ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition － AMD製の新CPUと新GPUを搭載する16インチゲーミングノート、20万円を切る価格です

ASUSがゲーミングノート「TUF Gaming A16 Advantage Edition」を発売しました。比較的購入しやすい価格帯でMIL規格準拠の堅牢性を備え日本でも人気のTUF Gamingシリーズですが、このニューモデルはシリーズ初となる16インチディスプレイを搭載し、CPU、GPUともAMD製の新型番を採用しています。

1.スペック

スペック表

コメント

CPUはRyzen 7 7735HSです。Zen3+アーキテクチャの型番で、既存型番のRyzen 7 6800HSの改善版、と言えるものになっています。

Passmarkでベンチマークスコアが公開されていました。サンプル数が2しかないのでスコアの信頼性は高くありません。この画像を見ていただくと、既存型番のRyzen 7 6800HSとはTDPが異なり、ブースト時の周波数が少し高くなっています（正確には4.8GHzではなく4.75GHzです）。なので、パフォーマンスもRyzen 7 6800HSよりは向上していると思われます。

GPUも新型番のRadeon RX7600Sです。RDNA3アーキテクチャを採用し、従来のRadeon RX6000Sシリーズよりも大幅なパフォーマンス向上を果たしているはず、なのですが、パフォーマンスに関する報道が乏しく、実際にどのくらいの実力なのかはここではご説明ができません。

RAMは16GB/32GBと開示されていますが、2月1日現在だとRAM16GBモデルのみが販売されています。SSDは512GBです。

ディスプレイはTUF Gamingシリーズ初となる16インチで解像度は1,920 × 1,200（アスペクト比16:10）です。また、リフレッシュレートも165Hzと高速です。

2.筐体

製品画像に使われている壁紙なんかを見ると、従来のTUF Gamingと同じイメージながら、「ずいぶんとスッキリしましたね…」と感じられます。特に下部ベゼルが従来モデルよりも細くなりました。

天板と底面です。天板はアルミ製でアルマイト加工が施されています。また、底面にはオレンジで三角のラバーが配され、アクセントになっています。もちろんMIL規格（MIL-STD-810H）準拠の堅牢性を備えます。

キーボードです。日本仕様は「106キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)、キーピッチ19.05 mm、キーストローク1.5 mm」と開示されています。また、キートップ中央には指のかかりをよくするため、0.2mmのくぼみがあります。バックライト色はホワイトの単色です。

それと、キーボードの上部にスピーカーのボリューム調整やマイク機能のオン/オフをコントロールするための独立したキーを配置し、ファンクションキーは4キーごとに一定のスペースを確保、各種機能の切り替えがしやすくなっています。

側面と入出力ポートの配置です。この画像の左側が右側面、右側が左側面です。ポートが片側に集中しているのはある意味TUF Gamingの伝統みたいなものなのですが、一応右側面にもUSB Type-Aポートがあります。配置が偏っているのを別とすればポートは充実しているほうだと思います。

冷却面でも力が入っています。2つのファンには84枚のブレードが取り付けられ、ヒートパイプも5本あります。

3.価格など

ASUS TUF Gaming A16 Advantage EditionはASUS Storeで販売中で、2月1日現在の価格は税込み199,800円です。CPUとGPUが最新型番ということで、他社製品との価格比較は難しいのですが、もともとTUF Gamingシリーズはゲーミングノートとしては比較的低価格な部類ですし、とりあえず「20万円を切っている」という点は高く評価してもいいのではないか、と思います。

この先IntelやAMDの新CPUやNVIDIAの新GPUを搭載する製品が続々と登場すると思いますが、大手メーカーとしてはASUSがトップを切ってリリース、となりました。そう遠くないうちにレビュー記事も出回ると思いますので、そのパフォーマンスに期待したいところです。

4.関連リンク

ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition (FA617NS-R7RX7600S)：ASUS Store