Dynabookがモバイルノート「dynabook RZ Special Edition(RZ/EX)」を限定販売します。この製品はDynabookの14インチモバイルノート「RZシリーズ(カタログモデルはRシリーズ)」の「特別仕様」で、東京ゲームショウ2024(ビジネスデイは9月26日から、一般公開日は9月28日・29日。@幕張メッセ)に合わせての発表となりました。
「今年もやるのか…」と思われた方もいると思います。実は昨年も同名の「dynabook RZ Special Edition」というのが東京ゲームショウに合わせて発表されました。2024年モデルのSpecial EditionはベースモデルのCPUが新しくなっただけでなく、人気のドラマチックRPG「ヘブンバーンズレッド」とのコラボモデルになりました。
なお、ベースモデルのdynabook R9についてはこちらの記事をご参照下さい。
dynabook R9(R9/X)- 国内メーカー初のCore Ultra搭載機、Dynabookモバイルノートのフラッグシップモデルです
1.概要
スペック表
dynabook RZ Special Edition(2024) | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 7 155H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(LPDDR5X-6400) |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe 4.0対応) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIGZO(1,920 x 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 動画再生 約11時間 |
サイズ | 312.4×224.0×15.9 mm |
重量 | 999 g |
コメント
スペック表を見る限り、既存のdynabook R9/X(カタログモデル)/ dnyabook RZ/MXおよびRZ/HX(Webモデル)とほとんど同じですね。R9/Xとはストレージ容量が異なる(R9/Xは512GB)程度です。
RZ Special EditionはR/RZシリーズとしては最上位スペックの製品ですが、どこがスペシャルなのか、といいますと、まずはこのキーボードです。なんとビジネスモバイルノートたるR/RZシリーズのキーボードバックライトが5色になり、「ゲーミングPCっぽい」オーラを放っています。なお、このキーボードですが、2023年モデルは「この色でしか光らなかった」です。つまりバックライト色を任意に変更することは出来ませんでした。おそらく2024年モデルでもそれは変わらないと思います。
キーボードの左側です(画像加工して明るさとコントラストを調整しています)。このように、RZ Special Editionはキーボード面の左右にもスピーカーがあり、底面のぶんとあわせ、2Way4スピーカーを搭載しています。これはWebモデルのRZ/MXシリーズにはなく、RZ/HXシリーズのみに設定があり、カタログモデルでは最上位のR9/Xのみに設定されています(それ以外のモデルはキーボード面にスピーカーはありません)。
ヘブンバーンズレッドとのコラボ、ということで、たくさんのコラボグッズが同梱されます。「PCスキンシール(天板用)、ステッカー、マイクロファイバークロス、マウスパッド」です。
こういう天板のPCを使っている人、たまに見かけますよね…。私はやりたいと思いませんけど。
あと、ヘブンバーンズレッドとのコラボ壁紙が4種類プリインストールされています。
ヘブンバーンズレッドコラボ以外では、Adobe Creative Cloudコンプリートプランの1カ月無料体験版(14日間の体験版なら普通にWebにありますけどね)とPowerDirector 365の20%OFFクーポン(私は以前からこれを使っていて、natsukiさんにも購入してもらいましたが、つい先日いままで無料で使えた機能をOTAアップデートで有料化する、という高等技術を見せてくれました。真剣に乗り換えを検討中です)がもらえます。…珍しくディスっちゃった…。RZ Special Editionに罪はないです。
2.価格など
dynabook RZ Special Edition(2024)は9月26日10:00からDynabook Directで販売が開始され、価格は262,680円です(これはゲスト価格です。Dynabook Directの無料会員になれば、10%~20%くらい安くなります)。2023年モデルは「限定50台」の販売でしたが、2024年モデルは「限定135台」とのこと。ヘブンバーンズレッドのファンからも人気が出ると思いますので、比較的早く売り切れてしまうかもしれないですね。
ゲーミングPCっぽさを感じるSpecial Edition、2024年モデルはCPUがCore Ultra 7 155Hになりましたので、PCゲームもある程度快適にプレイできるのではないか、と思います(ウインタブのテストではCore Ultra 7 155HはGeForce GTX1650に近いグラフィック性能を備えています。RAMも32GB積んでますしね)。
3.関連リンク
dynabook RZシリーズ Special Edition:Dynabook Direct
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。