DynabookがノートPC「dynabook G6/W・G8/W」を発表しました。13.3インチで重さ800 g台の超軽量モバイルノート「Gシリーズ」のニューモデルで、従来モデルからの変更点は多くありませんが、CPUが最新世代のものになっています。
1.dynabook G6/W・G8/W スペック
スペック表
dynabook G6/W、G8/W | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1340P/Core i7-1360P |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(LPDDR5-4800) |
ストレージ | 256GB/512GB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチIGZO(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.1 Gen1 Type-A × 2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 駆動時間 約24.0時間 |
サイズ | 306.0 ×210.0 × 17.9 mm |
重量 | 875-879 g |
バリエーション
・G6:Core i5/8GB/256GB
・G8:Core i7/16GB/512GB
コメント
dynabook Gシリーズには家電量販店などで販売されるカタログモデルとDynabook Directで販売されるWebオリジナルモデルがあります。今回ご紹介するG6/W・G8/Wはカタログモデルのほうで、Webオリジナルモデルは「GZ~」という名称になります。
ウインタブ読者には注文時に細かくシステム構成を決められるWebオリジナルモデルのほうがいいのでは?と思いますが、5月18日現在だとWebオリジナルモデルの方はまだニューモデルになっていませんので、ここではカタログモデルに絞ってご紹介します。
と、いうことで、G6/W、G8/Wとも単一バリエーションです。Core i5を搭載するのがG6/WでRAMは8GB、SSDは256GB、Core i7を搭載するのがG8/WでRAMは16GB、SSDは512GBです。例えば「Core i5でいいんだけどRAMは16GBにしたい」という場合はWebオリジナルモデルの発売を待ちましょう。
ニューモデルの最大の変更点はCPUの型番です。第13世代(Raptor Lake)のバランスタイプ(P型番)となりました。Core i5/Core i7ともモバイルノート用としては性能が高く、グラフィック設定を落とす前提であればオンラインゲームのプレイも可能です。
ディスプレイは13.3インチの「IGZO」で、解像度は1,920 × 1,080(アスペクト比16:10)です。発色品質は非常に高く、ほとんどの人が満足できるものだと思います。なお、Dynabookのモバイルノートには「Rシリーズ(WebオリジナルモデルはRZ~という名称です)」があり、こちらは14インチで解像度1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)となっていますので、少し大きめで流行りの16:10ディスプレイにしたい、という場合はRシリーズがおすすめです。
2.dynabook G6/W・G8/W 筐体
筐体は従来のGシリーズと全くの同寸で、外観もほぼ同じ(というか「全く同じ」に見えます)です。GシリーズはDynabookのモバイルノートでは「プレミアム」という位置づけになっており、筐体素材はマグネシウム合金、重量は900 gを切る超軽量な製品です。
天板です。中央にdynabookのロゴがあるのみのシンプルなデザインです。また、この筐体は軽いだけでなく、MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した9項目の耐久テストをクリアした、堅牢なものになっています。
キーボードは「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm」と開示されています。Dynabook製品はウインタブでも何度も実機レビューをしていますが、キーボードの使いやすさは素晴らしいです。キートップに0.2 mmのくぼみがあり、指のかかりが良くなっていますし、キーボード面の剛性感も高く、気持ちよくタイピングができます。
ヒンジは180度開口します。また、キーボードショートカット(Ctrl+Alt+↑など)で簡単に画面を反転させることができますので、ミーティングの際に向かい側にいる人と画面共有するのに便利です。
側面と入出力ポートの配置です。DynabookのノートPCはポート構成が充実しているものが多いですが、G6/W・G8/Wもその例に漏れず、USBが合計で4つ、うち2つがThunderbolt 4、HDMIに有線LAN、そしてmicroSDカードリーダーと、超軽量ノートとは思えないくらいの構成になっています。
筐体色はこれまで掲載してきたオニキスブルーのほかにパールホワイトが選べます。
3.dynabook G6/W・G8/W 価格など
dynabook G6/W・G8/Wは5月19日から順次発売される予定で、店頭予想価格はG6/W(Core i5)が税込み23万円台半ば、G8/W(Core i7)が税込み27万円台半ば、となっています。なお、この価格にはMicrosoft Office Home&Business 2021およびMicrosoft 365 Basic1年分が付属します(Microsoft 365 BasicはOnedrive100GBとOutlookメールアドレス、およびチャット、コールバックによるサポートが受けられるサブスクリプションサービスです)。
記事中でもご説明しましたが、近日中にはWebオリジナルモデル(GZシリーズ)の販売も開始されるものと思います。Dynabook Directは会員登録(無料)をすれば大きな割引が受けられますので、GZシリーズ発売の際にはG6/W・G8/Wよりも安くなるのではないか、と思っています。
4.関連リンク
dynabook G:Dynabook公式サイト