こんにちは、かのあゆです。XiaomiがRedmiシリーズ最新モデルとなる「Redmi A1」を発表しています。主にインド地域向けに販売されるモデルですがAliExpressでも購入できます。OSにAndroid 12 Go Editionを搭載するエントリーモデルで、端末としてのスペックは高くないのでメインで使用するのは厳しいですが、とにかく「安い」のが特徴です。
1.Redmi A1 スペック
スペック表
Redmi A1 | |
OS | Android 12 Go Edition |
CPU | MediaTek Helio A22 |
RAM | 2GB/3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 6.52インチ(1,600x 720) |
LTEバンド |
FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20/28 TD-LTE:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | MicroUSB、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン5MP/アウト8MP(デュアルカメラ) |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 164.90 x 76.75 x 9.09 mm |
重量 | 192 g |
コメント
Redmi A1のほか、「Redmi A1+」というモデルもあります。A1とA1+の相違点は「指紋センサーの有無」のみで、それ以外のシステム構成や筐体デザインは同一です。この記事では主に指紋センサーのない「A1」についてご説明します。
OSはAndroid 12 Go Editionです。Xiaomi端末としては珍しくMIUIではなく「素の」Androidベースのソフトウェアが搭載されています(ウインタブ注:AliExpressの製品ページでは「Go Edition」という文言が使われておらず、Go Editionではない可能性がありますが、XiaomiのグローバルサイトでGo Editionである旨明記されていましたので、この記事では「Go Edition搭載」としています)。
CPUはMediaTek Helio A22です。AnTuTu Benchmarkでの総合スコアは約10万点と性能は低いものの、軽量なGo EditionがOSなので、軽めのアプリを利用するぶんには問題なく利用できると思います。ただしゲーム用途には厳しいでしょう。
RAMは2GB/3GB、内蔵ストレージは32GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。現状AliExpressではRAM2GBモデルのみが販売されており、2GBというのはAndroid Go Editionのシステム要件ギリギリのスペックですが、Redmi A1では「メモリ増設」を利用できるため、内蔵ストレージをメモリ領域に割り当てることで実質4GB分利用可能です。ストレージの規格は読み書き速度が高速なUFSではなく、eMMCなのでどの程度効果があるのか不明ですが、バックグラウンドでアプリをある程度起動した状態でもほかのAndroid Go Edition端末よりはストレスなく利用できるはずです。
ディスプレイは6.5インチサイズで、解像度はHD+(1,600 × 720)です。エントリークラスのスマートフォンとしては標準的なスペックで、FHD以上の解像度と比較すると物足りなさは感じるものの極端にドットが目立つと言うことはありません。タッチサンプリングレートは120Hzです。
カメラはイン5MP、アウト8MP。アウトカメラは「デュアル」になっていますが、もう一つのカメラの画素数は不明です。AIによるシーン識別もサポートします。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.0に対応します。
バッテリー容量は5,000 mAhです。現在販売されているスマートフォンとしては珍しくMicroUSBポートが搭載されています。
2.Redmi A1 筐体
前面です。ディスプレイのノッチはティアドロップ型を採用しています。左右ベゼルは狭めですが、下部ベゼルはやや「顎」が目立つ印象です。
背面です。この画像は指紋センサーのある「A1+」のほうで、A1には指紋センサーはありません。素材はおそらくプラスチックかと思われますが、テクスチャー加工が施されており安っぽさは感じられません。カメラバンプのデザインがMi 11シリーズに似たものになっており、低価格モデルでありながら所有欲を満たしてくれます。筐体色は「ライトブルー」「ライトグリーン」「ブラック」の3色展開です。
3.Redmi A1 価格など
Redmi A1はAliExpress内のMi Official Storeにて販売中で、10月10日午後4時(日本時間)からワールドプレミアセールが開催される予定です。セール価格は89ドル(13,080円)です。
円安の影響を受けてしまったとはいえ、Redmiブランドの新品スマートフォンが1万円前半で購入できるのはかなりインパクトがあります。スペックは高くないものの、プリインストールされているアプリをメインに使うのであれば不満なく使える性能は備えているので、2台目、3台目のサブ機として購入するのも良いかもしれません。
4.関連リンク
Redmi A1:Xiaomi Mi Store(AliExpress)