富士通クライアントコンピューティング株式会社がノートPC「FMV Note C」を発売しました。「FMV」は製品名称の体系をリニューアルし、2025年春モデルからは従来の「LIFEBOOK」という名称が使われなくなり、シンプルな名称になりました。
Note Cは13.3インチサイズのモバイルノートで、メーカーによれば「若年層の感性とニーズを徹底的に反映したパソコン」で「日常の中で心地よく使えるパソコンを目指しました」とのことです。
1.スペック表
FMV Note C | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 5 134U/Core Ultra 7 164U |
RAM | 8GB/16GB(LPDDR5X-6400, オンボード) |
ストレージ | 256GB / 512GB SSD(PCIe Gen4) |
ディスプレイ | 13.3型(1,920 × 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi 7(a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力/PD対応)× 2、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 64Wh(動画再生 約13.6-15.1時間) |
サイズ | 297 × 210 × 13.9 mm |
重量 | 1,187 g |
2.バリエーションモデル
カタログモデル
Core Ultra 5/16GB/256GB/Office Home & Business 2024
カスタムメイドモデル
Core Ultra 5/8GB/256GB
Core Ultra 5/16GB/256GB
Core Ultra 7/16GB/512GB
※Officeの付属有無を選択可
3.コメント
OSはWindows 11 Homeのみ、CPUはCore Ultraシリーズ1のCore Ultra 5 134U/Core Ultra 7 164Uです。ともにAI処理チップNPUを内蔵していますが、Copilot+ PCの要件を満たす性能ではありません。また、メーカー製品ページではNote Cの性能面に関する記載は一切ありません。学校の勉強とか事務系の仕事では過不足ない性能を備えている、ということは間違いがなく、この製品のターゲットユーザーを想定すれば「くどくど説明する必要はない」ということだと思います(私もそれで正しいと思います)。
FMV Note Cの外観は「余計なノイズとなる要素を徹底的にそぎ落とし、シンプルな造形」になっています。
この画像は天板と底面ですが、ともに非常にシンプルで、特に底面に関しては4隅のゴム脚くらいしか目立ちません。実はこの製品「ファンレス」です。Core Ultra搭載機でファンレスというのは珍しいですよね。天板も隅っこにFMVのロゴが目立たない感じで表示されているのみ。
天板と底面だけでなく、全体的に突起が少なく、シンプルかつクリーンという感じの外観です。ディスプレイは13.3インチで解像度はWUXGA(1,920 × 1,200)で「高輝度・高色純度・広視野角」と開示されています。
これはキーボード面ですが、Note Cは「バイカラーデザイン」、つまり内側と外側の色が異なります。内側の色は「ミストグリーン、エクルベージュ、スモークグレー」の3色から選べます。また、キーボードの仕様は「キーピッチ約19mm/キーストローク約1mm/86キー、JIS配列準拠(かな表記なし)」と開示されていますが、「かな表記なし」のみの設定としたのは思い切ったなあ、と感じられますね。
側面と入出力ポートの構成です。FMVとしては異例なくらいにポート数が少ないです。まあ、確かにUSB Type-AとかHDMIとかLANポートはデザイン上「ノイズとなる要素」かもしれませんけど。ただ、確かにシンプルで美しいとは思います。
3.価格など
FMV Note Cのカスタムメイドモデルは富士通WEB MARTで販売中で、1月18日現在の価格は154,100円から、となっています。
4.関連リンク
FMV Note C:富士通WEB MART
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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