TeclastがAndroidタブレット「P40HD」を発売しました。ここのところ日本のAmazonでの販売に注力しているTeclastですが、この製品は「Amazon限定販売」とのことです。完全に軸足がAmazonに移った感がありますね。P40HDは発売記念のクーポン価格が15,900円と非常に安く、しかしCPU性能やディスプレイ品質が高い、お買い得モデルとなっています。
1.Teclast P40HD スペック
スペック表
Teclast P40HD | |
OS | Android 12 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/3/5/7/8/20 TDD:B34/38/39/40/B41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac(推定)、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 6,000 mAh |
サイズ | 242 × 160.1 × 8.4 mm |
重量 | 520 g |
コメント
OSは中華タブレットとしては最新と言ってもいいAndroid 12、CPUはUNISOC T606です。ウインタブで先日、このCPUを搭載するスマホ「Blackview A85」を実機レビューしており、その際のAntutuスコアは226,897点でしたから、2万円を切る価格帯のタブレットとしてはかなり高性能と言えますね。
しかし、RAMは4GB、ストレージは64GBと小さめの容量なので、ゲーム用として使うにはちょっと厳しそうです。
P40HDのいいところはCPU性能だけでなく、ディスプレイ解像度も1,920 × 1,200である、という点です。最近TeclastはP25SやP30Sといった「セール価格で15,000円クラス」のタブレットをAmazonで販売していますが、それらの製品の解像度は1,280 × 800であることが多いので、P40HDの解像度はうれしい、と感じられます。ただし、Teclast製品は今のところすべて「Widevine L3」なので、AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴はできません(YouTubeなら高画質視聴が可能です)。
この製品はLTE対応します。しかし、対応バンドは多くはなく、ドコモのプラチナバンド(B19/B28)やauのプラチナバンド(B18/B26)はカバーされませんのでご注意ください。また、カメラはイン2MP、アウト5MPとミニマムな性能なので、「メモ代わり」くらいの使い方になると思います(インカメラを使ってのWebミーティングは十分可能です)。
2.Teclast P40HD 筐体
Teclastは製品画像を盛る(ベゼル幅が細く見えるように画像加工する)のが普通ですが、最近盛り方が少しマイルドになりました。しかし、この正面画像(上の画像)も少し盛られていると思われ、実際のベゼル幅はこれよりも太くなっているはずです。
背面は金属素材で筐体色は「スペースグレイ」と、どこかで聞いたことのある色名です。Teclastは製品画像を盛るというのが玉にキズですが、筐体の質感は高く、デザインも美しいです。
各部名称です。スピーカーはデュアルで(横持ち時の)底面に配置され、イヤホンジャックも省略されることなく、しっかりついています。それと、この画像を見ると筐体はエッジ部分が丸みを帯びた柔らかい雰囲気になっているようですね。
3.Teclast P40HD 価格など
Teclast P40HDはAmazonで販売中で、通常価格は税込み20,900円ですが、製品ページに3,000円OFFクーポンがあり(2023年1月31日まで)、さらに2,000円OFFクーポン「UJSSMDWV」が使えます(12月11日まで)ので、税込み15,900円で購入できます。
低価格帯のAndroidタブレットとしてはCPU性能が高く、ディスプレイも高精細であることを考えると、15,900円というセール価格は非常にお買い得です。GPSも内蔵していますのでカーナビとしても使えますし、セール期間内にひとつ購入しておいてもいいんじゃないかな、と思います。
4.関連リンク
Teclast P40HD:Amazon