ASUSがゲーミングノートPC「ASUS Gaming V16」を発売しました。「ROG」でもなく「TUF Gaming」でもなく、ASUSの既存のゲーミングランドには属さない製品です。同社の看板ゲーミングブランド「ROG」ほどスペックは高くはなく、どちらかというとエントリーゲーマーやカジュアルゲーマーをターゲットとした製品と思われます。
1.スペック
スペック表
ASUS Gaming V16 V3607VU |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core 5 210H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX4050 Laptop GPU |
RAM | 16GB(DDR5-5200、最大32GB) |
ストレージ | 512GB (PCIe4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14型 (1,920 x 1,200) 144 Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力/PD対応) USB3.2 Gen1 Type-A × 2 HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(207万画素) |
バッテリー | 63Wh(動画再生 約6.6時間) |
サイズ | 357.0 × 250.7 × 18.0-22.0 mm |
重量 | 1.95 kg |
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搭載CPUはCore シリーズ2(Intel公式サイトによればコードネームはRaptor Lake)のCore 5 210Hです。最新型番ではありますが、Core Ultraシリーズ1(Meteor Lake)、シリーズ2(Lunar Lake、Arrow Lake)とは異なり、AI処理チップNPUは内蔵していません。4コア12スレッド、TDP(ベースパワー)45Wと高性能な型番ではあります。
GPUはGeForce RTX4050、RAMは16GB、ストレージは512GBです。CPUとGPUの性能は決して低くはありませんが、Intel CPUとGeForceシリーズの型番体系から見るとエントリークラスということになるでしょう。また、RAMとSSDの容量もゲーミングPCとしては大容量とは言えません。
ディスプレイは16インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)、リフレッシュレートは144 HzとゲーミングPCらしいものになっています。ただ、やはりROGシリーズの製品と比較すると解像度、リフレッシュレートとも低めです。
筐体色はマットブラック、筐体素材の説明はありませんでした。MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性を備えています。
キーボードです。この画像では英語配列ですが、日本仕様は「102キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列)」と開示されています。バックライト色は「ターボブルー」といいます。ゲーミングPCらしい色ですよね。
側面と入出力ポートの構成です。USBポートは合計で3つと控えめ、Thunderbolt 4やUSB3.2 Gen2といった高規格なものでもありません。また、薄型設計のためか有線LANポートもありませんね。
この画像にタッチパッドも写っていますが、タッチパッドは大型でASUS独自のスマートジェスチャに対応します。私の認識ではゲーミングノートでタッチパッドの機能を強化している製品は多くはないので、ASUS Gaming V16ではゲーム以外の利用シーンも意識した設計になっていると感じられます。
2.価格など
ASUS Gaming V16 V3607VUはASUS Storeで販売中で、2月20日現在の価格は139,800円です。昨年くらいからゲーミングノートの価格が上昇傾向にあり、その中にあってASUSのノート最新モデルが139,800円というのはお買い得と感じられますね。
3.関連リンク
ASUS Gaming V16 V3607VU:ASUS Store
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