ワイヤレスイヤホンを内蔵するタフネススマホ、Ulefone Armor 15の発売記念セールがAliExpress内のUlefone Official Storeでスタートします。セール期間は8月22日(月)16:00から8月27日(土)の15:59まで(日本時間)で、セール価格は199.99ドル(27,760円)、先着50台限定で29ドルOFFクーポンが発行され、そこに滑り込めれば170.99ドル(23,735円)で購入ができます。
Armor 15はKICKSTARTERでクラウドファンディングされ、その際の価格が169.99ドルでしたから、発売記念セールの価格は「まずまずの安値」と言えるでしょう。最近すっかり「普通にいい出来」になってしまった中華ガジェットですが、個人的には「ひさびさの変態スマホ」と感じられ、関心を持っていました。この製品については紹介記事を掲載済みですが、その後詳細スペックも判明しましたので、ここで改めてご紹介したいと思います。
1.Ulefone Armor 15 スペック
スペック表
Ulefone Armor 15 | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek Helio G35 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 5.45インチ(1,440 × 720) |
LTEバンド | FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B/66 TDD: B38/39/40/41TE |
SIM | Nano SIM × 2 |
ネットワーク | 802.11 a/ac/b/g/n、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB2.0 Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト12MP+13MP |
バッテリー | 6,600 mAh |
サイズ | 170.2 × 79.6 × 18.2 mm |
重量 | 346 g |
コメント
OSはAndroid 12です。つい先日Android 13がリリースされましたが、現時点だとGoogle Pixelシリーズなどごく限られた機種にしか対応していませんので、中華スマホとしてはAndroid 12で最新、と考えていいでしょう。
CPUはHelio G35で、Antutuスコアが12万点程度なので「エントリークラスのいいほう」くらいの性能です。よってゲームプレイなどには向きません。また、ウインタブ読者のメインスマホとしても少々力不足です。ただし、Android OSの基本操作でもたつくようなことはないと思いますし、パズルゲームなどであれば楽しめると思います。
RAMは6GB、ストレージは128GBです。原神のようなゲームを快適に楽しめるような製品でもないので、これだけの容量があれば十分でしょうね。ディスプレイは5.45インチと2022年のAndroidスマホとしては小ぶりなサイズで、解像度もHD+にとどまります。
カメラはイン側16MP、アウト側12MP(メイン)+13MP(広角)という仕様です。アウトカメラの画素数は決して高いとは言えないものの、インカメラの画素数はこのクラスの製品としては悪くないと思います。
2.Ulefone Armor 15 筐体
各部名称です。トップ画像を見ていただくとわかりやすいですが、ワイヤレスイヤホンは上部に格納されています。側面のボタンは音量ボタンと電源ボタンのほか、右側面にはカメラのシャッターボタンが、また左側面にはユーザーが任意の操作を割り当てられるカスタムキーがついています。また、電源ボタンは指紋センサーも兼ねています。
CPU性能は低めながら、各種ボタンの構成など、機能面ではエントリークラスよりもワンランク上の仕様になっていると思いますね。
筐体色は「Meteorite Black / Tech Blue / Sport Red」の3色です。タフネススマホの場合、「基調色は黒でアクセントカラーのみ異なる」というものがほとんどですが、Armor 15は背面カバーの色がキレイです。
内蔵されるイヤホンは本体とBluetoothで接続され、一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同様にタッチ操作に対応します。連続使用時間は最大5時間で本体に収納しておけば自動的に充電されます。音質についてはなんとも言えませんね。もちろんメーカーでは「Brilliant HD Sound Quality」などと言ってますが、「メーカーとしては普通そう言うよね」と思いますし…。
それと、この製品、スピーカーもステレオです。配置も上位機種のように「上面と下面に前向きに」配置されていますので、ステレオ感はしっかり出るんじゃないでしょうか。
AliExpressのセールでは専用ケースもセットできます。このケースは本体をしっかり保護できる上、イヤホンの着脱の邪魔になりません。また、回転クリップ(ベルトを通せます)やカラビナも付属するので、本体と一緒に購入してもいいと思います。
なお、Armor 15は本体のみでもIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810G)の堅牢性を備えています。それと、イヤホン部分について、収納部分がパッキンで覆われていますので本体格納時にはしっかり防水できると思いますが、イヤホン本体の防水性能については説明がなかったので、例えばイヤホンを片方水没させた、などの場合は故障してしまう可能性があります。
3.Ulefone Armor 15 価格など
冒頭に書いた通り、Ulefone Armor 15は8月22日(月)16:00(日本時間)から発売記念セールが開催され、セール価格は199.99ドル(27,760円)、先着50台限定で29ドルOFFクーポンが発行されますので、クーポンを獲得できれば170.99ドル(23,735円)で購入できます。
読者のみなさんが日頃使われているスマホよりもパフォーマンスは低いですし、イヤホンの音質も未知数、というか正直そんなに期待はできませんが、レジャーのお供用サブ機など、結構面白くて便利な使い方ができそうに思います。
4.関連リンク
Ulrfone Armor 15:Ulefone Official Store(AliExpress)
コメント
背面のデザインが京セラのタフネススマホにしか見えない
確かに。これでも中華のタフネススマホとしては個性的なんですけどねえ。
買わないけど、こういった尖ったのが出てくるのがAndroidだよね。
買わないけど。
わかる…。いや、わかる…。
うーむ。
Aliで買いたいとは思わないのだけど、Amazonで売りに出て、セール価格に近い金額だと、買っちゃうかもなぁ。
ストラップホールがなくてもカラビナ付きなら問題ないし。
まあちょっと度胸はいるかもしれないですね…。私もこういう製品は「ぜひ紹介したい!」と思うんですけど、自分で買うとなるとちょっと躊躇するような。なので、どうしても価格を見てから、となります。