こんにちは。かのあゆです。ソニー・モバイル・コミュニケーションズはMWC 2018において2018年前半のフラッグシップモデル「Xperia XZ2」及び「Xperia XZ2 Compact」を正式発表いたしました。本モデルでは2016年に発売された「Xperia XZ」から昨年の「Xperia XZ1」まで継承されてきたデザインを大幅に変更し、ディスプレイも近年のトレンドになりつつある18:9縦横比のものに変更されました。
1.スペック
2018年のフラッグシップモデルにふさわしく、搭載CPUはXperia XZ2、Xperia XZ2 CompactともにQualcommの最新ハイエンドCPUであるQualcomm Snapdragon 845を搭載します。このCPUはQualcommのリファレンス端末でのAntutuベンチマークスコアが27万点を記録するなど、昨年のQualcomm Snapdragon 835を大きく上回る「モンスター」CPUとなっています。
搭載メモリはXperia XZ2、Xperia XZ2 Compactともに4GB。ただし香港向けXperia XZ2は搭載RAMが6GBに強化されており、日本国内で正式投入されるキャリア版もこちらに準じる可能性があります。
今回のXZ2世代から内蔵ストレージ、液晶解像度の仕様が共通化され、Xperia XZ1 Compactが内蔵ストレージ32GB、液晶解像度1,280×720だったのに対してXperia XZ2 CompactではXperia XZ2同様内蔵ストレージ64GB、液晶解像度2,160×1,080に強化されています。
搭載OSは前モデルのXperia XZ1/XZ1 Compcat同様Android 8.0 “Oreo”となっています。もともとXperiaシリーズのAndroidのカスタマイズが素のAndroidに近いものになっており、XZ2世代でもそれを継承しています。ただしプリセットされている壁紙やロック画面の時計ウィジェットなどは新しいデザインのものに変更されます。
Xperia XZ1世代まで存在していたイヤホンジャック端子はXperia XZ2、Xperia XZ2 Compact共々廃止となりました。そのためパッケージにはUSB-Cから3.5mmイヤホンジャックに変換するアダプターが付属します。ただし、このアダプター経由でソニーが販売しているノイズキャンセリングイヤホンを使用した場合、ノイズキャンセリング機能は利用できなくなってしまうとのことなので注意が必要です。
カメラに関してはスペック的にはXperia XZ1世代のものを継承していますが、新たに4K HDR動画の撮影をサポートし、スーパースローモーション撮影もフルHDで撮影できるようになるなど確実に強化されています。顔を3Dスキャンできる「3Dクリエイター」機能も継続搭載されており、Xperia XZ2世代では新たにインカメラでもこの機能を利用できるようになりました。
またXperia XZ2では新たにワイヤレス充電規格の「Qi」に対応したことにより、ケーブルレスで端末を充電することが可能になりました。ただし、残念ながらXperia XZ2 Compactはワイヤレス充電には非対応となっています。
地域によってシングルSIMモデル、デュアルSIMモデルが用意されますが、対応バンドに関しては現時点ではソニー・モバイルから公式なデータが発表されていません。
2.デザイン
デザイン面ではXperia XZ2、Xperia XZ2共々大幅に変更が行われており、液晶サイズは従来の16:9から18:9に変更。
これに伴いXperia XZ2は5.2インチから5.5インチに、Xperia XZ2 Compactは4.6インチから5.0インチサイズに変更されていますが、18:9縦横比の液晶を採用したことにより横幅自体はXperia XZ2、Xperia XZ2 Compactともに旧モデルのサイズ感を維持しています。
また従来のXperiaでは右横に電源ボタンと統合される形で配置されていた指紋認証センサーの位置は背面に変更されています。
背面の素材はXperia XZ2がガラス、Xperia XZ2 Compactがプラスチックとなっています。デザイン面ではかつてau限定で発売した「Xperia ZL2」のようなラウンド形状となっており、旧モデルのXperia XZ1/XZ1 Compactと比べると厚みが増えたものになっています。
通常モデルとなるXperia XZ2はカラーリングとして「リキッドブラック」「リキッドシルバー」「ディープグリーン」「アッシュピンク」の4色を用意。
小型モデルのXperia XZ2 Compactでは「ホワイトシルバー」「ブラック」「モスグリーン」「コーラルピンク」の4色が用意されています。
3.まとめ
Xperia XZ2、およびXperia XZ2 Compactは現時点では発売日・販売価格ともに発表されていませんが、日本国内では例年通りキャリアモデルとして2018年3月以降に投入されることになりそうです。
以前であれば原則SIMフリー版の発売はありませんでしたが、昨年「Xperia XZ Premium」がソニーグループのMVNOキャリアである「NURO Mobile」よりSIMフリーモデルとして投入された経緯があるので、もしかするとXperia XZ2/XZ2 Compactもこういった形でSIMフリーモデルが投入される可能性があるかもしれません。
近年デザイン面に変化に乏しいといわれ続けてきたXperiaシリーズですが、2018年の新型フラッグシップモデルであるXperia XZ2/XZ2 Compactは大幅にデザインを変更し、ようやくディスプレイサイズも近年のトレンドである18:9縦横比に移行しました。
ただし、あまりに大きくデザインを変更してしまったことや、Xperiaシリーズではこれまでずっと維持してきた3.5mmイヤホンジャックを廃止するなど大胆な変更が行われているため、今回のXperiaに関してはかなり「人を選ぶ」印象になっています。
かのあゆ個人の感想としてはXperia XZ2 Compactが従来の4.6インチサイズから5.0インチサイズに変わったことにより、横のサイズ感は以前のCompactシリーズから変化がないとは言うものの、持った感じの印象は変わってしまいそうなので、国内キャリアモデルの販売開始後実機を確認してみたいと思っています。
ただ正直な感想としては手に収まるコンパクト感が「Xperia Compact」シリーズの売りだと思っていたのでこの点が変わってしまったのは残念と感じています。
ただしハードウェア面では確実に進化していますし、5.0インチサイズに変更されたとはいえハイエンドCPUを搭載したコンパクトモデルは希少なので、デザインの変化やイヤホンジャックの廃止を許容できるのであれば十分選択する余地はあるのではないでしょうか。
4.関連リンク
Mobile World Congress 2018出展について – デザインを刷新したスマートフォン新製品2機種やXperia Ear Duoなどを紹介 – : Sony Mobile Communications
Xperia XZ2 : Sony Mobile Communications(Global UK)
Xperia XZ2 Compact : Sony Mobile Communications(Global UK)
コメント
Compactはやはりもう少し小さいサイズが欲しかったですね
イヤホンジャックの廃止も…うーん…
メインスマホはarcからずっとXperiaです(^O^)/
外出中音楽聞く時は、殆どBluetoothイヤホンなんで、イヤホンジャック廃止されても、私的には困らないけど、ソニーたんハイスぺ有線イヤホン販売しないの!?自分の首自分で絞めてるよ!?って言いたい(# ゚Д゚)
指紋認証センサーも私は設定していないので、別に何処にあっても良いけど、使う人にとってみれば背面は使い辛いと思うなぁ(*´Д`)
一番言いたいのは、なんで背面モッコリさせるかな!?( ゚д゚)、ペッ
XZ1の上と下のベゼルをすこーし削ってくれるだけで良かったのに( ゚д゚)、ペッ
とか言いつつ、実機見て触ったら「かっこいい✨」てなるんだろうなと(笑)
XZ2PremiumかProになるか分からないけど、現行XZPremiumの後継機は、現行の上下のベゼルを少し削るだけにして欲しいと願ってます。
背面のセンサーはつかいづらいです
それは、sonyはVITA1000番台でしってるはずですが…
XperiaをVL、ZL2、Z3Cと使い続けてきたものですがうーん微妙
私的にミキサーなどにスマホをつなげて音源を流すことが多かっただけにいちいちコネクタを持ち歩くというのもな…
ジャック廃止は少し残念ですね
Xperiaは、スマホとしての人生を終了しても
その後Walkmanとしての生もありますからね
うちのZ5も、ハイレゾウォークマンとなる予定です
ベゼル削ってサイズはほぼ同じと言うことで、XZ2Cは使い勝手の良い筐体サイズのままに高性能になったのではないかと思います
しかし、XZ2系列では本体のイヤホンジャックが完全消滅してしまったのは……甚だ遺憾であると言わざるを得ないでしょう
(ハイレゾ対応を歌うほど)音質を売りにしながら、その逆を往くとはなんとも……
アメリカで買えば
PS4かPS VR貰えるとか
…ずるい