こんにちは、かのあゆです。ソニーが「Xperia 10 IV」をキャリアモデルとして正式発表しました。同時発表されたフラッグシップモデルの「Xperia 1 IV」よりも購入しやすい価格帯のミッドレンジモデルとなります。日本では未発売だった初代Xperia 10から数えて4世代目となるXperia 10 IVではCPU性能、オーディオ性能が強化されています。
1.Xperia 10 IV スペック
Xperia 10 IV | |
OS | Android 12 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.0インチOLED(2,520 x 1,080) |
LTEバンド | 販売キャリアにより異なる |
SIM | nanoSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン8MP/アウト12MP + 8MP + 8MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 153 x 67 x 8.3 mm |
重量 | 161 g |
コメント
OSはAndroid 12です。ミッドレンジモデルのXperia 10 IVでも基本的にはOSアップデート保証期間が2年間となっているため、まもなくリリースされるであろうAndroid 13も提供される見込みです。
CPUはSnapdragon 695 5Gです。日本国内で販売されているスマートフォンとして同CPUが搭載されるのはAQUOS wish 2に続いて2機種目となります。Xperia 1 IVに搭載されているSnapdragon 8 Gen 1と比較するとAnTuTu Benchmark v9でのスコアは半分程度となりますが、普段使いではストレスなく快適に動作する性能を有しています。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは6.0インチサイズで、解像度はFHD+(2,520 × 1,080)です。Xperia 1/5シリーズとは異なり、「クリエイターモード」や高リフレッシュレート表示は非対応となるものの、高品質なOLED(有機EL)パネルを採用しています。Xperia 1 IVやXperia Ace IIIとは異なり強化ガラスの種類は非公開となっています。
カメラはイン8MP、イン12MP(広角) + 8MP(超広角) + 8MP(望遠)という構成です。仕様に関しては2020年のXperia 10 II、2021年のXperia 10 IIIのものを踏襲しています。Xperia 1/5シリーズに搭載されている「Photography Pro」アプリは搭載されていませんが、2011年に登場したXperia Arcから搭載されているシーン自動識別機能「プレミアムおまかせオート」を使用することで誰でも簡単にきれいな写真を撮影することが可能です。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.1に対応します。
オーディオ機能も強化されており、Xperia 1 IVでも搭載されている立体音響技術「360 Reality Audio」に対応したほか、既存の圧縮音源や音楽配信サービスの楽曲をハイレゾ音源相当にアップコンバートする「DSEE Ultimate」もサポートされています。
バッテリー容量は5,000 mAhです。IPX5/8準拠の防水・防塵性能を備えているほか、日本独自機能としておサイフケータイ(Felica)に対応します。
2.Xperia 10 IV 筐体
Xperia 1 IVと同じく、Xperia 10 IVでも筐体デザインは前モデル(Xperia 10 III)のものをそのまま継承しています。Xperia 10 IIは一時期所有していましたが、ミッドレンジモデルながら質感の高い筐体で満足していました。背面もまっと加工が施されており、非常にXperiaらしいデザインに仕上がっています。
筐体色は「ミント」「ラベンダー」「ホワイト」「ブラック」の4色展開ですが、ソフトバンク版はラベンダーの設定がありません。また、画像にはありませんが、UQ Mobile版は4色が選べます。
3.Xperia 10 IV 価格など
SONY Xperia 10 IVは7月上旬にドコモ、au、UQ Mobile、ソフトバンク向けに発売開始となる予定で、価格はドコモ版が64,152円(税込)です。それ以外のキャリアに関してはこの記事を執筆している5月13日時点ではまだ価格が公表されていません。
Snapdragon 695 5Gを搭載するミッドレンジスマートフォンとしてはやや強気な価格設定ですが、同時発表されたXperia 1 IVが約20万円という価格帯になってしまったことを考えると新型Xperiaとしては購入しやすい価格帯に設定されていると思います。Xperia 1/5シリーズと比較するとプロユーズでも利用できる「Cinematography Pro」「Photography Pro」「Audio Pro」などのアプリは搭載されていませんし、Zaiss製レンズも採用されていませんが、ほとんどのユーザーにとって「ちょうどいい」性能の端末に仕上がっています。オーディオ機能も「DSEE Ultimate」に対応するなど強化されており、個人的にはXperia 1 IVよりも魅力的に感じています。
4.関連リンク
Xperia 10 IV:ソニー
コメント
いつもありがとうございます。
いつも見ています。
Xperia 10 IVの国内SIMフリー版と、
海外版の情報もまたお願いします。
これから発表されるらしいXiaomi Redmi Note 11 Pro 5G等と
どちらかを購入したいので比較したい。
Xperiaが高すぎると、Xiaomiに落ち着きそうです。
海外版はEtoren等から購入するとして、バッテリー交換は、日本の一般の業者が対応してくれるでしょうか。
キャリア毎に対応バンドが異なるバンド縛りこそ法律で禁止してほしい
こんなことをしていたら、キャリアのせいで日本のスマホメーカーは死に絶えてしまう
日本のあらゆる携帯電話メーカーが撤退してのは三バカキャリアのせいです