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ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT - 9.7インチ、高精細ディスプレイのAndroidタブレット「え?ドスパラがAndroid?」

ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。久しぶりにドスパラのタブレットの製品紹介記事を書くことができ、うれしいです。ただ、「ドスパラなのにAndroid」です。ちょっと意外な感じがしますが、ドスパラがAndroidタブレットを販売するのは今回が初めてではありません。新製品「Diginnos Tablet DG-A97QT」は9.7インチサイズでアスペクト比4:3のiPadタイプのタブレットです。

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1.スペック

ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT スペック表

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OSはAndroid 6.0ですから、実用面で問題はないにせよ、ちょっと古く感じます。ただ、もちろんGoogle関連サービスは搭載されており、Google Playも使えます。CPUはRockchipのRK3288で、はっきり言ってあまりなじみのないものになっています。ウインタブでは以前「TJC Metal Tablet」の実機レビューでこのCPUをテストしたことがあります。この際、残念ながらAntutuスコアが測定できず、GeekBench 4のみの測定となりました。

ちょっとややこしいですが、GeekBenchのスコアをもとにこのCPUの性能をイメージしてみます。

TJC Metal Tablet: 771、1,766
Onda OBook 20 Plus: 838、1,920
※左がシングルコア、右がマルチコアの結果

GeekBenchのスコアはウインタブでもあまり測定していませんが、一応比較対象としてAtom Z8300を搭載するOnda OBook 20 Plusのスコアを載せてみました。で、OBook 20 PlusのAntutuスコアが57,378なんです。GeekBenchのスコアだけで考えると、RK3288はAtom Z8300よりも10%くらい低いスコアになっているので、Antutuなら5万点前後かな、と言えなくもありません。また、Webで調べてみるとRK3288のAntutuスコアは3万点台後半から4万点台前半くらいのものが多いのですが、Antutuのバージョンが古いため、現行のバージョンで測定したら結果が変わってくると思います。確証はありませんが、確かAntutuはバージョンが上がるとスコアも少し上がるはず(スコア体系が異なる)。

これらのことから、あくまでも個人的な予想ですが、この製品であればAntutuスコアは4万点台半ばくらいは期待できるのではないか、と思います。

話をスペック表に戻します。RAMは4GB、ストレージは32GBと比較的余裕があり、特にRAMに関してはCPU性能とのバランスでは少しオーバースペックと言えるかもしれません。また、ディスプレイはiPadと同じサイズ、同じアスペクト比、そして同じ解像度になっています。解像度は文句なしのレベルだといえますが、Androidの場合、アスペクト比4:3だと表示がおかしくなるアプリが若干あることを確認しています。ただ、このアスペクト比のAndroidタブレットはASUSなど他メーカーでも販売されており、この製品に限ったことでもありません。個人的にはAndroidであればスマホと同じアスペクト比(多くの場合16:9)でもよかったのでは?と思います。

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入出力についてはmicroUSBが給電兼用になってしまいますが、HDMIも別についています。なんかちょっと前のWindowsタブレットを思い出します。バッテリー容量が大容量で、稼働時間の公称値も7.4時間ということですので、以前のWindowsタブレットよりも「給電兼用」のデメリットは小さいかもしれませんね。

2.筐体

ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT 各部名称

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各部名称です。この画像が一番よくわかりますね。筐体のタテ・ヨコサイズはiPad(9.7インチ)とほとんど同じですが、厚みが8.6 mmとなっており、iPadの7.5 mmよりも少し厚くなっています。「上面」のところを見るとたしかに厚みを感じますね。ただ、この製品は側面ではなく上面にポート類やボタン類が集中配置されている、というのが面白いです。

ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT 背面
背面です。素材は公表されていませんが、アルミっぽくもあり、プラスティックっぽくもあり、ちょっとよくわかりません。ちなみにドスパラのWindows タブレットはすべてアルミ合金製なんですけどね。

ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT 側面
上面の様子がわかる画像も公開されていました。こうしてみると意外に個性的かも…。

3.価格など

ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QTはドスパラ公式サイトで販売中で、価格は税込み29,800円です。ちなみにこの価格、ASUSのZenPadで言えば「ZenPad 10」の上位モデル (Z301MFL)と下位モデル (Z301M)の中間くらいとなります。

ZenPad 10と比較すると、CPUはメーカーが異なるためどっちがいいとは言えませんが、RAMとストレージ、ディスプレイ解像度はドスパラが上、おそらくスピーカー品質はZenPadが上なのではないか、と思います。あと、ほとんどのドスパラ製品について実機レビューをさせてもらっていることもあり、個人的には若干ドスパラびいき、というのはありますねw

4.関連リンク(ドスパラ)

Diginnos Tablet DG-A97QT

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コメント

  1. 匿名 より:

    RAMやディスプレイスは結構頑張ってるイメージですが、CPUもなかなか珍しい物を持ってきましたね。
    確かこのCPUを搭載したChromebookがあった記憶があります。
    ただ、バッテリーのせいか結構重いですね。
    10インチ未満はせめて500gを切ってくれないと持ちながら使う気になれないですね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。実際どんな使い勝手になるんでしょうね?できればレビューしたいと思っています。

  2. 匿名 より:

    この位のスペックの10インチのAndroidタブレットは防水だと価値あるんだけどね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。見るからに防水じゃないですねー。

  3. 匿名 より:

    Zenpad3s 10(Z500M)の最安値が3.2万の10%ポイントになってるから
    せめて、2.5万位じゃないと

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。私なんかはZenPadよりこっちのほうがよさ気に思えますけどね。そのへんは人それぞれでしょうね。

  4. 11Lの匿名 より:

    このアスペクト比とディスプレイの解像度なら、電子書籍やデジカメ画像の閲覧には良さそうですね。
    スピーカーは横向き時にステレオになる配置のようなので、動画視聴にも使えそうです。
    ただ画面比率的に動画向きの機種とは言えないですね。

    Androidも悪くないですが、やはりドスパラさんには新型のWindowsタブレットを期待してしまいます。

    • wintab より:

      11Lの匿名さん、こんにちは、コメントありがとうございます。最後の一文がごもっともかと思いました。でもドスパラはWindowsタブレットでも一番頑張ってるのかな、と。