ASUSが3月23日にRyzen 6000番台搭載のゲーミングノートを多数発表しました。ROGで3シリーズ20製品、TUF Gamingシリーズで3製品(Intel CPU搭載モデルも含めると7製品)あり、ウインタブの芸風ですと一本の記事ですべてをご紹介できませんので、該当製品の概要についてはこちらをご覧ください。
ASUSプレスリリース:
最新AMD Ryzen™ モバイル・プロセッサー搭載、ROGゲーミングノートパソコン3シリーズ20製品を発表
様々なスペックとスタイルを幅広く実現するゲーミングノートパソコン「ASUS TUF Gaming シリーズ」7製品を発表
この記事では新製品の中からRyzen専用モデルである「ROG Strix G15/G17(2022)」をご紹介します。
目次
1.ROG Strix G15/G17 スペック
スペック表
ROG Strix G15 / G17 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 6800H / Ryzen 9 6900HX |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX3060 / RTX3070Ti いずれも”Laptop” |
RAM | 16GB(DDR5-4800) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(PCIe 4.0 ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ (2,560×1,440) 165Hz 17.3インチ (2,560×1,440) 240Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | なし |
バッテリー | G15:駆動時間 約13.5-14.2時間 G17:駆動時間 約11.1-11.3時間 |
サイズ | G15:354.9×259.9×22.69-27.2mm G17:395×282.1×23.4-27.5mm |
重量 | G15:2.3kg / G17:2.75kg |
バリエーションモデル
G15(15.6インチ)
・Ryzen 7/RTX3060/16GB/512GB
・Ryzen 9/RTX3070Ti/16GB/1TB
G17(17.3インチ)
・Ryzen 7/RTX3060/16GB/1TB
・Ryzen 9/RTX3070Ti/16GB/1TB
※左からCPU/GPU/RAM/SSD
コメント
ウインタブでは先日「ROG Strix SCAR 17 G733ZX」を実機レビューしていますが、製品名に「SCAR」がつくのは「ウルトラハイエンド」です。今回ご紹介するROG Strix G15/G17はウルトラハイエンドとまでは言えませんが、ハイエンドクラスのシステム構成も選べます。
スペック表で特に注目したいのがCPUですね。おそらく「日本でトップを切って」Ryzen 6000番台が搭載されています。残念ながらまだベンチマークスコアが出回っておらず、具体的にどのくらいのパフォーマンスになっているのかはご説明できませんが、Intelの第12世代(Alder Lake)と比較されるであろう、高性能なCPUです。
GPUはRyzen 7モデルがGeForce RTX3060、Ryzen 9モデルがRTX3070Tiを搭載します。特にRyzen 9モデルはゲーミングノートとしてはトップレベルの実力があると期待されます。
RAMは全モデル16GB、ストレージはG15(15.6インチ)のRyzen 7モデルが512GB SSDで、それ以外のモデルはすべて1TB SSDを搭載します。また、ディスプレイはG15、G17とも2,560 × 1,440と、一般的なFHD(1,920 × 1,080)よりもワンランク高精細で、リフレッシュレートはG15が165Hz、G17が240Hzです。
入出力ポートはUSBが合計で4つ、HDMIに有線LANポート、イヤホンジャックと、ゲームプレイに必要なものが揃っていると思います。ただし、CPUがRyzenということもあってThunderbolt 4はありません。また、SD(microSD)カードリーダーもないですね。
2.ROG Strix G15/G17 筐体
G15とG17は筐体サイズが異なりますが、キーボード以外はほぼ同じデザインです。この記事では主にG17の製品画像を使ってご説明します。G17は同じ17.3インチで先日実機レビューをしたROG Strix SCAR 17 G733ZXと同サイズ(厚さは若干異なります)で見た目もよく似ています。上部ベゼルと左右ベゼルが細く、没入感の得られる形状だと思います。ただし、「Webカメラはありません」。
また、前面下部と側面前方にLEDライトがあり、ゲーミングPCらしい雰囲気が出ています。
天板です。筐体素材は不明ですが、ROG Strix SCAR 17 G733ZXでは天板に金属素材が使われていました。
ポート配置です。G15、G17とも同じポート構成、同じ配置になっています。この製品、背面にもポートがありますが、右側面にはポートがありません。ROG Strix SCAR 17 G733ZXには右側面にセキュリティ強化用のKeystoneがありましたが、その影響だと思います。ただし、G15、G17ともKeystoneは装備されません。
キーボードです。上がG17でテンキー付き、下がG15でテンキーレスです。ともに「オールキー RGB」、つまり個々のキーのバックライト色を任意に変更できます。キーピッチは開示されていませんが、ROG Strix SCAR 17 G733ZXのキーピッチが手採寸で約19 mmでしたから、おそらくこの製品も同様のサイズになっていると思います。
3.ROG Strix G15/G17 価格など
ASUS ROG Strix G15/G17はASUS Storeに製品ページがあり、3月23日現在だとG15のRyzen 7モデルのみ販売中、G17のRyzen 7モデルが4月1日発売予定、G15・G17のRyzen 9モデルは5月末発売予定です。3月23日現在の表示価格は下記の通りです。
G15(15.6インチ)
・Ryzen 7:219,800円
・Ryzen 9:289,800円
G17(17.3インチ)
・Ryzen 7:229,800円
・Ryzen 9:299,800円
※税込み価格
ついにRyzen 6000番台を搭載するノートPCが発売されましたね。パフォーマンスももちろん気になるところですが、この製品はROGらしい、またゲーミングノートらしい、個性的で迫力のあるデザインになっていますし、RAMやSSDも高規格、ディスプレイも高リフレッシュレートなので、幅広い層のゲーマーに支持されるのではないかと思います。
4.関連リンク(ASUS)
ROG Strix G15 G513RM(15.6インチ、Ryzen 7)
ROG Strix G15 G513RW(15.6インチ、Ryzen 9)
ROG Strix G17 G713RM(17.3インチ、Ryzen 7)
ROG Strix G17 G713RW(17.3インチ、Ryzen 9)