こんにちは、natsukiです。Ulefoneといえば、タフネススマホArmorシリーズを擁し、一般スマホではエントリースペックを中心にハイコスパな製品を輩出する、中華スマホ界でもそろそろ老舗と呼んでよさそうなブランドです。そんなUlefoneが、期待通りやってくれました。最新OSのAndroid 11を搭載した、エントリースマホ「Ulefone Note 11P」です。いかにもUlefoneらしい、エントリースマホのツボを抑えた、お買い得スペックの魅力的な製品となっています。
1.スペック
Ulefone Note 11P |
|
OS |
Android 11 |
CPU |
Helio P60 |
RAM |
8GB |
ストレージ |
128GB |
ディスプレイ |
6.55インチ(1,600 × 720 ピクセル) |
LTEバンド |
B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28A/28B |
SIM形式 |
Nano SIM × 2(microSDと独立) |
ネットワーク |
802.11 a/b/g/n/ac, 2.4G/5G Bluetooth 5.0 |
入出力 |
USB Type-C、microSDカードリーダー 3.5mmオーディオジャック |
カメラ |
イン:8MP アウト:48MP(メインカメラ) 8MP(超広角カメラ) 2MP(マクロカメラ) 2MP(補助) |
バッテリー |
4,400 mAh |
サイズ |
166.9 × 77.2 × 9.95 mm |
重量 |
220g |
CPU(SOC)は、このランクのスマホとしては定番の、Helio P60。重量ゲームはきついですが、軽量なゲームやゲーム以外の用途なら、特段問題はないでしょう。RAMの8GBとストレージ128GBは、エントリースマホとしては文句なし。ディスプレイ解像度がHD+に止まるのは、さすがにいたしかたないか。それでも、実用十分です。
通信バンドは、さすがに5Gnには対応していないものの、4Gバンドなら幅広く対応。海外スマホでは外されることの多いバンド19もしっかり抑えています。VoLTE対応は、商品画像には表記されているものの、その画像の注記にあるように、日本のに対応しているかは分かりません。とりあえず、Docomo系SIMなら音声通話も3G回線使って2026年まではいけます。
アウトカメラのメインカメラは48MPのクアッドレンズ。これもエントリースマホとしては十分。一方でインカメラは8MPに止まります。
ざっと見回して、とがった部分こそ無いものの、この値段でよくぞここまで!という満足感は十分な、Ulefoneらしいスペック番長ぶりです。
2.筐体
筐体を見てみましょう。カラーは、3色。堅実なBlack、Greenと、鮮烈なRed。表面のシワのような輝きも気になるところ。
デザイン自体は、ザ・オーソドックス。背面は中央に指紋センサー。カメラは左上部分にまとまっています。電源ボタンと音量ボタンは片側に集中。3.5mmオーディオジャックもちゃんとありますね。最近は、省略されたり、ついていても下側で邪魔になったりするので、上側にオーディオジャックがあるのは、個人的にポイント高いです。
アウトカメラは、クアッドレンズ。メインカメラの解像度はどどんと48MP。カメラは、どうしてもソフト面で国際大手メーカーには遅れをとりますが、基礎性能は着実に上がっているので、奇をてらわない写真ならそれなりに期待してもいいんじゃないでしょうか。超広角カメラは8MP。ここは、どの程度のものかお手並み拝見したいところ。マクロカメラは解像度2MPで、さすがにこれは期待薄でしょう。補助カメラ2MPは、ボケに貢献するのか? インカメラはパンチホール型で、8MPです。
面白いのは、2つめのSIMカードスロットが、microSDカードとの排他利用ではなく、ちゃんとmicroSDカードスロットから独立しています。これは、このクラスではめずらしい。
重量は220gとのこと。うーん、重い。ここはちょっと残念かも。
3.価格など
Ulefone Note 11PはBanggoodでプレオーダー中です。これはメーカーとタイアップしていて、メーカーサイトからも「Buy Now」でBanggoodに飛びます。プレオーダーお約束の、速く注文するほど安い方式で、3月3日現在、133.99ドル(15,169円)となっています。このスペックでこの価格、そして最新のAndroid 11、さすがはUlefoneですね! エントリースペックのスマホが欲しければ、まずはこれを検討でしょう。
4.関連リンク
Ulefone Note 11P:Banggood
Ulefone Note 11P:メーカーサイト
コメント
メーカーサイトのSpecsページに重量220gとありますね。
情報ありがとうございます。
記事内容を修正させていただきました。
値段的に、RAMやストレージが少ないけど、Redmi 9Tを買った方がしあわせになれる気がする。
Android 11を体験したいっていうのには、いいかもだけど。
カメラをどのくらい使うかにもよるでしょうね。
最近のカメラはなまじ性能がいいだけに、ちょっと使い込むと、ましてや動画なんか撮ると、64GBもあっという間ですから。
どんな用途に使うかで迷う感じでしょうか。
それはそれとして、Redmi 9Tにも128GBモデルはあるはずなのに、なんで日本展開してくれないのか……
日本で使用する場合はAndroid11だとシャッター音が無音化できず、海外スマホを使用するメリットが減ってしまうから、最新版も良し悪しな気がします。
情報ありがとうございます。
Android 10ベースのMIUI 12でもシャッター音消せないので、あんまり気にしていませんでした。MIUIは素のAndroidをそこそこいじってあるわけですけど、素のAndroid 10は消せるんですね。
Android10まではベンダーの実装任せだったのが、Android11からはOS側で強制的にシャッター音が鳴る仕様に変更された様です。
なので以前は使えたシャッター音が鳴らない仕様のカメラアプリでも、シャッター音を無効化できなくなっているそうです。
余談ですがMIUI 11までは地域を日本・韓国以外に設定するとカメラ設定の「カメラの音」から無効化できたのですがMIUI 12ではできないのかな。
なるほど。情報ありがとうございます。
MIUI 12でも、試しに地域を変えたら、シャッター音消えました。