こんにちは、かのあゆです。3月15日に開催されたXiaomiの発表イベントでは最上位モデルのXiaomi 12 Pro、コンパクトハイエンドのXiaomi 12のほか、購入しやすい価格帯に設定されたXiaomi 12Xもグローバル投入されています。
高品質なディスプレイやカメラなどの仕様は上位モデルとなるXiaomi 12のものをそのまま継承しつつ、搭載CPUのスペックを落とし、ワイヤレス急速充電とワイヤレスリバース充電を「非対応」とすることでより購入しやすい価格帯に抑えたモデルとなります。
1.Xiaomi 12X スペック
スペック表
Xiaomi 12X | |
OS | MIUI 13(Android 11ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.28インチAMOLED(2,400 × 1,080)120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/26/28/32/66 TDD-LTE:B38/39/40/41/42/48 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト50MP+13MP+5MP |
バッテリー | 4,500 mA |
サイズ | 152.7×69.9×8.16 mm |
重量 | 176 g |
バリエーションモデル
・8GB/128GB
・8GB/256GB
コメント
OSはAndroid 11ベースのMIUI 13です。現時点では日本国内での投入予定はありませんが、かつてのMIUIとは異なり日本語ロケールもしっかり搭載されているので今回販売開始となったグローバル版を購入しても日本語環境で問題なく利用することが可能です。
Xiaomi 12シリーズの中では唯一前バージョンの「Android 11」ベースのままですが、Android 12へのアップデートも準備中となっています。またMIUI 13としての機能に関してはAndroid 11ベースでもほぼ差はありません。
CPUはSnapdragon 870です。製品としては3年前に投入されていたSnapdragon 865 5Gのクロックアップ版となり、AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは70万点程度を計測します。上位モデルのXiaomi 12 ProやXiaomi 12に搭載されているSnapdragon 8 Gen 1と比較するとベンチマークの数値は劣る印象を受けるのですが、8 Gen 1はまだ搭載端末が出回っていないこともあり、ゲームタイトルによっては最適化が進んでいないものも存在することも考慮すると、正直Snapdragon 870でも十分かと思います。もちろんGPU性能も高いので「原神」のような重量級クラスのタイトルも快適に楽しむことができます。RAMは8GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。
ディスプレイは6.28インチで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。ここはXiaomi 12と同じになっていて、パネルは高品質なAMOLEDを採用しているほか、リフレッシュレート120Hz表示、タッチサンプリングレート480Hzに対応します。
カメラの仕様もXiaomi 12から変更されておらず、イン38MP/アウト50MP(標準) + 13MP(超広角) + 5MP(マクロ)という構成を継承しています。より購入しやすい価格帯でXiaomi 12シリーズのアップグレードされたカメラ性能を体験できるのは魅力的ですね!
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.1に対応します。
バッテリー容量はXiaomi 12と同じく4,500 mAhで、67W出力の急速充電も対応しますが、ワイヤレス充電とワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどを充電できるワイヤレスリバース充電は非対応となっています。
2.Xiaomi 12X 筐体
前面です。価格を抑えたモデルということで、競合機だとフラットディスプレイに変更されている場合も多いのですが、Xiaomi 12Xでは上位モデルと全く同じデザインを採用しています。そのためエッジディスプレイが採用されており、上下ベゼルもかなり狭くなっています。
背面デザインもXiaomi 12と全く共通で、マット加工が施されたガラス素材が採用されています。メインレンズの大きさが強調されたカメラバンプのデザインも変更されていません。ちなみに先に販売されている中国モデルとの差は背面ロゴに「5G」の表記があるかないか、という程度です。筐体色は「ブラック」「パープル」「ブルー」の3色展開です。中国版で用意されていた「グリーン」はグローバル版では投入されません。
3.Xiaomi 12X 価格など
Xiaomi 12Xは3月17日より販売開始となり、価格は599ドル(約76,815円)からですが、AliExpress内Mi Global Storeでは3月17日より発売記念セールを開催する予定となっており、セール価格は449ドル(約53,143円)からとなるようです。
セール価格だと日本国内で販売されているXiaomi 11Tとほぼ同じ価格帯になりますが、「CPUと充電周りの仕様以外は上位モデルのXiaomi 12と同じ」であることを考えると、お買い得感があります。ワイヤレス充電やワイヤレスリバース充電はあれば便利ではあるものの、「必須」というわけではありませんし、搭載CPUも十分高性能なのでコストを抑えて高性能な端末を購入したい方には魅力的な選択肢になると思います。
4.関連リンク
Xiaomi 12X:Xiaomiグローバルサイト 製品紹介
Xiaomi 12X:Mi Global Store(AliExpress)