UMIDIGIのエントリースマホ、「Power 5S」をご紹介します。この製品は従来モデルの「Power 5」のマイナーチェンジ版で、CPU性能が大きく向上しています。最近のUMIDIGIはタフネススマホのBISONシリーズに注力していて、このPower 5Sもニューモデルながらあまり目立ったプロモーションが行われていません。UMIDIGIからはちょくちょく記事執筆を依頼されるのですが、最近の話題はほぼ「BISONシリーズのみ」ですね。
でもPower 5Sはエントリーモデルながらスペックのバランスがよく、価格もかなり低めなので、日頃あまりスマホを使っていない人とか、お子さんやお年寄りにプレゼントするとかの場合はとても魅力的な製品だと思います。
1.UMIDIGI Power 5S スペック
スペック表
UMIDIGI Power 5S | |
OS | Android 11 |
CPU | UNISOC T310 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
ディスプレイ | 6.53インチ(1,600 x 720) |
LTEバンド | FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 18/19/20/26/28A/28B/66 TDD: B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン8MP/アウト16MP+8MP+5MP |
バッテリー | 6,150 mAh |
サイズ | 164.8 x 76.9 x 9.9 mm |
重量 | 215 g |
バリエーションモデル
・RAM4GB/ストレージ32GB
・RAM4GB/ストレージ64GB
コメント
CPUはUNISOC T310です。スマホでは搭載例が多くありませんが、Antutu Ver.9のスコアが15万点程度をマークする、エントリークラスとしては比較的高性能なCPUと言えます。ただし、3D系のアクションゲームをプレイするには少々力不足でしょう。
RAMは4GB、ストレージは32GBと64GBを選べます。従来モデルのPower 5に設定のあったRAM3GBというのはなくなりました。しかし、ストレージ32GBというのは今どきのスマホとしてはちょっと心もとないですね。実売価格の差もそれほど大きくありませんので、できれば64GB版にしておきたいところです。
ディスプレイは6.53インチのFHD+解像度です。100ドル台前半で購入できる製品なので、このあたりは仕方ない、というかこれで十分、という感じです。
技適の取得有無は不明ながら、通信バンドは「グローバル」です。LTEに関しては日本の主要なバンドを網羅しています。
カメラはイン側が8MP、アウト側は16MPのメイン、8MPの超広角、5MPのマクロと、トリプルレンズ仕様になっています。画素数は従来モデルから変更がありませんが、エントリーモデルとしては悪くないでしょう。
それと「UMIDIGIと言えば」の赤外線温度計(体温計)機能がなくなりました。ここはちょっと残念。
製品名に「Power」がついている通り、バッテリーは大容量です。しかし、中華スマホで「大容量」と言えば10,000mAhとか12,000mAhとかの製品がありますし、最近のUMIDIGI製品は特段「Power」と謳っていなくともこのくらいの容量にはなっていますので、UMIDIGIにしてはそれほど「すごい!」という感じではありません。…まあ、常識的には十分だと思いますけどね…。
2.UMIDIGI Power 5S 筐体
展開図がありました。前面はパンチホールではなく控えめな水滴型ノッチが採用されています。また、やや太めにベゼルが残っているのがエントリースマホっぽい感じです。背面は最近のUMIDIGIでよく見られる大きめのロゴが入っています。しかもブランド名とか製品名ではなく「BEYOND DREAMS(夢を越えて)」です。このロゴは従来モデルから踏襲されています。
右側面には電源ボタンと音量ボタン、左側面には「カスタマイズキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)」があります。また、当然かも知れませんがUSBはType-Cでイヤホンジャックも省略されずに装備されています。
低価格モデルなので筐体は高級という感じではなさそうですが、滑り止めの凹凸がついていたりして、手触りは悪くなさそうですね。
筐体色はご覧の3色から選べます。
3.UMIDIGI Power 5S 価格など
UMIDIGI Power 5Sは中国の通販サイト「Banggood」とAliExpress内のUMIDIGI Official Storeで販売中で、12月26日現在だとBanggoodがかなり安く、4GB/64GB版が99.99ドル(11,644円)というセール価格になっています(4GB/32GB版はセールになっておらず、4GB/64GB版よりも高くなっています)。また、AliExpressでは12月27日午後5時からセールが開始され、4GB/32GB版が89.99ドル(10,673円)、4GB/64GB版が115.99ドル(13,757円)で購入できるようです。
タフネススマホでもないエントリースマホというのはスマホ好きな人のサブ機・サブサブ機としていまひとつニーズがなさそうな気もしますが、冒頭にも書かせていただいたように、この製品であれば、あまりスマホを使う機会がない人のメイン機として悪くないように思いますし、お子さん用など、様々な使いみちが浮かぶんじゃないかと思います。
4.関連リンク
UMIDIGI Power 5S(4GB/64GB):Banggood
UMIDIGI Power 5S(4GB/32GB):Banggood
UMIDIGI Power 5S:UMIDIGI Official Store(AliExpress)
コメント
UNIDGI A9購入しました。APN パラメーター設定が全部英語でとても苦労しました。まず元スマホAPN 設定✉️してUNIDGI スマホSIM挿入、✉️見ながら設定打ち込みでやっと使えるようになりました。
日本人にはファ―ウェイかシャオミのほうが向いてると思います。WIFI 専用ならいいんでしょ❗
こんにちは。重複したコメントになっていると思われたのでひとつ削除しました。HUAWEIはいろいろアレですが、XiaomiやOPPOが日本展開をするようになって、もともと日本市場に力を入れていて、価格帯が一部バッティングするUMIDIGIはエントリークラス主体の開発に切り替わったように思います。個人的にはいいメーカーだと思いますけどね。APN設定お疲れさまでした。