
DynabookがノートPC「dynabook XP9」、「dynabook XP6」、「dynabook XD5」を発表しました。Dynabookが注力している「セルフ交換バッテリー」を採用し、「個人向けのプレミアムモバイルノートPC」という位置づけの製品です。XP9とXP6はIntel Core Ultraシリーズ2 (Lunar Lake)搭載、XD5はDynabookとしては初となるSnapdragon Xシリーズ搭載で、すべてCopilot+ PC準拠です。
DynabookのノートPCには家電量販店などで販売されるカタログモデルと、Dynabook Directで販売されるWebオリジナルモデルがありますが、この記事ではWebオリジナルモデルの「XP/ZA (カタログモデルのXP9・XP6に相当)」と「XD/ZA (カタログモデルのXD/ZAに相当)」について説明します。
なお、ウインタブ読者は「特別サイト」の利用ができ、通常価格よりも安く購入できます。また、Dynabook Directでは現在「12月新商品発売記念セール」を開催しており、通常価格からさらに8,800円OFFとなります (2026年1月19日まで。無料の会員登録が必要です)。
ID:dyna204cls / パスワード:T8Y7GRSV
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro ※XD/ZAはHome版のみ |
| CPU | Core Ultra 5 226V/Core Ultra 7 258V Snapdragon X Elite X1E-78-100 Snapdragon X Plus X1P-42-100 |
| RAM | 16GB/32GB ※XD/ZAは16GBのみ |
| ストレージ | 512GB/1TB SSD (PCIe 4.0対応) ※XD/ZAは512GBのみ |
| ディスプレイ | 14インチ (1,920 × 1,200) ※高輝度・高色純度・広視野角 |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (Thunderbolt 4)✕2 USB 3.2 Gen 1 Type-A✕2 HDMI、LAN (RJ45) microSDカードリーダー オーディオジャック ※XD/ZAのみUSB4ポートはThunderbolt 4でない |
| カメラ | Webカメラ(500万画素) ※XD/ZAは200万画素 ※顔認証対応 |
| バッテリー | 動画再生 約15時間 ※XD/ZAは約16時間 |
| サイズ | 312.4×222.5×18.7-18.9 mm |
| 重量 | 958 -971 g |
バリエーションモデル
Webオリジナルモデル
・XP/ZA:OSはHome版とPro版を選択可、CPUがCore Ultra 5の場合はRAM16GB/SSD512GB、Core Ultra 7の場合はRAM32GB/SSD1TB、Officeの付属有無を選択可
・XD/ZA:OSはHome版のみ、CPUをSnapdragon X Elite/X Plusから選択可、RAM/SSDは16GB/512GB、Officeの付属有無を選択可
カタログモデル
・XP9/A:Core Ultra 7/32GB/1TB/Office
・XP6/A:Core Ultra 5/16GB/512GB/Office
・XD5/A:Snapdragon X Plus/16GB/512GB/Office
※OSはWindows 11 Home
※全モデルOffice Home&Business 2024付属
2. CPU/RAM/ストレージ
CPUはXP/ZAがIntel Core Ultraシリーズ2 (Lunar Lake)のCore Ultra 5 226V/Core Ultra 7 258Vです。Lunar LakeはCPUとRAMが一体化した構造のため、Core Ultra 5 226VはRAM16GB、Core Ultra 7 258VはRAM32GBのみとなります (購入後の増設・換装もできません)。SSDはCore Ultra 5モデルが512GB、Core Ultra 7モデルが1TBで、購入後の増設・換装が可能かどうかは不明です。
XD/ZAのCPUはQualcomm Snapdragon X Elite X1E-78-100/Snapdragon X Plus X1P-42-100で、RAMとSSDは16GB/512GBのみ、RAMはオンボードメモリのため、購入後の増設・換装はできません。SSDについては増設・換装の可否は不明です。
XP/ZA、XD/ZAとも高性能なNPUを内蔵するCPUを搭載しており、全モデルCopilot+ PC準拠です。
3. ディスプレイ

この画像はカタログモデルXP9のものです。XP/ZA、XD/ZAについても筐体色・筐体サイズ・外観はほぼ同じなので、この記事ではXP9の画像を使って説明します。
ディスプレイは14インチで解像度はWUXGA (1,920✕1,200)、「高輝度・高色純度・広視野角」という説明になっていましたので、発色品質は高いものと思われます。実際、ウインタブではDynabookの「高輝度・高色純度・広視野角」ディスプレイを何度もレビューしていますが、「非常にキレイ」と評価しています。なお、XP/ZA、XD/ZAのディスプレイはタッチ対応はしません。
4. 筐体

筐体はマグネシウム合金製で筐体色は「ダークテックブルー」と言います。14インチサイズながら超軽量で、XP/ZAは約958 g、XD/ZAは約971 gと、いずれも1キロを切っています。
また、筐体は非常に頑丈です。Dynabook独自の厳しい品質テストをクリアしており、MIL規格準拠のテストも実施予定とのことです。

超軽量モバイルノートPCとしては珍しく、バッテリーを自分で簡単に交換できる構造です (ノートPCのバッテリーは自分で交換できることがほとんどですが、多くの場合、作業が非常に面倒で、それなりに高いPC知識が要求されます)。
現在のノートPC用CPUは性能が高いので、2、3年程度で陳腐化することは考えにくく、「先にバッテリーがヘタる」ことも十分ありえます。簡単にバッテリーを交換できるXP/ZA、XD/ZAであれば長く愛用できそうですね。
キーボードは「86キー(JIS配列準拠)(バックライトキーボード)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm」と開示されています。キーピッチには余裕があり、キーストロークも標準~やや深めくらいですね。また、タッチパッド下には物理クリップボタンがついています。ウインタブの経験上、Dynabookのキーボードは気持ちよくタイピングができる、出来の良いものです。

側面とポート構成です。USBポートは合計で4つあり、2つのUSB Type-CポートはいずれもUSB4かつThunderbolt 4規格です (XD/ZAのみはUSB4規格ですがThunderbolt 4規格ではありません)。他にはHDMI、microSDカードリーダー、有線LANポートがあります。
有線LANやmicroSDカードリーダーといったポートを備えていたり、キーボードのタッチパッド部分に物理クリックボタンがついていたり、バッテリーが交換可能だったりと、重さ1キロを切る超軽量モバイルノートであってもユーザーの利便性をしっかり確保しているところがDynabookのすごいところだと思います。
5. 価格など
dynabook XP/ZA、XD/ZAはDynabook Directで販売中です。また、カタログモデルのdynabook XP9、XP6、XD5は12月19日から順次発売、となっています。
ウインタブ読者は「特別サイト」の利用ができ、通常価格よりも安く購入できます。また、Dynabook Directでは現在「12月新商品発売記念セール」を開催しており、通常価格からさらに8,800円OFFとなります (2026年1月19日まで。無料の会員登録が必要です)。
少しややこしくなりました。つまり、ウインタブ読者は「Dynabook Directの無料会員登録をし、特別サイト経由で購入する」のが最もお買い得です。この際の価格はXP/ZAが177,980円から、XD/ZAが157,080円から、となります。国内大手メーカーのCopilot+ PC準拠の超軽量モバイルノートとしては「とてもお買い得」だと思います。
6. 関連リンク
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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