10月5日に「DELL アンバサダー座談会」が開催され、私自身はアンバサダーではないのですが、新製品の発表・展示があるということで参加させていただきました。DELLアンバサダーになるとDELL製品をモニターできたり、限定イベントに招待されたりといった特典がたくさんありますので、興味のある人は登録してみてください。
デル アンバサダー:公式サイト
席上、いくつかの新製品が紹介されていて、実機にも触れることができました。それら新製品の中から、まず13.3インチと「日本のモバイルノートでは王道サイズ」のコンバーチブル2 in 1「Inspiron 13 7000 2-in-1(7386)」を紹介します。
1.スペック
CPUは「Whiskey Lake」です。Kaby Lake R(Core i5-8250Uなど)と同じ第8世代で「Gigabit WiFiを統合したもの」となっています。その実力のほどは現時点ではまだ良くわかっていませんが、Passmarkがベンチマークスコアを公開していますので、参考までに掲載しておきます。
Core i5-8265U: 8,300
Core i5-8250U: 7,667
Core i7-8565U: 9,214
Core i7-8550U: 8,322
※10月6日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能
※Core i5-8265UとCore i7-8565Uのサンプル数は1のみ
これを見るとKaby Lake RのCore i5-8250UやCore i7-8565Uよりも相当な性能アップが果たされているように見えますが、注釈の通り、「サンプル数がわずかに1」しかないので、今後Passmarkの公表値も大きく変化する可能性が高いと思います。
RAMは8GBもしくは16GB、ストレージは256GBもしくは512GBです。Core i5モデルだと8GB/256GBの組み合わせしか選べず、Core i7モデルなら8GB/256GB、16GB/512GBの組み合わせを選べます。ただし、8GB/512GBとか16GB/256GBという組み合わせは選べません。
ディスプレイは13.3インチでIPS液晶、タッチ対応となりますが、ハイエンドモデルには4K液晶も設定されています。4K液晶のモデルは少し特殊な位置づけを与えられており、筐体色が「アピスブラック(他のモデルはプラチナシルバー)」のみとなります。また、この製品は筆圧対応のペン入力が可能です。「デル アクティブペン」が使えるということで、このペンは2,048段階の筆圧に対応しますが、Inspiron 13 7000 2-in-1で2,048段階となるのかは不明です。
入出力ポートの数は少なめです。Type-Cを含めUSBポートが2つのみとなりますので、ビジネス利用ではハブを用意したほうがいいかもしれません。
サイズのほう、かなりコンパクトに仕上がってはいますが、コンバーチブル2 in 1筐体のため、重量は1.4 kgとやや重いほうです。ちなみにウインタブのいつもの見解だと「1.5 kgを切ってるのでモバイルノートとしてはセーフ」ということになりますが、そのへんの判断は人それぞれでしょうね。
2.筐体
「DELL アンバサダー座談会」ではプラチナシルバーとアピスブラックの2台が展示されていましたので、そこで撮影した画像も含めて説明します。
Inspironの7000番台というのは上位モデル(Inspironとしてはプレミアム)を意味します。そのため筐体品質も高く、ディスプレイ面はご覧のとおり、かなりの狭ベゼルです(DELLでは「Truelife Narrow Boarder」と呼んでいます)。
また、Webカメラは新設計です。配置はXPS 13とは異なり、一般的なベゼル面上部(ヒンジ開口時)にありますが、DELLではおそらくこの配置を実現するという意図もあり、カメラを小型化し、さらに高性能化(4つの要素レンズなど)しています。
展示品のキーボードです。しっかり日本語配列になっていました。この製品は筐体がアルミ製でパームレスト部分もアルミです。また、この画像はアピスブラックですが、プラチナシルバーのほうはパームレスト部分にヘアライン加工が施されています。
これですね。ヘアライン加工がわかると思います。
コンバーチブル2 in 1なので、ヒンジが360度回転し、タブレットモードやテントモート、スタンドモートにすることができます。この製品は筆圧対応のペン入力に対応するだけでなく「DELL CINEMA(簡単に言うとディスプレイ品質とスピーカー品質、通信品質のレベルアップです)」を謳っていますので、タブレットモードやテントモードの出番も多くなるでしょう。
左右の側面です。やはりポートの絶対数は少し不足気味ですね。
3.価格など
DELL Inspiron 13 7000 2-in-1(7386)はDELL公式サイトで販売中で、10月6日現在のセール価格だと101,983円(税込み110,141円)から、となっています。ちなみにハイエンドの「Core i7/16GB/512GB/4Kディスプレイ」のものだと152,983円(税込み165,221円)です。
モデルチェンジにより、少々製品の「格」が上がったようで、最低価格(しかもセール価格)でも10万円を越えてしまいますが、性能面ではXPSに肩を並べ(CPUの型番が新しいぶん、こちらのほうが上?)、筐体品質も高級化していますので、仕方ないかもしれませんね。ただし、依然としてXPS 13よりは購入しやすい価格だと思います。
コメント
新しいinspiron13 2in1気になっていたのでとても参考になりました!
new xps13とこちらの機種で悩んでいて、今回のブラックフライデーセールでの購入を検討しているのですが、ウィンタブさまが見た2つの機種の比較がしりたいです!
こんにちは。実機を見れば差がわかる、といいますか、スペックは拮抗していても、やはり質感などではXPSですね。逆に筐体デザインとかをあまり気にしないのであればInspironでOKかと思います。