Dynabookがコンバーチブル2 in 1「dynabook Vシリーズ」を発表しました。従来モデルから筐体サイズなどは変わっていませんが、CPUが第12世代となりました。もともとVシリーズは「13.3インチサイズで重さ1キロ切り」という、コンバーチブル2 in 1タイプのモバイルPCとしては「超軽量」と言っていいサイズ感で、筆圧対応(ワコム)のペン入力も可能と、様々な用途で快適に使える製品です。
なお、Vシリーズには家電量販店などで販売されるカタログモデルの「V6/V、V8/V」と、Dynabook Directで販売されるWebオリジナルモデルの「VZ/HV」がありますが、ここではWebオリジナルモデルのVZ/HVを中心にご紹介します。
1.dynabook Vシリーズ スペック
dynabook V6/V、V8/V、VZ/HV | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-1240P / Core i7-1260P |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB/32GB(LPDDR5-5200) |
ストレージ | 256GB / 512GB/1TB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチIGZO(1,920 x 1,080)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.1 Gen1 Type-A、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | イン92万画素(顔認証対応)/アウト800万画素 |
バッテリー | 稼働時間 22-24時間 |
サイズ | 303.9 × 197.4 × 17.9 mm |
重量 | 979 g |
バリエーションモデル
カタログモデル
・V6/V:Home/Core i5/8GB/256GB
・V8/V:Home/Core i7/16GB/512GB
※左からOSバージョン/CPU/RAM/SSD
※Office Home&Business 2021付属
Webオリジナルモデル
・Home/Core i5/16GB/512GB
・Home/Core i7/16GB/1TB
・Home/Core i7/32GB/1TB
・Pro/Core i5/8GB/256GB
・Pro/Core i5/16GB/512GB
・Pro/Core i7/8GB/256GB
・Pro/Core i7/16GB/512GB
※左からOSバージョン/CPU/RAM/SSD
※Office Home&Business 2021付属有無を選択可
コメント
以下、WebオリジナルモデルのVZ/HVについてご説明します。OSはHome版とPro版を選択できますが、例えばRAM8GBはPro版OSにしないと選択できないといった、システム構成上の制約がありますし、。CPUは第12世代(Alder Lake)のバランスタイプ、Core i5-1240P/Core i7-1260Pです。なお、メーカーによると、他のDynabook製品にも使われている、CPU性能を最適に引き出すことのできる独自技術「dynabookエンパワーテクノロジー」はこの製品にも搭載されており、特に「Windows 11 22H2(最新バージョンのWindows 11)」に最適化されている、とのことでした。
RAMは最低で8GB、最大で32GBですが、8GBというのは「ビジネス用」と割り切られているためかPro版OSモデルにしかなく、逆に32GBはHome版OSモデルにしかありません。32GBというのはクリエイターの利用を視野に入れた構成と言えますね。
ストレージは最低で256GB、最大で1TBです。こちらも選択するOSによって制約があり、256GBはPro版OSモデルのみで選択可能、1TBはHome版OSモデルのみで選択可能です。
ディスプレイは13.3インチのFHD解像度、発色品質の高いIGZOパネルが採用されています。また、このディスプレイは4,096段階の筆圧対応のペン入力が可能で、ペンも付属します。Dynabookのペン入力性能は旧東芝時代から定評がありますので、絵描きさんも納得のペン入力性能になっていると思います。
2.dynabook Vシリーズ 筐体
外観や筐体サイズ・重量は従来モデルから変更がありません。13.3インチの「クラムシェルノート(普通のノートPC)」で重量1キロを切るものは珍しくなく、中には600 g台の製品なども見受けられますが、コンバーチブル2 in 1筐体で重量1キロを切るものはそんなに多くはありません(ただし、Vシリーズが市場で最軽量というわけではありません)。
カタログモデル、Webオリジナルモデルとも、筐体色は「ダークブルー」のみです。また、MIL規格準拠のテスト9項目をクリアした、堅牢なものになっています。
キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)バックライトキーボード、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm」と開示されています。Dynabookは日本メーカーなので、キートップに僅かなくぼみを作って指のかかりを良くしたり、キーの印字(アルファベット)をキートップ中央に配置するなど、非常に細かい作り込みがなされており、使用感が非常によくなっています。
側面と入出力ポートの配置です。USB Type-C(Thunderbolt 4)が2つ、USB Type-Aが1つ、そしてHDMIにmicroSDカードリーダーと、軽量なモバイル2 in 1としては充実した構成になっていると思います。ただし、同じDynabookのクラムシェルノート(G/GZシリーズなど)に備わっている有線LANポートはありません。
テントモード(画像左)やタブレットモード(画像右)にして使うこともできます。この製品はディスプレイの発色が高く、高品質なペン入力ができますので、動画視聴やイラスト・マンガなどの制作も快適にこなせそうですね。
3.dynabook Vシリーズ 価格など
dynabook VZ/HV(Webオリジナルモデル)はDynabook Directで販売中です。また、カタログモデルのV6/V、V8/Vは11月18日の発売予定となっています。
Webオリジナルモデルのほうがシステム構成の選択肢が多いこと、およびウインタブ読者は「クローズドサイト」で通常価格よりもずっと安く購入できることから、ウインタブとしてはWebオリジナルモデルのほうをおすすめします。
WebオリジナルモデルVZ/HVの11月16日現在の価格は税込み171,380円から、個人向けのメインPCとして使うのに良さそうな「Home版OS/Core i5/RAM16GB/512GB SSD」というモデルは税込み176,880円、クリエイターの人にも向く「Home版OS/Core i7/RAM32GB/1TB SSD」モデルなら税込み213,180円です(すべてクローズドサイトの価格です)。Dynabook Directは「通常価格」だとお高めに感じられるのですが、会員登録をしたり、クローズドサイトを利用すると、非常に大きな割引が受けられます。ウインタブが確認した限り、VZ/HVを最も安く購入できるのは「クローズドサイト経由」でした。
dynabookが手掛けるモバイル2 in 1、ビジネスマンにも学生さんにも、そしてクリエイターの人にもおすすめです。
4.関連リンク
この製品は「クローズドサイト」から安く購入ができます。クローズドサイトのアクセスにはIDとパスワードが必要です。
【特定サイト限定】クローズドサイト
ID :dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
上記クローズドサイトの画面上部にある検索窓に「VZ/HV」と入力して検索すると簡単に製品を探せます
コメント
せっかくOS、CPU、メモリ、ストレージを選べるんだから、
組合せに制限を設けなくてもいいのに・・・
と思ってしまいます。
製造上の制約があるんですかねえ。