UMIDIGIがスマートフォン「BISON X20」を発売しました。UMIDIGIのBISONと言えばタフネススマホですが、BISONシリーズのニューモデルは久しぶり、という気がします。このX20はエントリースペックで「価格に期待」という感じの製品です。
1.スペック
スペック表
BISON X20 | |
OS | Android 13 |
SoC | MediaTek Helio P60 |
RAM | 6GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.53インチ(1,600 x 720) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/17 18/19/20/28A TDD:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト20MP+2MP |
バッテリー | 6,000 mAh |
サイズ | 172.1 x 83.8 x 12.9 mm |
重量 | 278 g |
コメント
OSはAndroid 13、SoCは今や懐かしいと感じられるHelio P60です。数年前だと「コスパのいいミッドレンジSoC」という感じでしたが、2024年の今となっては「…まあエントリー」です。ウインタブがいつも参照しているNanoreviewというサイトによればAntutu Ver.10のスコアは約23万点ということですが、正直なところ「そんなに出るかな…」とは思います。
RAMは6GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは128GBです。SoC性能から見て、またタフネススマホという位置づけから見て妥当なんじゃないでしょうか。またディスプレイは6.53インチで解像度はHD+にとどまります。
カメラはイン側が8MP、アウト側が20MP+2MPです。画素数に関してはエントリーレベルですね。
バッテリーは6,000 mAhと、一般的なスマホよりは大容量ですが、タフネススマホとしてはそれほど大きな容量ではありません。
2.筐体
BISONシリーズはタフネススマホの割にスッキリしたデザインなのが魅力です。それでいてIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810G)準拠の堅牢性を備えていますので、しっかり「タフネス筐体」です。
側面には2つのカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン。画像ではHot Keyと書かれています)を備え、電源ボタンは指紋センサーを兼ねています。
3.価格など
UMIDIGI BISON X20はAliExpress内のUMIDIGI Global Storeで販売中で、3月6日現在の価格は229.99ドル(35,164円、製品ページにある割引クーポンを使用した価格)です。
正直なところ、この価格なら厳しいですね。スペックはやや古く、特にアピールできそうな点も見当たりません。「タフネススマホっぽくないデザイン」には魅力を感じますけど、ウインタブがよくご紹介しているBlackviewやDOOGEE、OUKITELなどのタフネススマホよりも割高な印象があります。今後のセール価格に期待、というところでしょうか。
4.関連リンク
UMIDIGI BISON X20:UMIDIGI Global Store(AliExpress)