こんにちは、かのあゆです。9月15日に開催されたXiaomiの発表会では日本国内での発売も予定されているXiaomi Pad 5やMi 11Tシリーズのほか、先日ウインタブでも実機レビューを行い、国内でも人気となっているMi 11 Lite 5Gのマイナーチェンジモデル「Xiaomi 11 Lite 5G NE」も発表されています。NEとは「Next Edition」を意味しており、薄型軽量の筐体はそのままにCPUが変更されています。
Xiaomi Japanの公式Twitterのツイートによれば、残念ながら日本発売予定の製品には含まれていないようですが、とても魅力的なミッドレンジモデルに仕上がっています。なお仕様に関してはMi 11 Lite 5Gと共通の部分も多いため、下記の実機レビューも参照していただけると幸いです。
Xiaomi Mi 11 Lite 5G 実機レビュー ー 国内版はおサイフケータイ対応、全体的な性能は高いもののGPUのチューニング不足感が残念
1.Xiaomi 11 Lite NE スペック
スペック表
Xiaomi 11 Lite 5G NE | |
OS | MIUI 12.5(Android 11ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 778G 5G |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.55インチAMOLED(2,400 x 1,080) |
LTEバンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78/66 FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 TDD LTE:B38/40/41/42 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン20MP/アウト64MP + 8MP + 5MP |
バッテリー | 4,250 mAh |
サイズ | 160.53 x 75.73 x 6.81 mm |
重量 | 158 g |
バリエーションモデル
・6GB/128GB
・8GB/128GB
・8GB/256GB
※左からRAM、ストレージ
コメント
プリインストールされているOSはAndroid 11をベースとするMIUI 12.5です。日本国内でも販売中のMi 11 Lite 5GではQualcomm Snapdragon 780G 5Gが搭載されていますが、マイナーチェンジモデルとなるXiaomi 11 Lite 5G NEではQualcomm Snapdragon 778G 5Gに変更されています。型番だけ見るとSnapdragon 780Gより下位グレードのように見えますが、性能はほぼ同等となっています。RAMは6/8GB、内蔵ストレージは128/256GB構成で、Mi 11 Lite 5G同様MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは6.55インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 x 1,080)です。「生意気なディスプレイ」は健在でパネルはAMOLED(有機EL)を採用し、リフレッシュレート90 Hz表示やHDR+に対応しているほか、Mi 11 Lite 5Gでは対応していなかったDolby Visionのサポートも追加されています。ただし強化ガラスはMi 11 Lite 5Gの「ゴリラガラス6」から「ゴリラガラス5」にダウングレードされています。
カメラはイン20MP、アウト64MP + 8MP + 5MPという構成で、Mi 11 Lite 5Gから変更されていません。夜景も美しく撮影できる「ナイトモード」にも対応しており、十分満足できるものになっていると思います。
バッテリー容量は4,250 mAhで、33W出力の急速充電に対応しています。この点もMi 11 Lite 5Gから継承されています。
2.筐体
前面です。基本的にMi 11 Lite 5Gのマイナーチェンジモデルなので筐体デザインは変更されていません。
Mi 11シリーズのデザインを継承した背面デザインもそのまま受け継がれています。ただし筐体色に関しては一部変更されており「トリュフブラック」「バブルガムブルー」「ピーチブルー」「スノーフレークホワイト」の4色展開となっています。
3.Xiaomi Lite 5G NE 価格など
Xiaomi Lite 5G NE(グローバル版)は近日発売予定で、発表会でアナウンスされた価格は6GB/128GB版が369ユーロ、8GB/128GB版が399ユーロとなっていましたが、AliExpress内のXiaomi Mi Storeでは9月23日に発売され、発売と同時にワールドプレミア(セール)がスタート、セール価格は下記のとおりです。
6GB/128GB:329ドル・約37,270円
8GB/128GB:379ドル・約42,930円
※ワールドプレミアの価格はショップから案内されたもので、この先変更となる可能性もあります。変更ある場合、随時修正いたします(9月22日更新)。
日本国内ではおサイフケータイに対応しているMi 11 Lite 5Gが販売中ですが、国内投入されなかったRAM 8GBモデルもあり、悩ましい選択肢になりそうです。
突然発表されたMi 11 Lite 5Gのマイナーチェンジモデルですが、残念ながら現時点ではXiaomi Pad 5やMi 11Tシリーズとは異なり日本国内での販売予定はないようです。既存のMi 11 Liteシリーズ(4G/5G)も併売されるようなので、どのような立ち位置で投入されたモデルなのかわからないのですが、Snapdragon 780G 5Gに関しては供給不足、という情報も出ていたので、その関係でCPUを変更したのかもしれません。
Snapdragon 780G 5Gは今後のアップデートで改善されるという情報もあるものの、内蔵GPUがチューニング不足と感じる場面が多かったので、その点はSnapdragon 778G 5Gに変更されたことにより改善されていると思います。
Mi 11 Lite 5Gからの変更点は小さいですが、CPUの変更のほか、ディスプレイの仕様がDolby Vision対応になるなど若干アップデートも行われています。薄型軽量な筐体デザインはそのままで、端末性能も3年前のフラッグシップモデルとほぼ同等の性能を持ち合わせているので、あいかわらず「誰にでもお勧めできる」ミッドレンジスマートフォンとなりそうです。
4.関連リンク
Xiaomi 11 Lite 5G NE:Xiaomi公式サイト 製品紹介(英語)
Xiaomi 11 Lite 5G NE:Xiaomi Mi Official Store(AliExpress)
コメント
2つのモデルとも128GBになってますよ〜。
ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。でも、Aliexpressの販売ページを見ると、当初は8GB/256GBは出ないみたいですね。