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ASUSのZenBookという製品ブランドはハイスペックなノートPCに使われます。今回紹介する「ZenBook Flip UX360UA」もハイスペックなモバイルノートなのですが、ZenBookブランドとしては過去に例のない「キーボード非分離・ディスプレイ360度回転型」の2 in 1として登場しました。最近は高性能なモバイルノートがどんどん2 in 1化していく傾向があるように思われますが、その中でもこの製品はトップレベルの性能になると思います。
1.スペック
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CPUはCore i7-6500U、RAMは8GBですから、モバイルノートPCとしては最高ランクであると考えていいでしょう。またストレージも512GBのSSDですから、一般的な利用シーンでは文句は出ないレベルです。ディスプレイは1,920 × 1,080と、競合他社のハイエンドモバイルノートに比較するとイマイチですが、ケチをつけるようなレベルではなく、タッチ対応のIPS液晶で、十分にキレイだと思います。
周辺機能も充実しています。Wi-Fiはac規格に対応し、指紋センサー（Windows Hello対応）も搭載しています。また入出力ポートは超薄型の筐体ながらUSB 3.1 Type-C、USB 3.0 × 2、HDMIと、充実した拡張性を持っています。厚さ13.9 mmの超薄型筐体なんですけどね。
スペック表を見る限り、部分的にこの製品よりも高スペックなモバイルノート、というのはありますが、トータルで見ると非常にバランスがとれたハイスペックマシンであり、サイズ感も素晴らしい、と感じます。
2.筐体
ディスプレイが回転するということを抜きにしても、この製品の筐体は超薄型で、デザイン的にも魅力を感じます。私はこのアングルからの画像を一番美しいと感じました。厚さ13.9 mmに加え、重量も1.3 kgと、ディスプレイが回転するギミックをもつ製品としては非常に軽量になっています。
天板はすごく「ZenBookっぽい」です。素材はマグネシウム・アルミニウム合金で、天板には「スピン加工」という、円状の模様があります。
2 in 1なので、上の画像のようにタブレットモード、テントモードなど「4つのスタイル」が可能になっています。
3.価格など
ASUS ZenBook Flip UX360UAは9月中旬以降の発売予定で、現在ASUSの直販サイト「ASUS Shop」で予約注文を受け付けています。価格は150,984円（税込み）です。
このクラスの製品だと、まず「モバイルノートとしてのパフォーマンスや使い勝手」が第一の要求水準となるでしょう。つまり、高性能なCPUとそれを活かせるハードウェア構成、十分に軽量な筐体、ビジネスに不自由のない拡張性、視認性のいいディスプレイと打鍵しやすいキーボードなどを備えていることが大前提です。じゃないと高いお金を支払う意味がありません。
これがしっかり確保された上で2 in 1としての機能が必要なのかあるいは不要なのか、という判断をすることになるでしょう。
私はこの製品の価格15万円強というのは、通常のモバイルノート、つまり2 in 1としての機能がないものとして考えても決して高くないと思います。その上で2 in 1としての機能が付加されている、ということはつまり「割安」ということです。
LenovoならThinkPad X、DELLならXPS、HPならSpetctreやElite…、各メーカーともビジネスラインのハイスペックマシンにはかなりの力を入れており、これらの製品ブランドは、おそらく購入してから後悔することはまずない、と思います。私の試用経験では、これらの製品の場合、レビュー後にかならず「返したくない」という願望に駆られます。
ASUSならZenBookがこのラインに該当することになりますが、その割に安いんじゃね？というのが正直なところです。いいっすね、13.3インチモバイルノートにして2 in 1、購入したら幸せになれると思いますよ！
4.関連リンク
ASUS ZENBOOK UX360UA-6500：ASUS Shop