こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。これまで「艦隊これくしょん~艦これ~」とか「御城プロジェクト(城プロ)」についての記事を何度か書いてきたのですが、私自身あんまり激しくブラウザゲームをやるほうでもないので、ウインタブではあまりこのジャンルについて取り上げることはしていませんでした。一時期「城プロ」をメインコンテンツの一角に据えようという野望を持ってましたっけねぇ。その城プロも現在は休止状態になってしまったんだよなあ、と遠い目をしてしまいます。しかし、艦これの大ヒット以来、ブラウザゲームというジャンルはかなり普及していて、最近では「刀剣乱舞」なんてのが女性ファンのすそ野を広げています。ウインタブはゲーム情報サイトになるつもりはないのですが、せっかくFlashを使えるWindowsタブレットの情報サイトなので、AndroidタブレットにもiPadにもできない、ブラウザゲームというジャンルについてはもう少し積極的に取り上げたいと思います。
さて、今回紹介するのはブラウザゲーム「しんけん」です。「ラインディフェンス」というジャンルのゲームです。「ラインディフェンス」って、実は私も知らない用語なんですが、タワーディフェンスの類義語と考えていいと思います。まあ、ここはおいおい説明していきますね。
バトル(戦闘)の方法は「艦これ」とは全然違いますが、各種ゲームシステムは「艦これ」によく似ているので、割ととっつきやすいというか、ブラウザゲーム初心者の人でも問題なく遊べると思います。登録は無料ですが、艦これ同様に課金アイテムは存在します。
1.ゲームの概要
ブラウザゲームは全部そうですが、「しんけん」にも独自の世界観が設定されています。詳しい話は公式サイトを見ていただくとして、非常に簡単に説明すると
特別に帯刀を許された「真剣少女」が、謎の妖怪集団「憑喪(つくも)」を迎え撃ち、人類を滅亡の危機から救う
というものです。プレイヤーは艦これでいう「提督」である「刀匠」となり、真剣少女チームを統率していきます。ゲームの進行は運動神経や反射神経はあまり要求されず、戦略性の高いゲーム性となっていますので、年齢、性別を問わず楽しめると思います。
2.基本機能、操作
これがホーム画面(屋敷)です。やはり艦これに似た感じがしますね。ちなみに上の画像に出ている女性は「池田正宗ながよ」さんです。このゲームはチームバトルなので、最大5名で一つの「布陣」を敷きます。「布陣(チーム)」の中で好きなキャラを「リーダー」に任命でき、私は「池田正宗ながよ」さんをリーダーに任命したので、ホーム画面に出てくるんですね。艦これでいう「秘書艦」です。
画面の下のほうにメニューがあります。「屋敷」「討伐」「鍛刀」「研磨」「布陣」「試斬」「奉納」「型録」「使命」「万屋」というのがあって、字面だけ見てもよくわからないのですが、
屋敷→ホーム画面
討伐→戦闘【出撃】
鍛刀→新しい刀(=真剣少女)を作る【建造】
研磨→刀を研ぐ(=真剣少女を治療する)【入渠】
布陣→チーム編成【編成】
試斬→真剣少女を鍛えてレベルを上げる【演習】
奉納→真剣少女と別れる【解体】
型録→手に入れた真剣少女の一覧(準備中)【図鑑表示】
使命→達成するとアイテムがもらえるミッション【任務】
万屋→課金アイテム販売【アイテム屋】
となっています。なお、すみつきカッコ内は艦これにあるよく似た内容のメニューを表記しています。厳密には少し異なる内容もありますが、全体的にはよく似たシステムだと思います。
「しんけん」はゲーム開始直後にかなり親切なチュートリアルがあります。上の画像はチュートリアルでいろいろと教えてくれる「八重垣いちこ」さんです。チュートリアルをやりさえすれば、艦これで遊んだ経験のある人はもちろん、ブラウザゲームが初めてという人でも問題なく操作方法を理解できますので安心してください。
「艦これ」の楽しみは「新しい艦娘を入手する」こと、すなわち「建造」と「ドロップ(戦闘に勝利するともらえる)」だと思うのですが、「しんけん」でも「鍛刀」によって新しい真剣少女を入手することができますし、鍛刀の際に使用する資材の組み合わせなどもWebで探すことができます。頑張って資材をためてレアな真剣少女を入手する楽しみはありますよ!
3.戦闘(討伐)システム
ここまで「艦これ」と対比しながら記事を書いてきましたが、肝心の戦闘システムは「艦これ」とは全く異なります。「しんけん」は「ラインディフェンス」ゲームというふれこみになっていますが、「ラインディフェンス」って何のことかわからない、という人のほうが多いと思うので、順に説明していきます。
基本的な戦闘システムは上の画像のように、「右から敵が攻めてきて、左に抜けていく」のを「真剣少女がそれを防いで左には抜けさせない」というものです。上の画像の画面下側に真剣少女のカード(のように表示されているもの)が5枚あります。真剣少女には「打刀」とか「太刀」などの属性があり、属性によって守備範囲が異なります。プレイヤーは配置する真剣少女を選び、上の画像の黄緑色になっているマス目に配置します。配置の仕方は真剣少女の属性によって決めていきます。
はい、真剣少女を配置しました。あとは何もしなくてもキャラが勝手に敵を攻撃してくれます。戦闘中、プレイヤーはキャラが受けるダメージを確認しながら必要に応じてキャラを入れ替えたり、休ませたり、アイテムでスタミナを回復させたりしていきます。プレイヤーがキャラを直接操作して攻撃するようなシステムではないので、高度な運動神経とか反射神経が必要ということはありません。
はい、勝てました!最初のうちは操作に不慣れでもちゃんと勝てます。なので、いきなりボロ負けして「二度と遊ぶか!」みたいなことにはならないと思いますよ。
4.コレクションする楽しみ、育てる楽しみ
「艦これ」にせよ「しんけん」にせよ、単に戦闘に勝ち続けてより難易度の高いステージをクリアすることだけが目的のゲームではありません。それよりもむしろ、「鍛刀」によってレアな真剣少女を獲得したり、真剣少女を強化したりして楽しむ、収集ゲーム、育成ゲームとしての色彩が強いと思いますし、実際それが楽しいのだ、と思います。
最後にタブレットでの操作感について説明します。まず、このゲームはタッチ操作との相性がよく、快適に遊べました。また、システム負荷という点では、ThinkPad 8ではほぼ問題はなく、Aspire Switch 10だとロード時間がやや長く(このゲームはPC操作でもややロード時間は長めです)なり、戦闘画面に若干のカクツキがありましたが、ちゃんと遊べました。「艦これ」の場合と同様、今後のアップデートにより、より軽快な操作ができるようになっていくと思われます。