Xiaomiがミッドレンジスマートフォン「Xiaomi 13 Lite」を発表しました。中国市場で先行販売されている「Xiaomi Civi 2」のグローバル版となり、同時発表のXiaomi 13/13 Proとは筐体デザインが異なっています。カメラはLeicaチューニングではありませんが、セルフィー撮影に力を入れているのが特徴です。
なお、Xiaomi 13/13 Proについてはすでに紹介記事を掲載済みです。こちらも合わせてご覧ください。
Xiaomi 13/13 Pro - Leicaとのコラボでより進化したカメラが魅力のXiaomi最新フラッグシップモデル
1.Xiaomi 13 Lite スペック
スペック表
Xiaomi 13 Lite | |
OS | MIUI 14(Android 12ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.55インチAMOLED(2,400 x 1,080)120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 TD-LTE: B38/40/41/42 |
SIM | nanoSIM ×2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP+8MP/アウト50MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 4,500 mAh |
サイズ | 159.2 × 72.7 × 7.23mm |
重量 | 171 g |
バリエーションモデル
・RAM8GB/ストレージ128GB
・RAM8GB/ストレージ256GB
コメント
Xiaomi 13/13 Proと同じく、Xiaomi 13 Liteでは最新バージョンとなるMIUI 14がプリインストールされていますが、ベースになっているOSはAndroid 13ではなくAndroid 12です。MIUIはもともと古いバージョンのOSでもXiaomiが独自カスタマイズを行った部分に関してはほぼそのまま利用できるのが特徴となっており、Xiaomi 13 LiteでもMIUI 14の恩恵を受けることが可能です。また発売後そう遠くないうちにAndroid 13へのアップデートも実施されるものと思われます。
CPUはSnapdragon 7 Gen 1です。日本国内ではまだ搭載端末が販売されておらず、未知な部分も多いのですが、ミッドハイレンジのスマートフォンに採用されていたSnapdragon 700シリーズの後継となる製品で、AnTuTu Benchmark v9の総合スコアは約58万程度を計測するようです。最新のハイエンドCPUであるSnapdragon 8 Gen 2はもはやオーバースペックとも言える性能になっているので、Snapdragon 7 Gen 1でもパワー不足を感じることはないでしょう。RAMは8GB、ストレージは128GB/256GBで、MicroSDカードスロットはありません。
ディスプレイは6.55インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。Xiaomi 13/13 Proと同じくパネルはAMOLED(有機EL)で、リフレッシュレートは120Hzなので、なめらかなスクロールを体感できます。またDolby Visionもサポートしています。強化ガラスはコーニング社のゴリラガラス5です。
カメラはイン32MP+8MP(深度センサー)、アウト50MP + 8MP + 2MPです。Leicaチューニングではないものの、Xiaomiのスマートフォンはミッドレンジモデルでもカメラの性能は高く、満足できるものになっているのでXiaomi 13 Liteでも美しい写真を撮影することができそうです。インカメラも32MPと画素数が高く、セルフィー撮影も「映える」写真を撮ることが出来ます。
バッテリー容量は4,500 mAhで、67W出力の急速充電に対応しています。
2.Xiaomi 13 Lite 筐体
筐体デザインはXiaomi 13/13 Proと異なっており、前面はiPhone 14 Proの「ダイナミック・アイランド」によく似たピル型ノッチが採用されています。背面はXiaomi 12/12Tシリーズとほぼ共通ですが、メインレンズと超広角レンズが一つにまとまったカメラバンプ部が個性的です。筐体色は「ブラック」「ライト・ブルー」「ライト・ピンク」が用意されます。
3.Xiaomi 13 Lite 価格など
Xiaomi 13 Liteは3月8日よりAliExpress内Mi Storeにてフラッシュセールを開催する予定で、価格は449ドル(約62,300円)から、と予告されています。2世代前のモデルとなる「Mi 11 Lite 5G」は国内向けにおサイフケータイを搭載した上で正規投入されており、人気となりましたが、昨年発売されたXiaomi 12 Liteは国内投入が見送られており、今回も国内投入されるかどうかは今のところ不明です。
円安の影響もあり、「Lite」も価格が上がってしまいましたが、それでもXiaomi 13/13 Proよりはかなり購入しやすい価格に抑えられており、個人的には今回発表された端末の中では一番魅力的なのではないかな…と感じています。
4.関連リンク
Xiaomi 13 Lite:Xiaomi(Global)
Xiaomi 13 Lite:Xiaomi Mi Store(AliExpress)