Microsoft 365 Personal － Office 365 Solo の後継商品、その中身とは？

こんにちは、こうせつです。マイクロソフトは2020年4月21日から全世界で「Microsoft 365」のサービスを開始しました。日本では個人向けにOffice 365 Solo の後継商品として「Microsoft 365 Personal」の提供が行われます。Office 365 Soloについては以前、執筆させていただきました。
Office 365 Solo － サブスクリプション版のOfficeを使う3つのメリット

Microsoft 365 Personal に変更になりましたが、年額12,984円（1ヶ月契約だと1,284円/月）で価格は変わりません。今回はMicrosoft 365 PersonalとOffice 365 Soloの変更点や今後のアップデート予定について調べましたので、できるだけ分かりやすく解説させていただきます。

1.Microsoft 365 Personal でも変わらないこと

Microsoft 365 Personal になっても Offie 365 Solo と変わらないところは大きく3つあります。

●Microsoft Office アプリケーションが常に最新の状態で使える
●OneDrive（クラウドストレージ）が1TB 利用できる
●Skype から固定・携帯電話への60分/月の無料通話ができる

Microsoft Office アプリケーションは
　・Word
　・Excel
　・PowerPoint
　・Outlook
　・Access ※
　・Publisher ※

がWindows、MacOS、iOS、iPadOS、Androidで利用できます（※はWindowsのみ）。ただ使えるだけでなく、毎月のアップデートで新しい機能が追加されるのが利点です。また、インストールについては台数無制限（サインインできるのが最大5台）という点も変更ありません。

OneDriveはMicrosoftアカウントあれば5GBまで無料で使えますが、Microsoft 365 Personalの契約で1TBに増やすことができます。OneDrive については以前執筆したこちらの記事も参考にしてください。
ゼロから始めるWindows10（2020）– OneDriveでファイルを共有する方法を紹介します。無料プランでも使えて、とっても便利！

Microsoft 365 Personalの契約者は、機密ファイルを厳重に保管する「Personal Vault」に保存できるファイル数も無制限になります。Personal Vault について、詳しくは以下をご覧ください。
Personal Vault で OneDrive ファイルを保護する – Microsoft（外部リンク）

Skypeをスマホにインストールして、Microsoft 365 Personal に登録したアカウントでログインすると1ヶ月あたり60分間の無料通話ができます。

2.Microsoft 365 Personal で追加されたこと、今後追加されるもの

Microsoft 365 Personal になって、Offie 365 Soloから変更されたもの、追加されたもの、今後追加されるものについてです。

まず、変更についてですが利用方法や金額などについて全く変更ありませんでした。今回は実質「名称変更のみ」と言って良い内容になっています。Office 365 Solo の時点でも「パソコンを複数台使っているなら、1TBのOneDrive が使えるだけでもお得」でしたので変更がないのは嬉しいですね。

次に機能追加についてです。Microsoft のニュースセンターでの紹介を簡潔にまとめると以下の通りです。

　・Microsoft エディター（テキスト校正機能）
　・Presenter Coach（PowerPointのプレゼン指導）
　・Money in Excel（財務管理）
　・8000 点以上の美しい画像、175 本のループビデオが、300 件の新フォント、2800 個の新アイコンが利用可能

Microsoft エディター はGoogle ChromeとMicrosoft Edge向けの拡張機能として追加できます。ブログライティングやSNSコメント欄などで表記ゆれチェックや書き換え提案を人工知能が行ってくれるものです。

今後はWordやOutlook でもこの機能が使えるようになるとのことです。Microsoft エディター以外の機能は英語版が先に公開され、日本語版は順次使えるようになります。

3.まとめ

Microsoft 365 Personal にOffice 365 Solo は変更になりつつも、価格や利用できる機能の大きな変更はありませんでした。今後は機能がどんどん追加されるようなので期待しています。ちなみに、日本で販売される Microsoft 365 Personal は個人利用だけでなく商用利用もできるので個人事業者はもちろん、自宅での業務利用もOKです。テレワークでの利用もできるので安心ですね。

4.リンク

Microsoft 365：Microsoft
新たに提供予定の Microsoft 365 Personal について：Microsoft News Letter