こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。またスベるとわかっていながらタイトルをつけてしまいました。今回はDellがCES2016で発表した12.5インチサイズのキーボード分離型2 in 1「Latitude 12 7000(7275)」を紹介します。Dellの12.5インチ2 in 1といえばつい先日「XPS 12」の日本発売が発表されたところですが、「XPS」というのはDellのプレミアムライン、Latitudeというのはビジネスラインということで、構成にも違いがあります。
1.スペック
OS: Windows 10 Pro / Windows 8.1 Pro
CPU: Intel Core m3-6Y30 / Core m5-6Y57 / Core m7-6Y75
RAM: 4GB / 8GB
ストレージ: 128GB – 512GB
ディスプレイ: 12.5インチ(1,920 x 1,080)(3,840 x 2,160)アスペクト比16:9
ネットワーク: 802.11ac、Bluetooth4.1
カメラ: イン5MP / アウト8MP
入出力: USB3.0 Typc-C × 2、オーディオ、microSD、microSIM(LTEモデルのみ)
サイズ:
(タブレット): 290.87 × 192.85 x 8.11 mm / 重量 730 g
(キーボード込み): 290.87 × 192.85 x 17.1 mm / 重量 1.4 kg
補足します。もっとも気になるのは同じDellの「XPS 12」との比較になると思います。Latitudeはビジネスラインということで、OSはPro版となり、Windows 8.1が選べるようになっています。そして、CPU、RAM、ストレージの選択肢がXPS 12よりも広いですね。最上位構成の場合はXPSを上回るスペックとなります。もちろん4Kディスプレイも選択可能になっています。
ただ、全体的にスペックはXPSと非常に似通っていますし、後述しますが筐体も同一なんじゃないか、と思われます。重量がXPSよりもLatitudeのほうが60 gも重いんですが、タテ・ヨコ・厚さはほぼ同じです。なので、「兄弟機」という表現でもよさそうですね。
2.筐体
タブレット本体は非常にスリムで美しいと思います。特にベゼルがかなり細いですよね。このあたりはXPSと共通しています。たぶん同一の筐体ですね。
キーボードは2種類用意されます。上の画像はスリムタイプで、カバーを兼ねた構造です。トップ画像に使われているものですね。
スリムキーボードをカバーにして収納したところです。外装はクロス地です。
もうひとつのキーボードは厚みのある本格的なものです。「Premier Keyboard」という名称のようですが、こちらはXPSのものと同じですね。
タブレット本体をキーボードの溝にはめ込むタイプで、ヒンジはありません。従って角度調整は出来ないです。
入出力ポートはUSB Type-Cが2つで、HDMIなどはUSB Type-Cポートからの変換アダプターを使うことになります。HDMI/VGA/LANポート/USBのついたDELL ADAPTERというオプションがあります。
キーボードはコネクターによる物理接続です。
3.価格と発売時期
Dell Latitude 12 7000(7275)は2016年2月から米国で発売され、価格は1,049ドル(約123,000円)から、となっています。XPS 12と比較すると若干割高感がありますが、OSがPro版であること、細部でビジネス向けのアレンジがなされているであろうことを考えると妥当かな、という気もします。また、XPSよりもCPUやRAM、ストレージが細かく選べることもあり、こちらのほうが購入しやすくなる可能性もあります。
おそらくLatitude 12も日本で発売される可能性が非常に高いと思われますが、このクラスの2 in 1の激戦化に拍車が掛かりそうですね。Surfaceなのか、HP Elite x2なのか、XPSなのか、それともLatitudeか?
4.関連リンク
CIOs, Meet Your New Best Friend: Dell’s New Latitude Family Gives Employees Everything They Want in a Laptop and 2-In-1 with the Security, Manageability and Reliability IT Demands:Dell プレスリリース(英語)
Latitude 12 7000 Tablet: Dell’s Take on a Surface for Business:Laptop(英語)