ソニーがXperiaシリーズのニューモデル3機種を発表しました。この記事ではまず、私が大変強い関心を持っている(その理由はおいおい…)5G対応エントリースマホ「Xperia Ace III」をご紹介します。外観は従来モデルのXperia Ace IIとあまり変わりませんが、5G対応するようになり、CPU性能も大きく向上しています。
1.Xperia Ace III スペック
スペック表
Xperia Ace III | |
OS | Android 12 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 480 5G |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.5インチ(1,496 x 720) |
バンド | LTE/5G(ドコモ/au/Y! mobile版あり) |
SIM | nanoSIM / eSIM |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 4,500mAh |
サイズ | 140 × 69 × 8.9 mm |
重量 | 162 g |
コメント
OSは最新のAndroid 12です。また、この製品は「はじめてのスマホでも気軽に使える」というコンセプトなので
「かんたんホーム」を採用しています(他のホームにすることもできます)。実は私の母(北海道在住、80歳代後半)が昨年スマホを購入(ガラケーからの買い替え)しまして、ちょうど私が帰省中だったので、2日間ほどじっくり使い方を教えたのですが、それでも「厳しい」です。そもそもタッチ操作に慣れていないので、アイコンを指で押すことにも苦労していました。購入したスマホは「Samsung製のらくらくスマホ」で、私が見る限り、めちゃめちゃ簡略化されたホーム画面になっていましたし、フォントサイズも最大にしてあげたのですが、今でも「(母の)調子のいいときに電話ができる」くらいです。この先Eメールなどのステップに進めるかどうかわかりません。実の息子ながら、また、高齢なので仕方ないとわかっていながら、教えていてついイラッとしてしまいます。ライターのかのあゆさんって、ものすごく優しい男なのですが、できることなら彼に私の母の指導役として出張してもらいたいくらいです。
Xperia Ace IIIのかんたんホーム、私から見て非常にわかりやすくできているとは思いますが、私の母にはこれでも「情報過多」でしょうね。あらためて「初心者に優しい、高齢者に優しい設計」の難しさを実感しています。
すみません、ちょっと脱線してしまいました。スペック説明に戻ります。
CPUはSnapdragon 480 5Gです。型番だけ見ると低スペックに思われますが、実はこのCPU、Antutu Ver.9のスコアが34万点も出ますので、ミッドレンジクラスの性能になっています。しかし、RAMとストレージは4GB/64GBなんですよね。このCPU性能ならRAMとストレージはもう少し大きくても良かったのでは?と思います。…ああ、そう言えばこの製品は「気軽に使えるエントリースマホ」でしたね…。私の母ならRAM6GBでもあまり意味がないでしょうし。
ディスプレイは従来モデルから変わらず、5.5インチでHD+解像度です。せっかくなのでFHD+に…する必要もないか…。
カメラは従来モデルから変更されました。数値だけで見ると「スペックダウン」です。Xperia Ace IIのカメラは「イン8MP/アウト13MP+2MP」でしたが、この製品は「イン5MP/アウト13MP」です。ただ、Xperiaなんで、撮影画質は悪くないんじゃないかと思います。
バッテリーは4,500mAhと、このサイズにしては大容量で、「Xperia独自の充電最適化技術」により、3年後も快適に使えるとのことです。この技術は従来モデルにも採用されていましたが、なにげにかなり重要だと思います。
サイズは従来モデルと全くの同サイズで、重量が3グラムほど重くなりました。依然としてコンパクトで取り回しのしやすいサイズ感です。
それと、この製品はイヤホンジャックが温存され、しかも「ハイレゾ音源の再生に対応」します(ただしハイレゾ対応のイヤホンが必要です)。これ、従来モデルにはなかった機能です。
2.Xperia Ace III 筐体
外観は従来モデルからあまり変わっていませんが、背面のカメラまわりのデザインが変更になりました(デュアルレンズからシングルレンズに変更されたため)。前面ガラスにはGorilla Glass Victusが使われ、水滴型ノッチになっています。背面は傷が目立ちにくく、高級感のあるマットな仕上げになっています。
筐体色は「ブラック、グレー、ブリックオレンジ、ブルー」の4色。
ただし、販売されるキャリアによって選択できる色に制約があります。
なお、電源ボタン内蔵式指紋センサー、おサイフケータイ、IPX5/8なども従来モデル同様、しっかり装備されています。
3.Xperia Ace III 価格など
SONY Xperia Ace IIIは6月中旬以降の発売予定で、ドコモ、au、Y!モバイルで取り扱われます。ドコモでの新規一括価格は税込み34,408円です。
スマホ好きな人は同時発表されたXperia 1 IVとかXperia 10 IVのほうに関心をお持ちのことと思います。ただ、私自身も高齢化してきていますので、先日ご紹介したAQUOS wish2にせよこの製品にせよ、記事を執筆・編集していて「こんなのでいいんだよ!」などと思ったりもしますねw
4.関連リンク
Xperia Ace III:SONY