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GALLERIA GCR1650GF レビュー - 税抜きで10万円を切るエントリー・ゲーミングノート。カジュアルゲーマーにもクリエイターにもビジネスマンにもおすすめできます!(実機レビュー)

GALLERIA GCR1650GF
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。いまさらながら私も最近オンラインゲームで遊ぶようになりました。ウインタブは発足当時「Windowsタブレット専門」のサイトだったんですが、ゲーミングノートに関しては比較的早い時期から実機レビューをさせてもらっています。そのきっかけを作ってくれたのがドスパラです。ゲーミングノートというのはノートパソコンとしては抜群に高性能な製品ジャンルです。なので、ガジェット好きとしては「手にとってみたい」という欲求が出てきまして、恐る恐るドスパラに「GALLERIAをレビューさせてください」とお願いしたのがウインタブでゲーミングノートの紹介をするようになったきっかけです。

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さて、今回レビューする「GALLERIA GCR1650GF」は、GALLERIAシリーズとしてはエントリークラスのゲーミングノートで、税抜価格は10万円を切ります。ゲーミングノートのレビュアーとして、また超初心者ゲーマーとして、楽しく試用させてもらいました。

1.スペック

GALLERIA GCR1650GF スペック表
最初にスペックを確認します。ドスパラはBTOメーカーなので、注文時に構成のカスタマイズが可能です。この製品ではOSのバージョン、RAMとストレージの容量を変更することができます。「標準構成の税抜き99,980円だとどんな構成になるのか」というのが気になりますが、

Core i5/GTX1650/RAM16GB/512GB SSD

です。RAMに関しては「無料アップグレードキャンペーン」により16GBに増量されていますし、ストレージも標準で512GBありますので、とりあえずカスタマイズの必要はない、と言えます。予算に余裕があるのなら1TB SSDにしておくとより安心でしょう。

CPUのCore i5-9300HとGPUのGeForce GTX1650の組み合わせは、2019年11月の水準だと、ゲーミングノートとしてはエントリークラスということになります。実際にどのくらいのパフォーマンスになるのかは後述しますが、個人的には「カジュアルゲーマーならこれで全く問題なし」と考えます。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、ノングレア液晶(ゲーミングノートはほぼすべてノングレア液晶です)になっています。また、ドスパラではディスプレイ形式を開示していませんが、実機を確認した結果、ほぼ間違いなく視野角の広いIPS相当の液晶が使われています。

入出力ポートはGALLERIAらしく充実しています。特に映像出力専用のポートが3つもある、というのがすごいですね。イヤホンジャックとマイクジャックもそれぞれ独立して装備します。有線・無線LANも当然装備していますが、さすがにKILLERなどのチップは使われていません。

サイズは「横幅だけは小さい」です。これは最近のゲーミングノートによく見られる傾向で、ディスプレイ面をナローベゼル化する、という目的もあると思われます。

GALLERIA GCR1650GF システム情報

GALLERIA GCR1650GF ストレージ情報
GALLERIA GCR1650GF GPU情報
レビュー機のシステム構成です。Core i5-9300H/GTX1650/RAM16GB/512GB SSDと、スペック表と同じ、全くの標準構成でしたが、OSのみPro版に変更されていました。

2.筐体

GALLERIA GCR1650GF ACアダプター
レビュー機は未開封の新品ではなく、本来付属すべき冊子類などはついていませんでした。GALLERIAの場合、少なくとも「はじめにお読みください」という小冊子、スタートアップガイド(一枚もののペーパー)、保証書などが付属すると思います。

レビュー機に同梱されていたのはACアダプターのみでした。120Wで実測重量は573 gと、ゲーミングノート用としては比較的小さめで軽量(スタンダードノート用としては大型で重いです)です。

GALLERIA GCR1650GF 天板
天板は「完全無地」で、GALLERIAのロゴすらなく、模様や突起もありません。素材はおそらくプラスティック製と思われますが、少ししっとりした感触で質感は悪くありません。

GALLERIA GCR1650GF 底面
底面です。画像の下側が開口部(手前側)ですが、左右にスピーカー穴が見えます。この製品は2スピーカーで底面に配置されています。また、大きめの通気口が目立ちますが、ユーザーがメンテナンスできる開口部(ハッチ)はなく、バッテリーも着脱式ではありません。最近のゲーミングノートはほとんどがこういう構造になっています。

GALLERIA GCR1650GF 右側面
右側面です。画像左からSDカードリーダー、USB 3.1 × 2が配置されています。

GALLERIA GCR1650GF 正面
前面にはポート類やボタン類はありません。

GALLERIA GCR1650GF 左側面
左側面です。画像左からセキュリティロックスロット、有線LANポート、USB 2.0、マイクジャック、イヤホンジャックが装備されています。

GALLERIA GCR1650GF 背面
背面です。ゲーミングノートらしく背面にも多くのポートがあります。また、通気口もゲーミングノートらしく大型で目立つデザインです。なお、黄色い鳥は付属品ではありません。

GALLERIA GCR1650GF 背面
背面のポートを拡大してみました。画像左からminiDP × 2、HDMI、USB Type-C、そしてDC-INが装備されています。背面には主に映像系ポートがある、ということになります。

GALLERIA GCR1650GF キーボード
キーボードです。GALLERIAのキーボードは個性的で、SteelSeries製だったり、独自の光学式スイッチを採用していたりするのですが、この製品のキーボードは比較的オーソドックスですね。Windowsキーも普通に左側にありますし。配列は日本語ですが、Enterキーの周辺を見ていただくと英語配列の面影があるのがわかると思います。その意味では「Enterキーの周辺および方向キー付近」の配列にクセがあり、少しだけ慣れを必要とするところはあります。

GALLERIA GCR1650GF キーボード
バックライトはRGB(カラフルなもの)です。ただしPer-Key(個々のキーのバックライト色を変更できる)ではなく、左側とか中央とか、各セグメント別に色を指定できる機能があります。派手なのはイヤ、という人は単色で光らせることもできますし、もちろんバックライトをOFFにすることも可能です。

GALLERIA GCR1650GF キーボード
キートップはフラットで、特に加工は施されていません。

GALLERIA GCR1650GF 正面
すいません、左側に高速で移動している物体がありますが、気にしないでください。正面から見たところです。ベゼル幅が細く、いま風といいますか、カッコいいデザインだと思います。なお、撮影のため、ディスプレイ輝度を落としています。

GALLERIA GCR1650GF ヒンジ最大開口
ヒンジを最大開口したところです。いつもレビューでこのアングルからの画像を掲載していますが、要するに「水平位置(180度)まで開くかどうか」というのをチェックしています。この製品の場合、開口角度はかなり大きめですが、水平位置までは開きません。当然のことながら、ゲームプレイにせよ、その他の作業にせよ、実用上なんの問題もありません。

ひと通り筐体をチェックしてみました。GALLERIAとしては低価格な製品ながら、質感はよく、安っぽさは皆無です。また、GALLERIAらしい豊富な入出力ポートであるとか、美しいバックライトのキーボードとか、いいところはしっかり受け継がれているという印象です。もともとGALLERIAはそんなに奇抜なデザインのゲーミングノートではなく、どちらかと言うと「質実剛健」な製品シリーズですから、使う人や場所を選びません。ドスパラ公式サイトにあったレビューに、女性と思われる方が仕事用に購入され、大変満足しているというものも見受けられましたが、実機を目の前にして、私も「なるほど、そうだよね」と感じた次第です。

3.使用感

Gaming Center

LenovoであればLenovo Vantage、ASUSであればAromoury Crateという具合に、ゲーミングノートにはメーカーのオリジナルアプリが入っていることが多いです。この製品にもオリジナルかどうかはわかりませんがGALLERIA用のアプリ「Gaming Center」がプリインストールされています。多機能なアプリですが、ここではその機能の一部をご紹介します。

GALLERIA GCR1650GF
まず、キーボードバックライト色の設定ができます。最大7セグメント(キーボード面を7分割して、それぞれに好みの色を割り当てられる)までの調整が可能ですし、レディメードのイルミネーション機能もありますので、雰囲気のあるゲームプレイが楽しめると思います。筐体説明で書いたこととの繰り返しになりますが、Per-key(個々のキーの配色を自由に設定できる)ではありません。また、ビジネス利用時はおとなしい単色に設定できますし、オフにすることも可能です。

GALLERIA GCR1650GF
ファンの風量を設定する画面です。クロックアップなどの機能はありません(というかそもそもCPUがクロックアップに対応していない)が、「オフィスモード」「ゲームモード」に設定ができ、ファンの風量を調整することができます。GALLERIA名物「ターボモード」もしっかりついてます(いや、これ特に使わなくても大丈夫か、と。ファン音がすごいことになっちゃうんで…)。

GALLERIA GCR1650GF
システムモニターの機能もあります。

GALLERIA GCR1650GF
利用シーンに応じたディスプレイモード(標準、ゲーム、ビデオなど)の切り替えやWindowsキーの無効化など、必要な設定全てとまではいきませんが、細かい部分も調整ができるようになっています。

ディスプレイ

この製品は15.6インチのFHD解像度のディスプレイを装備しています。また、メーカー側で開示はしていませんが、スペック説明のところで書いたとおり、視野角が広く、ほぼ確実にIPS相当のものが使われていると思います。

いつものように、ブラウザーのEdgeを開き、「花」を画像検索して、手持ちの13.3インチモバイルノートや23.8インチのモニター(IPS液晶、FHD解像度)のディスプレイと比較してみました。これらのディスプレイとの比較では、輝度がやや低く、発色もそれほど良くないと感じました。個々の色、花らしく鮮やかな赤とか黄色がややくすんで見えます。輝度が低めなのと発色にメリハリがないことによって、そう感じられたんですね。ただ、GALLERIAとしては低価格なこともあり、この程度は仕方ないとは思います。

私の視力だと、他のディスプレイと並べてガン見する、ということをしなければ、特に品質が低いとは感じられないようなものではあります。繊細な色の識別をする必要がある、という使い方でなければそれほど気にする必要はないかもしれません。IPS相当のディスプレイではあるので、ノートPCとしては十分使いやすいものになっています。

キーボード

アルファベットキーのキーピッチは手採寸で上下左右に約18.5 mm、キーストロークは若干深めくらいです。また、キー間隔は一般的なノートPCよりやや広く、したがってキートップのサイズはやや小さめです。

GALLERIAの上位モデルのようにSteelSeries製だったり光学式スイッチが採用されていたりということはなく、特別な構造にはなっていないと思います。しかし、GALLERIAらしいというか、多少強打してもたわんだりしない頑丈さを備えていますし、やや深めのキーストロークで確実に打鍵ができます。また、頑丈さのトレードオフなんでしょう、打鍵音も静かです。

あとはGaming Centerのところで説明したとおり、細かく調整可能なRGBバックライトが装備されています。バックライトの輝度も4段階に調整でき、ゲームプレイ時だけでなく、お仕事で使う際にも非常に便利だと思います。

スピーカー

GALLERIA GCR1650GF
この製品は底面にステレオスピーカーを搭載し、音響ソフトウェアにはSound Blaster Connectを使っています。

筐体サイズが15.6インチということもあり、そのままでもある程度は聴けますが、ハードウェア(スピーカー)の品質はそれほど高くはありません。ややこもり気味の音質で、メリハリも感じられません。

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Sound Blasterによる補正を行えば音質は数段改善しますが、いまひとつクリアな感じにならず、若干こもり気味のまま低音や高音が強調されますので、やや人工的、という感じです。実用品としては十分な品質を確保していると思いますし、仕事をしながらのBGMとしては十分に使えると思いますが、より迫力ある音楽やゲームプレイを楽しみたいのなら外部スピーカーやイヤホンを使うほうがいいでしょう。

バッテリー

いつも主張していることですが、ゲーミングノートのバッテリー稼働時間に過度の期待をするのはナンセンスです。しかし、非ゲーミング用途で、Webブラウジングやテキストライティング、簡単な画像加工など、ビジネス利用をする場合の目安として、バッテリー稼働時間をテストしてみました。したがって、GeForce GTX1650が仕事をしていない状況でのテストということになります。

「ディスプレイ輝度を100%、バックライト輝度を100%にしてブラウザーでYouTubeの音楽をボリューム30%程度で流しつつ、テキストエディタを使用してのテキストライティングとWebブラウジング、画像加工ソフトGIMPを使っての簡単な画像加工などをトータルで1時間」ほどやって、バッテリー消費は23%でした。つまり、この使い方だと4時間以上バッテリーで稼働できることになります。また、ディスプレイ輝度を落としたり、音楽を消したりすればさらに稼働時間が伸びる可能性もあります。これはゲーミングノートとしてはかなり立派です。モバイルノートとは比べられませんし、この製品を毎日持ち歩くという使い方は想定しにくいですが、ら出先で半日くらいなら十分作業できそうですね。

ゲームプレイ

GALLERIA GCR1650GF

クリックで拡大します

えー、いまだにCS:GO(Counter-Strike:Global OffensiveというFPSゲーム)でボット撃ちをしている私がゲームプレイについて簡単にレポートします。CS:GOは大人気のFPSゲームですが、あまり高いPCスペックを要求しません。要するに比較的軽量ということです。もちろん外部GPU非搭載のPCだとまともに動かないと思いますけどね。

上の画像はボット撃ちをしているところですが、画面の右下のFPSが216と表示されています。プレイ中は150~220くらいで推移していました。この水準だと非常に快適にプレイができます。またこの製品のディスプレイのリフレッシュレートは60 Hzと、ゲーミングノートとしては決して高いとは言えませんので、CS:GOをプレイするにはやや低品質である、ということができます。ただ、このクラスのゲーミングノートは上級ゲーマーは購入しないと思いますので、ゲーム初心者であるとかカジュアルゲーマーであれば、CS:GOくらいならごく快適に楽しめると思います。

スクリーンショットを取り忘れてしまいましたが、デフォルトでも概ね高画質に設定されていました。CS:GOよりも重量級のゲームもたくさんありますが、それらのゲームをプレイする場合は必要に応じて画質を落としてやれば十分プレイ可能だと思います。あと、「特定のゲームタイトルをプレイしたい」という明確な目的があってゲーミングノートを購入する場合はそのゲームの推奨スペックを見て、Core i5-9300HとGTX1650の組み合わせで問題なく動作するかを確認するようにしてください。

4.性能テスト

GALLERIA GCR1650GF ドラクエベンチ
参考:
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 20,217
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 20,113
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 19,882
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 19,838
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 19,178
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 17,330
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 13,638
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 12,074
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 9,330
Lenovo IdeaPad S540 Gaming Edition(Core i5-8265U、GTX1650): 9,060
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 8,335

GALLERIA GCR1650GF DDONベンチ
参考:
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 12,030
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 11,724
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 11,433
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 11,218
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 10,784
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 10,243
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 9,792
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 9,100
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 8,026
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 6,911
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 6,481

個別ゲーム「ドラゴンクエスト X」と「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)」のベンチマークテスト結果です。Core i5+GTX1650の組み合わせとしてはいずれも非常に高いスコアとなりました。この2つのテストはもう何年もウインタブで実施しているのですが、機種ごとのバラツキが大きく、特にドラクエのほうは外部GPU搭載機のテストとしては適当ではないと思っています(低スペック機のテストでは役立ちます)。簡単に言うと、「RTX2060搭載機なみ」のスコアが出ているので、テスト結果としては歓迎すべきものですが、他のテストの結果も見ておかなくちゃ、とは思います。

GALLERIA GCR1650GF 3D Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,219、16,668、35,109
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(i7-7700K、GTX1080):6,703、17,345、37,589
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(i7-9750H、RTX2060):6,566、15,229、36,469
Lenovo Legion Y740(15)(i7-9750H、RTX2070 Max-Q):6,508、14,067、36,491
MSI GP65 Leopard(i7-9750H、RTX2060):6,397、14,646、35,296
OMEN X by HP(i7-7820HK、GTX1080):6,283、15,476、30,804
MSI GL63 8SE(i7-8750H、RTX2060):6,205、14,838、33,985
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(i9-9980HK、RTX2060):5,850、13,667、28,140
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(i7-9750H、GTX1660Ti):5,610、12,852、34,583
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(i7-8750H、GTX1070):5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(i7-8750H、RTX2060):5,453、13,800、33,609
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(i7-7700HQ、GTX1070):5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(i7-7700HQ、GTX1070):5,257、13,233、29,845
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen7 3750H、GTX1660Ti):4,219、10,223、20,073
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(i7-8750H、GTX1060):3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,808、9,888、26,344
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164、26,019
GALLERIA GKF1060NF(i7-7700HQ、GTX1060):3,717、9,989、24,824
DELL G7(i7-8750H、GTX1060):3,703、9,743、26,843
GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(i5-7500、GTX1060):3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(i7-7700HQ、GTX1060):3,518、9,207、23,689
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen5 3550H、GTX1650):3,441、8,036、19,066
ASUS ZenBook 15 UX534FT(i7-8565U、GTX1650):2,988、6,789、20,260
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H、GTX1050Ti):2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(i5-8300H、GTX1050Ti):2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,449、6,852、20,453
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q):2,393、6,490、19,506
GALLERIA QSF965HE(i7-6700HQ、GTX965M):–、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(i7-7700HQ、GTX1050):1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(i5-7300HQ、GTX1050):1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

続いて3D Markです。このテストの結果はウインタブ的には納得しやすいものでした。GTX1650搭載機としてはほぼ標準的と言え、CPUがCore i5であることを考慮すれば「常識の範囲内で健闘している」と評価できます。他のGTX1650搭載機と大きな差はなく、一世代前の構成だと「Core i7+GTX1060」に近い感じのスコアですね。

GALLERIA GCR1650GF PC Mark

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参考:
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

PC Markはグラフィック性能だけでなく、表計算ソフトや画像加工ソフト、ビデオチャットなどのビジネスソフトの利用もシミュレートしている総合的なテストです。GPU性能も関係してきますが、どちらかというとCPU性能のほうが重視されています。つまり、Core i5-9300Hの性能が問われている、ということですね。

このスコアも「なんとなく妥当」と感じます。外部GPUなしのCore i7搭載機よりは高く、外部GPU搭載のCore i7機よりは低い、という感じでしょうか。ビジネス用にこの製品を使うのであれば、性能面に不満を感じる場面はまずないと思います。

GALLERIA GCR1650GF Crystal Disk Mark
参考としてSSDの読書速度を測定するCrystal Disk Markのスコアも掲載しておきます。これね、相当速いです。数値的にはLenovoのLegionといい勝負くらいで、ASUSやMSIのゲーミングノートよりは数段上ですね。SSDの読み書き速度って、一定以上の速度であればそんなに大きなストレスにはならないと思うんですが、この製品の速度ならまず文句は出ないでしょう。

発熱について

GALLERIAノート全般に言える話ですが、筐体から大きな熱を感じることはありません。一切ないとはいい切れませんが、何回かベンチマークをしたくらいでは熱さを感じません。また、冷却ファンで「必殺ターボモード」もありますので、常識的な使い方をする場合、ゲームプレイ中に熱による性能低下は心配しなくていいと思います。

5.まとめ

GALLERIA GCR1650GFはドスパラ公式サイトで販売中で、11月25日現在の価格は99,980円(税込み109,978円)です。現在ドスパラではこの製品のRAMを無料で16GBにアップグレードしてくれていますので、さらにお買い得感が高くなっています。

最近、10万円クラスのゲーミングノートを立て続けにレビューさせてもらっています。Lenovo Legion Y7000とかASUS TUF Gaming FX505DTですね。今回レビューしたGALLERIAにせよ、他の製品にせよ、当然のことながらゲーミングノートとしてのスペックは低めです。「どうせ買うならCore i7-9750HとGeForce RTX2060くらいのスペックがいい」と考える人も多いでしょうし、ゲームの腕に覚えがあるのなら、実際にそういう製品を購入するほうがいいと思います。GALLERIAでも他社製品でも、スペックの高いゲーミングノートを探すのは難しくありません。

しかし、今回レビューしたGALLERIAのスペックだとまともにゲームがプレイできないかというと、決してそんなことはありません。ゲーム初心者とか、週末だけゲームを楽しむカジュアルゲーマーなら、このスペックで十分楽しくゲームプレイができると思います。それは私が身をもって体感しています。

レビュー機は低価格ながら筐体の品質はまぎれもなくGALLERIAですし、「黒無地」の天板をはじめとする、ややおとなし目の筐体デザインは利用シーンを選びませんので、ビジネス用としても十分使えると思います(ただし、バックライト色は控えめに)。もちろんクリエイターの画像加工や動画編集でも威力を発揮してくれるでしょう。そう考えると、「これで10万円」というのはとってもお買い得だと思います。この冬にオンラインゲームデビューをしたいと思っている人はもちろん、仕事用に高性能なノートPCを探している人にも向きます。これからスタンダードノートを購入するのなら「グラボ(外部GPUのことです)つき」にしてみてはいかが?

6.関連リンク

GALLERIA GCR1650GF:ドスパラ公式サイト

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