ASUSのデタッチャブル2 in 1タイプのWindows PC「Vivobook 13 Slate OLED T3304GA」をご紹介します。この製品は2021年に発売された「Vivobook 13 Slate OLED T3300KA」の後継モデルで、13.3インチサイズの有機ELディスプレイを搭載、タブレットとしても使える製品です。ニューモデルになってシステムスペックが大幅に上がっています。
目次
1.Vivobook 13 Slate OLED スペック
スペック表
Vivobook 13 Slate OLED T3304GA | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i3-N300 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB(LPDDR5-4800) |
ストレージ | 256GB UFS |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチOLED(1,920 × 1,080)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C × 2、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ |
イン207万画素/アウト1,297万画素 インカメラは顔認証対応 |
バッテリー | タブレット:約14.5時間 キーボード込み:約13.6時間 |
サイズ | タブレット:309.9×190×9.0mm タブレット+カバー:310×191×12.5 mm キーボード・カバー込:310×215×18.2mm |
重量 | タブレット:820 g タブレット+カバー:1,030 g キーボード・カバー込:1,380 g |
バリエーションモデル
5月23日現在、上記スペック表の単一バリエーションで、Office Home&Business 2021搭載モデルとWPS Office 2搭載モデルがあります。
コメント
CPUは開発コードネームAlder Lake-Nの新型番、Core i3-N300です。話題の「Eコアのみ」の型番ですね。Passmarkではまだベンチマークスコアを公表していませんが、同じシリーズのCore i3-N305(N300とほぼ同じ仕様ですが、TDPがN300の7Wに対し15Wと高くなっています)のPassmarkスコアは10,368と高く、N300も従来モデルが搭載していたPentium Silver N6000よりも数段性能アップしているものと思われます。
RAMとストレージは8GB/256GBです。CPU性能が上がっているだけに、16GB/512GBといったバリエーションも欲しかったところです。
ディスプレイは13.3インチの有機EL、解像度はFHD(1,920 × 1,080)で、タブレットとしても使える製品なのでタッチ対応もします。また、4,096段階の筆圧に対応(Microsoft Pen Protocol 2.0方式)のペン入力が可能で、ASUS Pen 2.0も付属します。
2.Vivobook 13 Slate OLED 筐体
デタッチャブル2 in 1というのはタブレットが本体で着脱可能なキーボードが付属する製品です。ということで、Vivobook 13 Slate OLEDの本体はプレーンな形状のタブレットです。背面にキックスタンドもなく、13.3インチで厚さ9 mm、重さは820 gと薄型軽量なので、タブレット形態で美しい有機ELディスプレイを楽しめそうです。
キックスタンドを装備しないかわりに背面カバーが付属します。この画像を見ていただくとわかりやすいと思いますが、キックスタンド(カバー)が外付けになるので、タブレット単体で使う場合は薄くて軽く、しかしキックスタンドを装着すると少しばかり厚く、重くなりますね。
キーボードも付属します。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84キー日本語キーボード」となります。
キックスタンド(カバー)とキーボードを接続すればモバイルノートとして使えます。ただし、この際の総重量は1.38 kgとなりますので、見かけほど軽くはありません。
画像上から上面・右側面・左側面です。USBポートが2つ、あとはイヤホンジャックとmicroSDカードリーダーがあるのみ。ノートPCのポート構成としては不足気味ですが、タブレットが本体の製品としては悪くないと思います。
また、この製品はMIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性を備えています。
3.Vivobook 13 Slate OLED 価格など
ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3304GAはASUS Storeに製品ページがあり、5月23日現在、Microsoft Office付属モデルが税込み139,800円で販売中、WPS Office付属モデルは5月下旬発売予定で税込み119,800円となっています。なお、この製品は30日間返品保証キャンペーンの対象になっていますので、所定のルールを守れば初期不良以外の理由でも返品ができます(6月30日まで)。
税込み12万円~14万円ということだと、各社の主力モバイルノートに手が届く価格です。Vivobook 13 Slate OLEDはニューモデルになってスペックが向上したとは言え、それでもクラムシェルノートの人気製品と比較するとまだスペックは低めではあります。しかし、「美しい有機ELディスプレイを備えたタブレット」として使え、また「高品質なペン入力に対応しペンも付属する」と言う点は、ニーズのある人には非常に魅力的だと思います。
4.関連リンク
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