記事にアフィリエイト広告を含みます

DELL Vostro 13(5370)- 13.3インチで安心のオンサイトサービスつきビジネスモバイルノート

DELL Vostro 13 5370
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日、DELLの「スモールビジネス向け新製品発表会」の記事を書きましたが、その記事でさらっと触れた新製品「Vostro 13 5370」を紹介します。

スポンサーリンク

ビジネス向け(個人事業主や法人向け、ただし個人でも買えます)の製品ブランドであるVostroも、個人向けのInsprironと同じように「3000(エントリー)」「5000(プレミアム)」「7000(ハイエンド)」というシリーズがあり、この記事で紹介する「5370」は5000シリーズとなります。また、Vostroには13.3インチサイズの製品は3000シリーズにも7000シリーズにもありません。この「5370」が唯一の13.3インチとなります。

1.スペック

DELL Vostro 13 5370 スペック表
法人向けのノートPCはディスプレイがTN液晶でHD(1,366 × 768)解像度だったり、ストレージがSSDではなくHDDだったりすることも多く、パーソナルユース、といいますか、自分でお金を払って購入するパソコンとしては「納得の行かないスペック」と感じられることがあります。

しかし、この製品はそんなことないです。CPUは第8世代(Kabylake R)のCore i5もしくはi7で、Core i7モデルには外部GPU「AMD Radeon 530」が搭載されます。またRAMは4GBか8GB、ストレージはHDDの設定がなく、256GBか512GBのSSDとなります。ディスプレイもIPS液晶でFHD(1,920 × 1,080)解像度なので、個人向けのモバイルノートPCとしても上級クラスと言っていい構成になります。

また入出力ポートもType-Cを含みすべて3.1(Gen 1)規格のものが3つ、HDMIもついています。13.3インチサイズとしては悪くないと思いますが、ビジネス向けということなら有線LANポートやD-subなんかがあるともっと良かったですね。

サイズですが、重量が1.4 kgということなので、モバイル利用は問題なく可能だと思います。一応、ビジネスモバイルノートとしては比較的大ぶりなThinkPad 13とサイズ比較してみましょう。あと、「ベゼルレスノートの雄」であるDELL XPS 13とも比較してみます。

Vostro 13: 323.9 x 219.9 x 17.55 mm / 1.41 kg
ThinkPad 13: 322.4 x 222.8 x 19.8 mm / 1.44 kg
XPS 13: 304 × 200 × 9-15 mm / 1.2 kg

だいたい予想通りといいますか、ThinkPad 13といい勝負、しかしやや小さい、という感じです。つまり、13.3インチのモバイルノートとしては決して小ぶりではないです。また、さすがにXPSとは全然勝負にならないですね。

ビジネス向け製品なので、筐体は堅牢になっていると思いますが、もともとDELLは製品の品質管理をしっかりやっていて、個人向け製品でもかなりタフにできています。なので、具体的にどのくらい頑丈なのか、というのはちょっとわかりません。

2.筐体

DELL Vostro 13 5370 正面
サイズ比較のところでおおよそ見当がつくと思いますが、この製品は流行の「狭ベセル」ではありません。こういうガッチリしたデザインが好きだという人もいるでしょうが、ベゼルを細くするとそれだけでスタイリッシュに見えてしまいますので、最新の上級モバイルノートとしてはイマイチかなあ、とは思います。

DELL Vostro 13 5370 前面
発表会では実機が展示されていましたので、何枚か写真を撮ってきました。天板と底面はアルミ製で、筐体色はシルバーとローズゴールドが用意されます(上の画像はローズゴールド)。いかにも上質・上級なモバイルノートという雰囲気で、ビジネス向けっぽい無骨さは感じられません

スポンサーリンク

DELL Vostro 13 5370 左側面
左側面です。ポート類は画像左からDC-IN、USB Type-C、HDMI、オーディオジャックです。なお、この製品は急速充電(DELL独自規格とのことです)に対応し、15分で35%まで充電できるようになっています。

DELL Vostro 13 5370 右側面
こちらは右側面。ポート類は画像左からmicroSDカードリーダー、USB × 2、Nobleロック(セキュリティロック)スロットです。

DELL Vostro 13 5370 キーボード
キーボードです。この画像は筐体色がローズゴールドのものですが、キーボード面は茶色(正確にはリッチ・ウォールナット・ブラウン)となります。また、シルバーの筐体色の場合、キーボード面は紺色(正確にはノクターンブルー)となります。DELLの説明によれば、「作業に集中できるように、内面はあえて落ち着いた配色にした」とのことでした。

展示機のキーボードはしっかり日本語配列ですね。画像右上に電源ボタンがありますが、オプションでこの部分に指紋センサーを装着することが可能です(その場合、電源ボタン兼指紋センサーとなります)。

DELL Vostro 13 5370 キーボード拡大
キーボードはバックライトが装備されます。キーストロークは「非公開です」とのことで、数値はわかりませんが、少し試した限りモバイルノートとしてはやや深めと感じました。もちろん打鍵はしやすいです。

3.価格など

DELL Vostro 13 5370はDELL公式サイトで販売中で、12月21日現在の価格は下記のとおりです。

Core i5/RAM4GB/256GB SSD: 107,784円
Core i5/RAM8GB/256GB SSD: 116,618円
Core i7/RAM8GB/512GB SSD: 145,778円
※税込価格
※Core i7モデルは外部GPUを搭載

上の3モデルのうち、真ん中のものはウインタブの「上級モバイルノート勝手基準」にピッタリ一致するスペックとなります。CPUが第8世代なので、その分基準を上回る内容になっていると言えるかもしれません。

ウインタブの勝手基準を満たすモバイルノートは最低価格帯だと9万円弱で、10万円以下という水準であれば多少選択の余地が出てくる、という程度には競合製品があります。

そうするとVostroはほんの少し割高?って考えてしまいますが、DELLの法人向けPCは「1年間のオンサイトサービス(必要があればDELLのエンジニアが出張して来てくれる)」が付属します。

DELL 新製品発表会
また、2018年1月29日までは通常だと年額6,000円かかる有料保守サービス「プロサポート・プラス」が無料でセットできます(ただし1年間のみ)。これら、法人向けPCならではの手厚い保守サービスが受けられることまで考慮すると、もはやこの製品は割高とは言えません。というか、こういう「安心」にお金を払ってもいい、という人も少なくないでしょう。

この製品は「いかにも法人向け」な内容になっておらず、個人向けPCに勝るとも劣らないスペックや筐体デザインを持ち、さらに法人向けPCならではの充実した保守サービスも受けられますので、有力な購入候補になるのではないでしょうか?

4.関連リンク(DELL)

New vostro 13 5000_5370(2017年12月19日発売)

スポンサーリンク