ASUSがゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G16シリーズ」「ROG Strix SCAR シリーズ」を国内発表しました。いずれもCPUにCore Ultraシリーズ2(Arrow Lake)と、GPUにはGeForce RTX50シリーズを搭載する最新スペック・高性能なハイエンドモデルです。
なお、いずれの製品も「3月以降順次予約開始」です。
目次
ROG Zephyrus G16 GU605
スペック表
ROG Zephyrus G16 GU605 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 9 285H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX5080 Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5090 Laptop GPU |
RAM | 64GB(LPDDR5X-7467, 最大64GB) |
ストレージ | 1TB/2TB SSD(PCIe4.0 ×4接続, NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16型OLED (2,560×1,600) 240Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C(Thinderbolt 4) USB3.2 Gen2 Type-C(PD対応) USB3.2 Gen2 Type-A ×2、HDMI オーディオジャック、LAN(RJ45) SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 90Whr(動画再生 約8.9時間) |
サイズ | 354 x 246 x 14.9-17.4 mm |
重量 | 1.95 kg |
バリエーションモデルと価格
GU605CW-U9R5080:RTX5080/1TB:639,800円
GU605CX-U9R5090:RTX5090/2TB:739,800円
※左からGPU/SSD/価格
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このあと紹介する「Strix SCAR」が「超ガチ」なゲーミングPCであるのに対し、Zephyrus G16はハイエンドなCPUとGPUを搭載しつつも「上品」な外観を備えています。
筐体は「アルミニウム合金の一枚板から削り出されたCNCユニボディ」で、最薄部14.9mm、軽さ約1.95kgと、特に薄さに関してはとてもハイスペックなゲーミングノートPCとは思えないものになっています。
搭載CPUのCore Ultra 9 285Hは16コア16スレッドでコードネームはArrow Lake。同じCore Ultraシリーズ2のLunar LakeとはNPU性能が異なり(Arrow Lakeのほうが低性能)、Copilot+ PCの性能要件を満たしませんが、シングルスレッド、マルチスレッドの処理性能はLunar Lakeよりもずっと上です(特にマルチスレッド)。GPUはウインタブではまだ触れることもできていない最新鋭のGeForce RTX5080/RTX5090です。2025年に続々と登場するであろうゲーミングノートPCの中でも最高水準の実力を見せてくれると思います(Core Ultraシリーズの一覧・スペックはこちらをご覧ください)。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「 86キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード) (JIS配列)」と開示されています。16インチサイズながらテンキーはなく、両サイドにスピーカーを搭載しています(この製品は6スピーカー搭載で、製品説明画像を見るとおそらく底面左右にウーファー、キーボード面左右に各2つのスピーカーがあるものと思われます)。
また、ディスプレイもStrix SCARとは異なり、2.5K解像度の有機ELです。有機ELパネルは応答速度が超高速(0.2ms)でリフレッシュレートも240Hzありますので、ゲームプレイに適していますし、優れた発色品質はコンテンツクリエーションにも最適です。
ゲーミングノートPCとしては最高水準の性能、高級感のある筐体、美しい有機ELディスプレイと、ゲーマーにもクリエイターにも非常に魅力的な製品と言えるでしょう。お値段もハイエンドですけどね。
ASUS製品ページ
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ROG Strix SCAR 16 G635/SCAR 18 G835
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ROG Strix SCAR 16 G635
スペック表
ROG Strix SCAR 16 G635/SCAR 18 G835 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 9 275HX |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX5080 Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5090 Laptop GPU |
RAM | 32GB/64GB(DDR5-5600, 最大64GB) |
ストレージ | 1TB/2TB SSD(PCIe4.0 ×4接続, NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16型 (2,560×1,600) 240Hz, miniLED 18型 (2,560×1,600) 240Hz, miniLED |
ネットワーク | Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C(Thinderbolt 5)×2 USB3.2 Gen2 Type-A ×3、HDMI オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 90Whr |
サイズ | SCAR 16:354 x 268 x 22.8-30.8 mm SCAR 18:399 x 298 x 23.5-32.0 mm |
重量 | SCAR 16:2.85 kg SCAR 18:3.48 kg |
バリエーションモデルと価格
G635LW-U9R5080:RTX5080/32GB/1TB:599,800円
G635LX-U9R6090:RTX5090/64GB/2TB:739,800円
G835LW-U9R5080:RTX5080/64GB/2TB:669,800円
G835LX-U9R5090:RTX5090/64GB/2TB:789,800円
※左からGPU/RAM/SSD/価格
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「SCAR」というのはROGシリーズの最上位モデルを意味します。搭載CPUはオーバークロックにも対応するCore Ultraシリーズ2(Arrow Lake)の上位型番、Core Ultra 9 275HXで、Passmarkが公表しているベンチマークスコアはシングルスレッド4,732、マルチスレッド61,010と驚異的な水準です(Core Ultraシリーズの一覧・スペックはこちらをご覧ください)。GPUもGeForceの最上位型番、RTX5090を選択できます。
初期搭載のRAM/SSDは大容量ですが、Strix SCARシリーズは「ツールレス設計」になっており、工具なしでRAMとSSDの増設・換装が可能です。ただし、RAMは空きスロットはなく、SSDに関しては詳細説明がありませんでしたが、この画像を見ると2スロットありますので、おそらく増設が可能と思われます。
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ROG Strix SCAR 16
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ROG Strix SCAR 18
外観はゲーミングノートPCらしく派手です。というか「ROGシリーズらしくド派手」ですね。16インチモデルと18インチモデルは基本的には共通のデザインです。天板にはASUSお得意の「AniMe Vision」を搭載しており、オリジナルのアニメーションを表示させることもできます。
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左:SCAR 16、右:SCAR 18
キーボードレイアウトは16インチと18インチで異なります。16インチモデルの日本仕様は「 92キー日本語キーボード (オールキー RGB イルミネートキーボード) (JIS配列)」と開示されており、テンキーレスでタッチパッドをテンキーとして使える「Number Pad」がついています。一方18インチモデルは「108キー日本語キーボード (オールキー RGB イルミネートキーボード) (JIS配列)」で、テンキーがつき、Number Padは非搭載です。
上に紹介したZephyrusと比較すると「潔いまでにゲーミングに特化」したハイエンドモデルです。お値段も相当なものですが、妥協なきゲーマーには素晴らしい製品ですね。
ASUS製品ページ
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