
ASUSがノートPC「Zenbook SORA 16 (UX3607OA) 」「Zenbook SORA 14 (UX3407NA)」を発表しました。CPU (SoC)にSnapdragon X2 Eliteシリーズを搭載するARM版Windowsマシンです。もちろんCopilot+ PC。今回のニューモデルは14インチと16インチの2本立て (従来モデルは14インチのみ)。14インチモデルは重さ990 gと1キロを切り、16インチモデルも1.2 kgと、どちらも「超軽量」です。
ウインタブでは昨年従来モデルのZenbook SORA UX3407QAを実機レビューしており、その筐体デザインや軽さを高く評価した一方、どうしても「ARM版Windows」であることの弱点も指摘しました。
従来モデルのレビュー記事はこちらです
ASUS Zenbook SORA (UX3407) レビュー - 薄型で超軽量、手触りが最高に気持ちいいCopilot+ PC
1. スペック表
Zenbook SORA 16 (UX3607OA)
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 |
| RAM | 48GB (LPDDR5X-9523、オンボード) |
| ストレージ | 1TB SSD (PCI Express 4.0 x4 接続 NVMe/M.2) |
| ディスプレイ | 16.0インチOLED (2,880×1,800) 120Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (映像/PD対応)×2 USB 3.2 Gen 2 Type-A HDMI、SDカードリーダー オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (207万画素) 顔認証対応 |
| バッテリー | 70 Wh (動画再生 約12.1時間) |
| サイズ | 353.5×242.4×13.8-16.5 mm |
| 重量 | 1.2 kg |
Zenbook SORA 14 (UX3407NA)
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | Snapdragon X2 Elite X2E-88-100 |
| RAM | 32GB (LPDDR5X-9523、オンボード) |
| ストレージ | 1TB SSD (PCI Express 4.0 x4 接続 NVMe/M.2) |
| ディスプレイ | 14.0インチOLED (1,920×1,200) 60Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (映像/PD対応)×2 USB 3.2 Gen 2 Type-A、HDMI オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (207万画素) 顔認証対応 |
| バッテリー | 70 Wh (動画再生 約20時間) |
| サイズ | 310.7×213.9×13.4-15.9 mm |
| 重量 | 990 g |
2. OS/CPU/RAM/SSD
SORA 14/16とも基本的には単一バリエーション展開です。ただし、Officeソフトの付属有無が選べるのと、SORA 14のみ筐体にカラーバリエーションがあります (後述します)。
OSはARM版のWindows 11 Homeで、ウインタブとしてはこの点が最大の懸念点だと思っています。2025年にもARM版Windows搭載機をレビューしましたが、やはり「アプリの互換性の問題」が完全には解消されておらず、この製品での挙動がどうなるのか、というのは気になりますね。
搭載CPUはSORA 14がSnapdragon X2 Elite X2E-88-100、SORA 16がSnapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100です。残念ながらウインタブではまだこのCPUの性能測定をしていませんが、前世代 (Snapdragon Xシリーズ)から大きく性能が向上しているようです。特にNPU性能については最大80TOPSと、前世代の2倍近い性能アップとなっているようです。なお、Snapdragon X2 Eliteについては、ライターの渋谷Hさんが解説記事を書いていますので、こちらもご参照ください。
Snapdragon X2 Elite - ぶっちぎりの最高性能、ただし価格もプレミアム?
RAMはLPDDR5X-9523という高速な規格で、SORA 14が32GB、SORA 16が48GBです。なお、オンボードメモリなので、購入後の増設や換装はできません。ストレージは全モデル1TBです。
3. 筐体

Zenbook SORA 16 (UX3607OA)

Zenbook SORA 14 (UX3407NA)
ディスプレイはSORA 14が14インチで解像度1,920 × 1,200、SORA 16は16インチで解像度2,880 × 1,800、いずれも有機ELパネルでタッチ対応しません。SORA 16のディスプレイはリフレッシュレートも120 Hzと高速です。

Zenbook SORA 16 (UX3607OA)

Zenbook SORA 14 (UX3407NA)
筐体色はSORA 14が「アイスランドグレー」と「ザブリスキーベージュ」の2色、SORA 16はザブリスキーベージュのみが設定されています。筐体素材(天板、キーボード面部分、底面部分)は耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐衝撃性などに優れたセラルミナムです。またセラルミナムは指紋もつきにくく、汚れなどもふき取りやすく、そして触り心地はまるで陶器のような高級感を感じられます。さらに、MIL 規格(MIL-STD 810H)に準拠したテストも複数クリアしており、高い堅牢性を実現しています。

ASUS Zenbook SORA 16 (UX3607OA)

Zenbook SORA 14 (UX3407NA)
キーボードです。SORA 14、SORA 16とも「84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列)」と開示されています。14インチのSORA 14はともかく、16インチのSORA 16にもテンキーはありません。
また、大型のタッチパッドは「スマートジェスチャ」に対応しています。上部で指を左右にスライドさせると動画の早送り/巻き戻し、左側で指を上下にスライドさせると音量調整、右側で指を上下にスライドさせるとディスプレイの明るさ調整ができます。

Zenbook SORA 16 (UX3607OA)

Zenbook SORA 14 (UX3407NA)
側面と入出力ポートの配置です。SORA 14/16ともUSB4 Type-Cポートが2つ、USB 3.2 Gen 2 Type-Aポートが1つ、HDMIとイヤホンジャックという構成で、SORA 16のみSDカードリーダーが搭載されています。

Zenbook SORA 16 (UX3607OA)
2月25日に発表会がありましたので、お邪魔し、展示機を撮影しました。片手でひょいと持っていますが、これ、SORA 14ではなくSORA 16です。16インチで1.2 kgというサイズ感は本当に素晴らしく、大きめのビジネスバッグを使っている人ならモバイルノートとしても十分使えますね。

Zenbook SORA 14 (UX3407NA)
筐体素材の「セラルミナム」については昨年の実機レビューでも体感しましたが、やはり手触りは非常に気持ちがよく、金属とは思えない温かみを感じました。
4.価格など
ASUS Zenbook SORA 16 (UX3607OA) / Zenbook SORA 14 (UX3407NA)は3月下旬以降の発売予定で、価格はSORA 14が259,800円から、SORA 16が339,800 円から、となっています。SORA 14の従来モデルの発売時の価格が179,800円からで、Snapdragon X Elite/32GB/1TBモデルだと224,800円でしたが、従来モデルの最上位モデルとニューモデル (CPUがSnapdragon X2になっているほかはほぼ同スペックです)の価格差は3.5万円ですが、年明けから急激にPC価格が上昇していることと、CPU性能が大きく向上していることを踏まえると、メーカーとしても頑張った価格設定なのではないかと思います。

なお、ニューモデルはまだ販売が開始されていませんが、ASUSではZenbook SORAについて「新生活応援キャンペーン」を開催中です (4月12日までの購入が対象。詳しくはこちら)
5.関連リンク
軽く、長く。毎日を心地よく「ASUS Zenbook SORA」シリーズの最新モデルを発表16型でASUS Zenbook史上最軽量約1.2kg、14型で最長約33時間駆動を実現:ASUS プレスリリース
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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