UMIDIGIがエントリークラスのAndroidタブレット「G1 Tab Mini」と「G1 Tab Mini Kids」を発売します。G1 Tab Miniについては1月4日に「近日発売」という紹介記事を掲載したのですが、その後いったん発売が延期されたようで、つい先日UMIDIGIから「まもなく発売します」という連絡をいただきましたので、改めて記事にしたいと思います。
1.スペック
スペック表
UMIDIGI G1 Tab Mini | |
OS | Android 14 |
SoC | Rockchip 3562(RK3562) |
RAM | 3GB(拡張機能により最大6GB) |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 8インチIPS(1,280 × 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi6(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト5MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 201.6 × 124.5 × 8.9 mm |
重量 | 359 g |
コメント
今回ご紹介するのは「G1 Tab Mini」と「G1 Tab Mini Kids」ですが、システムスペックは両者同じで、外装とUIが一部異なるのみです(後述します)。
スペック面では特に見るべきところはないかなあ、と思いますが、OSは最新のAndroid 14を搭載しています。昨年末のTeclastを皮切りに、中国メーカーの低価格タブレットにもAndroid 14を搭載する製品が続々と登場しています。以前と比べ、随分最新バージョンへの対応が早くなりましたよね。
SoCのRK3562はAntutuスコアが15万点程度とのことで、エントリークラスであることは間違いないものの、ニュースアプリとかパズルアプリ、動画視聴などでは特に問題なく利用できると思います。
RAMは3GBで拡張機能により最大6GBとして使え、ストレージは32GBです(以前の紹介記事では64GBと紹介しましたが、その後変更されたようです)。はっきり言って32GBではゲームなど大容量アプリのインストールは厳しく、ほぼストリーミング専用か、あるいはごくライトなニュースアプリとかパズルアプリをインストールしておしまい、という感じです。ただし、microSDカードによるストレージ拡張には対応しています。
ディスプレイは8インチで1,280 × 800解像度、Widevineのレベルについては説明がないため、おそらく「L3」だと思います。よって、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質での視聴はできない、と考えておきましょう。
カメラはイン/アウトとも5MPです。…まあ、メモ用ですね。ただ、イン側の5MPというのはWebミーティングなどには十分に高い画素数です。バッテリーは5,000 mAhで、サイズが小さく、またSoCもエントリークラスということで不足のない容量だと思います。
2.筐体
G1 Tab Miniの筐体はごくプレーンなタブレット、という感じです。強いて言えば前面のカメラが上部ベゼルのやや右側にあるのがちょっと面白いかな、という感じ。
Tab G1 Mini Kidsのほうはかなり大型で立体的な造形のカバー(EVA保護ケース)がつきます。これなら小さなお子さんが乱暴に扱っても心配なさそうですね。
カバーの背面には円形のハンドルもついています。このハンドルはフレキシブルに動かすことができ、タブレットスタンドとしても使えます。
G1 Tab Mini Kidsには「Kids Park」というアプリ群(アプリのパッケージ)が入っており、 算数、科学、芸術などさまざまなテーマにまたがる100以上の教育的でインタラクティブなゲームを楽しめます。お子さんの知育に良さそうですね。
3.価格など
UMIDIGI G1 Tab MiniとG1 Tab Mini Kidsは近日発売予定ですが、まだ販売ページはできていません。お子さん向けのG1 Tab Mini Kidsはともかくとして、G1 Tab Miniのほうは「完全に価格勝負」な製品だと思います。8インチサイズでそこそこ使えるタブレットがAmazonのセールで1万円前後で購入できる(例:Teclast P85T)昨今ですから、1万円を大きく下回るような価格でないと食指は動かないですね…。
4.関連リンク
UMIDIGI G1 Tab Mini:UMIDIGI公式サイト
UMIDIGI G1 Tab Mini Kids:UMIDIGI公式サイト