こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Windowsストアのアプリは日々充実度を増していて、実用性が高いものや面白いゲームもどんどん増えていますが、いわゆる「スマホらしいゲーム」というのはまだまだ少ないですね。ここで私がイメージしている「スマホらしい」というのはこんなゲームです。
・比較的短時間でクリアできるパスルっぽいバトルを繰り返しながらストーリーを進めていく、一種のアクションRPG
・キャラクターを組み合わせて自分独自のチームを編成
・新しいキャラクターはステージクリア、または「ガチャ」で入手できるので、強力なキャラを収集しながらゲームを進める
・「ガチャ」は地道な努力でポイント(アイテム)を入手することでできるが、課金によっても可能(これが社会的問題になることも)
・しょっちゅうイベントがあり、参加するとレアなキャラや豪華なアイテムが手に入る
・ゲーム内で「フレンド」や「ギルド」を作り、チームバトルができる
「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」とか「モンスターストライク(モンスト)」とか、App StoreやGoogle Playのランキング上位にはこのタイプのゲームが多く見られます。でもWindowsストアではあまり見かけません。
そのWindowsストアの中でも、GAMELOFTはスマホからWindowsストアへの移植に熱心で、スマホっぽいゲームをWindowsストアに供給してくれています。今回紹介する「バトルオデッセイ」まさに、「スマホゲームっぽい」パズル型アクションRPGです。ユニバーサルアプリで無料、アイテム課金制となっていて、アプリサイズは163.5 MBとなっています。私、WindowsタブレットとWindowsPhoneの両方にインストールして遊んでみたのですが、ゲームバランスがよく、変な言い方をすると中毒性のある内容になっています。
目次
1.遊び方
初期キャラを選ぶ
ゲームの最初に初期のリーダーキャラがもらえます。キャラには属性があり、「陽、月、海、火、地」の中から自分の好きなキャラを選びます。すっごくありがちなんですけど、それぞれの属性は他の属性に対して強弱があり、海、火、地は3すくみ、陽と月はお互いに対して強い、ということになっています。どれを選んでも有利不利はないはずですけどね。
オーブをつなげて消していき、攻撃
これがバトル画面です。「どこかで見たことがある」という感じの、まさにパズル型RPGゲームの典型という画面ですね。ちなみにこのゲームは縦持ちレイアウトでしか遊べません。
パズドラでいう「ドロップ」はこのゲームでは「オーブ」といいます。パズドラではドロップを指で動かして3つ以上同色を並べるとドロップが消え、敵に攻撃する仕組みですが、バトルオデッセイでは同色のオーブを指でなぞって連結させ、連結されると敵に攻撃する仕組みです。ちなみにオーブの種類は上に書いた「陽、月、海、火、地」に加え、「回復オーブ(キャラのダメージを回復する)」があります。このへんの仕組みもどこかで…。操作は全然むずかしいことはなく、だれでもすぐに理解できるはずです。
助っ人キャラ
各ステージの攻略は自分のキャラ5人と助っ人キャラ1人の合計6人で行います。助っ人は最初のうちランダムに選ばれますが、助けてくれた助っ人には「フレンド申請」ができるようになります。最初のうちは自分のキャラが頼りないので、レベルの高い、強力な助っ人を選びます。
キャラのレベル
プレイヤーのレベルはステージを進めていくうちに上がっていきますが、キャラは強化しないとレベルアップしません。キャラのレベルアップは「強化(他のキャラを餌にする)」によって可能です。そして、これもスマホゲームのお約束ですが、キャラには「持って生まれたランク」があり、ノーマルとかレアとかハイレアなどに分類されています。当然レア度の高いキャラのほうが強力なので、はなんとかしてレア度の高いキャラを入手したいというモチベーションが生まれ、それがガチャへの課金に向けられるわけですねw
また、レア度の低いキャラでも「進化」させることによってレア度を高め、強化することが可能になっています。
大手ゲームメーカーのアプリらしく、チュートリアルが非常に親切、かつ長ったらしいのですが、その分このたぐいのゲームの初心者でもすぐに遊び方を理解できますし、チュートリアルを通じてレアキャラを入手したり、キャラを進化させたりできます。
コンティニューやガチャはルビーで
不運にして敵に敗れてしまった場合、コンティニューしたくなりますが、その場合はルビーを使います。同様にガチャ(レアガチャですね)を引く場合もルビーを使います。そして当然このルビーは課金対象です。地道にステージをクリアし続けることによっても集まるので、課金しなくても十分遊べますが、11連ガチャとかをするのはかなり長い道のりになります。しかし、上の画像を見ると、1万円とかもありますね。1万円あったら格安スマホとか中華のタブレットが買えます…。
その他にアプリ内通貨のようなものとして、「コイン」と「フレンドポイント」があります。コインはキャラを強化させたり進化させたりするときに必要で、課金で購入することが可能です。フレンドポイントの方は助っ人を起用したり起用されたりすると溜まっていき、ノーマルガチャに使えます。こちらは課金対象ではありません。
VSバトルやイベントもあり
このゲームでは、他のプレイヤーとリアル対戦ができますし、豪華アイテムが入手できるイベントもあります。もちろんガチャも期間限定のものがありますので、課金要素満載といえるかもしれません。
総じてバトルオデッセイはよくも悪くも王道スマホゲームと言えます。ありがちではありますがシンプルなゲーム性で最初のうちサクサク進めるステージもそうですし、レアキャラを集めるコレクター的な楽しみもあり、やりこみ要素が多いです。
2.もちろんユニバーサル
バトルオデッセイはWindowsユニバーサルアプリなので、Windows 8搭載の PCやタブレットにも、WindowsPhoneにもインストールできます。ちなみにiOSやAndroidでも遊べます。Microsoftアカウントでデータを保存できるようになっていますが、同じアカウントでログインしてもWindowsタブレットとWindowsPhoneの間でデータはうまく同期できない場合がありました。具体的には、
最初にWindowsタブレットにインストール
次にWindowsPhoneにインストール、しかしタブレットのデータは同期されず
最後にPCにインストール、WindowsPhoneのデータが同期された
となりました。最初にいれたタブレットのデータが同期されるはずですよね。初期起動の際、Windows PCとタブレットはMicrosoftアカウントを自動的に読み込みますが、WindowsPhoneではそういう挙動にならず、Microsoftアカウントを手入力せねばならなかったので、それも原因になっているかもしれませんし、アプリそのものの挙動が不安定だったせいもあるのかもしれません。
3.ちょっと不安定かな
バトルオデッセイはWindowsストアだけでなく、Google PlayやApp Storeでもつい最近(4月下旬)にリリースされたばかりです。つまりGAMELOFTはWindowsストアのこともちゃんと重要視してくれている、ということですね。それはさておき、残念ながらアプリの挙動はやや不安定と言わざるを得ません。Windowsタブレットでの挙動はごくたまにフリーズする、という程度で、我慢できるレベルなのですが、WindowsPhoneだとフリーズしたり、画面がブラックアウトしたり、ローディング画面から先に進まなかったりと、かなりストレスが溜まる挙動となりました。Lumia 636で試したので、これよりスペックの高いWindowsPhoneだとまた事情が変わるかもしれません。
しかし、リリースから日が浅いこと、リリース元が大手メーカーであることから、不具合が放置されるとは思えず、すぐに解消されるのではないかと思っています。
もうすぐWindowsPhoneが日本でも手に入るようになります。その日に向けて、こういうスマホらしいゲームアプリがもう少し増えてもいいと思いますし、iPhoneやAndroidを使っている友人と共通のアプリで遊べる、ということは朗報ですよね。とりあえずWindowsストア版のほう、ぜひ遊んでみてください。ウインタブを読んでいる人は廃課金者にはならないでしょうから。
4.関連リンク
バトルオデッセイ:Windowsストア