TeclastがAndroidタブレット「T65」を発売しました。ウインタブでは以前「T65 Max」という製品をレビューしていますが、T65とT65 Maxは全くの別製品です(ディスプレイサイズとSoCが異なる)。13.4インチの大型ディスプレイを搭載し、スペックは「そこそこ」、動画視聴などに向くタブレットです。
1.スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android 15 |
SoC | UNISOC T7280 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大20GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 13.36インチIPS(1,920 × 1,200)120Hz |
バンド | FDD:B1/3/5/7/8/20 TD:B34/38/39/40/41 ※ウインタブ推定 |
無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth5 |
ポート類 | USB Type-C 、microSDカードリーダー 3.5 mmオーディオジャック |
カメラ | 前面:5MP/背面:13MP |
バッテリー | 8,000 mAh |
サイズ | 31×20.1×0.9 cm |
重量 | 550 g |
OSはAndroid 15です。
Teclast製品は最新バージョンのOSを搭載し、タブレットでは大画面向けの標準UIを採用していることが多いですが、T65ではご覧の通りナビゲーション関連で独自の機能を搭載しています。
SoCはUNISOC T7280です。T7280はT620のリネーム版ですが、CPUとGPUのクロックスピードが上がっており、パフォーマンスは少し高くなっています。Antutuスコアは約33万点とのこと(出所:Notebookcheck)。以前ウインタブでレビューしたT65 MaxはHelio G99搭載でしたから、SoCだけ見るとスペックダウンしたということになります。
RAMは8GBで拡張機能により最大20GBとして使え、ストレージは128GBです。…筐体は大きいんですけどストレージはちょっと小さめです…。ただしmicroSDカードによるストレージ拡張は可能です。
ディスプレイは13.4インチ(正確には13.36インチ)で解像度は1,920 × 1,200です。T65 Maxは「13インチ(12.95インチ)」なので、若干サイズアップしており、したがって筐体も変わっています。また、リフレッシュレートも120Hzと高速で、WidevineもL1です。なので「映像視聴体験」は素晴らしいものがあるんじゃないかと思います。
カメラは前面5MP、背面13MPです。特に高品質とも言えませんが、Webミーティング(前面カメラ)やドキュメントの撮影(背面カメラ)など、タブレット製品での利用シーンを考慮すれば必要十分かと思います。
バッテリーは8,000 mAhです。13インチ級の大型タブレットとして容量は悪くないと思いますが、急速充電についての説明がありませんでした。Teclast製品は急速充電に対応していないケースが少なくないので、T65についても急速充電機能はないのではないか、と思います。
2.価格など
Teclast T65はAmazonで販売中です。7月1日現在の価格は22,900円と、13インチ級の大型タブレットとしてはリーズナブルです。
SoC性能が少し下がってしまいましたが、動画用としてはとても魅力的ですし、キーボードを接続しての文書作成など、PCっぽい使い方もできそうです。
3. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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コメント
このサイズなら2.5K(1440p)にしてほしいですね〜
1080pレベルだと粗が気になるので…