記事にアフィリエイト広告を含みます

Teclast T20 - Teclastの10.1インチAndroidタブレット、「マスター」クラスが第2世代に!CPUはHelio X27

Teclast T20
ウインタブで「中華トップグループ」とは「Helio X20クラスのCPU/RAM4GB/ストレージ64GB/2,560 × 1,600解像度のディスプレイ」を備えたAndroidタブレットを指します。そもそもなぜこのようなニックネームをつけたのかと言うと、中華製品(深センに本拠を置く新興メーカー製品)の場合、1社がちょっと変わったスペックの製品を発売すると、他のメーカーが次々に似たようなスペックの競合品を発売する傾向が強く、この「高性能なAndroidタブレット」に関しても、Teclastだけでなく、CHUWIやALLDOCUBE、Binaiといったメーカーからほぼ同スペックの製品が続々と登場したためで、これら似通ったスペックの製品群を「中華トップグループ」と総称することにしたんです。

スポンサーリンク

で、中華トップグループの先駆けとなった製品が「Teclast T10/T8」です。ちょうど1年前くらいにデビューしました。T10とT8は非常に高いスペックだけでなく、「マスター・クラス」を名乗る、極めて工作精度の高い筐体品質を備えていました。

他メーカーがT10やT8に追随する過程で、「LTE対応」してきたため、Wi-Fi専用モデルであったT10とT8は徐々に存在感を薄められてしまった感があります。しかし、T10の登場から1年を経て、後継機種「T20」が姿を見せてくれました。もちろんLTE対応しますし、それ以外にも他の「中華トップグループ」をリードする「目玉」があります。

1.スペック

Teclast T20
OSは「なぜか」Android 7.0です。9月6日現在、この製品は中国の通販サイトBanggoodとGearbestに製品ページがありますが、どちらもAndroid 7.0という記載になっていましたし、メーカーの公式サイトにはまだ正確なスペック表がありませんでした。Android 7.0がダメ、ということはないものの、先に発売されたTeclast M20がAndroid 8.0搭載なわけで、「なぜ?」と言わざるを得ません。T20はまだ正式に販売がスタートしていないので、プレオーダーが開始されるまでの間にスペックが訂正されることに期待したいです。

CPUはHelio X20ではなく、Helio X27です。X27はX20よりも高性能で、Antutu(Ver.6)のスコアを調べてみると、Helio X20が80,000~85,000くらいなのに対し、Helio X27は95,000~100,000くらいになっています。なので、Helio X20だと微妙にカクつくとかもっさりするようなゲームでも、Helio X27であればきちんと動作するものがあるかもしれませんね。

それ以外のスペックは「中華トップグループ」と同じです。RAMは4GB、ストレージは64GB、そしてディスプレイ解像度は2,560 × 1,600です。

Teclast T20
ただし、カメラ性能は大幅にアップしました。イン側、アウト側とも13MPで、特にイン側はセルフィー(自撮り)でSNSに投稿できそうなくらいの画素数になっています。スナップ写真でも13MPあればそこそこのものが撮影できそうですよね!

Teclast T20
そして「マスター・クラス」待望のSIMスロットです。一応「デュアル4G」という記載がありましたが、「FDD-LTEとTDD-LTEのデュアル」という意味ですし、中華製品の場合DSDSに対応するという記載があっても日本では使えないケースが多いので、(タブレットにDSDSを期待する人は少ないと思いますが)T20でもDSDSは「使えればラッキー」くらいに考えておいたほうが安全かと思います。

スポンサーリンク

あと、サイズの方は不明です。BanggoodとGearbestに記載のあるサイズは10.1インチタブレットとしては明らかに異常な数値なので、便宜的にT10のサイズを記載しています。ただ、それには理由がありまして、T20とT10は外観上ほとんど見分けがつかないくらいに似ているんです。なので、T10のサイズを記載しておけば読者の皆さんに大きな誤解を与えるようなことにはならないと考えました。ただし、実際のサイズが大きく異なる可能性もないわけではないので、その点あらかじめご了承ください。

2.筐体

Teclast T20
ウインタブではT10の方はレビューしていませんが、T8については実機レビューをしています。筐体はCNC加工のアルミ合金製で、エッジ部分にはダイヤモンドカット加工が施されています。いま、T8のレビューを読み返してみたのですが、筐体に関して「個人的には満点をあげられるくらいの仕上がり」って書いてましたね…。Teclastだけでなく、ほとんどの中国(深セン)メーカーに当てはまりますが、タブレットの筐体品質はめざましく向上しています。

Teclast T20
これが展開図です。まず、ディスプレイには「防指紋加工」が施されていて、手脂がつきにくいです。スピーカーはステレオで、T8のほうは配置がイマイチでしたが、T10のほうは横持ち時にステレオ感が出る良配置になっています。また、背面には指紋センサーもついています。

Teclast T10 展開図
参考までにT10の展開図です。全然変わってませんよね?これを見て上のスペック表にT10のサイズを入れました。T10ではmicroUSBだったポートがT20ではUSB Type-Cになっていたり、T10ではmicroSDスロットだったものがT20ではSIM/microSDスロットになっていたりと、若干の相違点はあるものの、筐体そのものは変わっていないと考えて良さそうです。

ということは、T20の筐体品質も最高水準であると理解して問題ないでしょう。

3.価格など

Teclast T20は中国の通販サイト「Banggood」と「Gearbest」に製品ページがありますが、まだ販売はスタートしていません。9月6日現在だとGearbestの製品ページは比較的まとも、Banggoodのほうは製品画像がTeclast M20のものが使いまわされていて、いまだ信用するに足りないという状況です。参考価格はBanggoodが239.99ドル(27,203円)、Gearbestが293.05ドル(33,115円)となっていますが、今後大きく変動があるものと予想しています。

この製品の評価ポイントは「CPUがHelio X27」という点と「LTE対応」、そして「抜群の筐体品質」だと思います。ただし、LTE対応については他社の高性能タブレットと肩を並べただけ、ということもできますので、やはりHelio X27ですかね…。特にHelio X20とかMT8176搭載のタブレットで「ギリ遊べないゲーム」なんかがあって悔しい思いをした人にはいい選択肢になるかもしれません。それ以外の人は「価格次第」かな、と思います。ただ、筐体の出来が良いので、CPU性能と合わせ、多少は割高でも許せるのかも?

4.関連リンク

Teclast T20:Teclast公式サイト(英語)
Teclast T20:Banggood
Teclast T20:Gearbest

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    最近毎回長々と中華トップグループの説明をしてる気がするけど普及しなそうなのでWintabおすすめスペックとかに名前変えた方が

  2. 匿名 より:

    はじめまして!今回このT20を購入したのですがDSDS対応?と書いておりましたが、対応してませんでした。通話用とデータ用simカード入れてみましたが
    上部にアンテナの表示が1つしか出てません。設定のメニューからも
    simカードの設定が出てません。
    使って見てですが、電池の消耗がX89等と変わらず早い、しかし充電にはたくさん時間がかかる。中華タブレットに完璧は求めませんが!(^^;)
    安いからこれからも中華タブレットで私は、充分です。

    • wintab より:

      こんにちは、DSDSに関しては中華製品の多くが「対応する」となっているものの、実際に日本では使えない、というケースが多いようです。

      • 匿名 より:

        wintabさんコメントありがとうございます。
        ついでに他の機能についてですが、GPSは非常に使えません。衛星を補足するのに、120秒かかったり、2秒くらいで補足したり挙げ句の果てに全然補足しなかったり残念です。

        • wintab より:

          こんにちは。情報ありがとうございます。中華製品の通信周りはレビューが出来ないので情報助かります。