Dynabookがモバイルノート「R9(R9/X)」を発表しました。Rシリーズはディスプレイサイズが14インチの、Dynabookモバイルとしては上位に位置する「プレミアムモバイルノートPC」です。この製品にはカタログモデルのRシリーズとWebオリジナルモデルのRZシリーズがありますが、2月14日時点でRZシリーズのニューモデルはまだリリースされていませんので、この記事ではまずRシリーズについてご紹介します。
1.スペック
スペック表
dynabook R9 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 7 155H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(LPDDR5X-6400) |
ストレージ | 512GB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 x 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 動画再生 約11時間 |
サイズ | 312.4×224.0×15.9 mm |
重量 | 1.05 kg |
コメント
ここでご紹介しているのはカタログモデルのため、単一バリエーションです(WebオリジナルモデルではCPUやRAM、ストレージなどに豊富なバリエーションが設定されると思います)。
スペック面で最も注目したいのはCPUですね。「国内大手メーカーとしては初めて」Core Ultra 7を搭載しています。RAMは32GBと大容量で、おそらく「Core Ultra 7によるローカルでのAI処理の実現」を視野に入れたものかと思われます。ストレージは512GBです。CPUやRAM、SSDについてはWebオリジナルモデル(RZシリーズ)ではもう少し幅が出る(Core Ultra 5や異なるRAM/SSD容量)ものと思われます。
ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,200、IPSとかIGZOというメーカー表記はありませんが、「高輝度・高色純度・広視野角」および「sRGB比100%」という説明になっていました。
2.筐体
筐体サイズと外観は従来モデルから変更がありません。マグネシウム合金製の筐体は14インチサイズで重量1.05 kgと超軽量です。
キーボードです。ここ、従来モデルからちょっと変わっています。「Copilotキー」がつきました(右下の左矢印キーの左、従来モデルではCtrlキーでした)。もちろんCopilotキーはCtrlキーとしても使えます。
それと、Rシリーズの従来モデルには「R8」という下位モデルと「RZシリーズ」というWebオリジナルモデルがありますが、R9およびRZシリーズの一部モデルのみ「2Way4スピーカー」搭載です。この画像でもキーボード面左右にスピーカーグリルが見えます。
側面と入出力ポートの配置です。超軽量なモバイルノートであっても入出力ポートの構成を端折らないのが国内大手メーカーのすごいところで、R9も4つのUSBポート(うち2つはThunderbolt 4)、HDMI、有線LAN、microSDカードリーダーと、充実した構成です。
3.価格など
dynabook R9/Xは4月下旬の発売予定で、市場想定価格は29万円台半ば、とのことです。なお、この価格にはMicrosoft 365 Basic(100GBクラウドストレージ1年間無料)、Microsoft Office Home & Business 2021を含みます。
発売までまだ少し間がありますので、Webオリジナルモデルの発売ももう少し先になるでしょうね。Webオリジナルモデルが発売されたら、改めて記事にしたいと思います。
4.関連リンク
dynabook R9:Dynabook