13.3インチとして最小クラス(最小ではありません)ですし、奥行きが200 mmを切っているというのもすごいです。文句なしのコンパクトさと評価していいと思います。
2.筐体
サイズ(寸法)を見ればわかるとおり、筐体が小さいのでベゼルも非常に細くなっています。
天板です。ロゴはHPのプレミアム用のものが使われています。筐体素材はCNC加工のマグネシウムで、筐体色は「ドラゴンブルー」という新色が使われています。なんかHP製品としては少し新鮮な色かもしれません。
海外ニュースサイトから画像を引用させてもらいました。キーボードです。この画像では英語配列ですが、日本向けは「JIS標準、防滴、バックライト付き」となります。またキーピッチは18.7×18.7mm 、キーストロークは1.5-1.7mmと開示されていますので、十分に余裕のあるものになっていると思います。
HPのモバイルノートのキーボードは「Enterキーの右に一列ある」タイプが多いのですが、この製品はそうなっていないので、他メーカー製品からの買い替えをする人も使いやすいと思います。
それと、キーボード面の左右にスピーカーが見えますが、この製品はBang&Olufsenのクアッド(4)スピーカーを搭載していますので、音質は非常に高いものと思われます。ウインタブでは「HPのBang&Olufsen」はノートPCのスピーカーとしては最高レベルだと評価しています。
コンバーチブル2 in 1筐体なので、テントモードやタブレットモードなどに変形して使うことも可能です。ワコムAESペンが使えるので、タブレットモートでイラストやマンガなどを制作するのにも向くと思います。
3.価格など
HP Elite DragonflyはHP Directplusで販売中(出荷は11月下旬から)で、11月18日現在の価格は177,800円(税込み195,580円)から、となっています。また、この製品はウインタブ限定クーポンの対象になりますので、ここから4%OFFで購入が可能です。
CPUやRAM、ストレージのスペックを見ると、個人向けのPCよりもやや控えめに感じられますが、法人モデルとして堅牢な筐体を備え、超軽量に仕上げられているのは魅力的です。また、外観もHPのプレミアムモデルにふさわしい、美しいものになっていますので、個人向けPCとしても文句なし!と評価できると思います。
HP Sure ViewとLTEモデルが現状だと選べないので、これらの機能が必要な人は1月くらいまで待つ必要がありますが、「今すぐ欲しい」製品ではありますよね!
4.関連リンク
ウインタブ限定クーポンの対象になります。まずはこちら
ウインタブ専用リンク(クーポン)_法人向けPC
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HP Elite Dragonfly 製品詳細
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