シャープがスマートフォンのニューモデル「AQUOS wish3」を発表しました。従来モデルのAQUOS wish2と外観はほとんど変わらず、搭載CPUが変更され、より環境に配慮した素材が使われています。
1.AQUOS wish3 スペック
スペック表
AQUOS wish3 | |
OS | Android 13 |
CPU | MediaTekTMDimensity 700 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.7インチ(1,520 x 720) |
LTEバンド | キャリアによる(バンド詳細は不明) |
SIM | nanoSIM(推定) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C、microSDカード(推定)、イヤホンジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 3,730 mAh |
サイズ | 147 x 71 x 8.9 mm |
重量 | 162 g |
コメント
OSは2023年5月時点で最新のAndroid 13、CPUはDimensity 700です。wish2がSnapdragon 695 5Gでしたから、メーカーは変わりましたが性能が上がったとは言えません。(AntutuスコアはSnapdragon 695が398,026、Dimensity 700は341,581。出所はNANOREVIEW.NET)。もちろん5G通信に対応します。
RAM/ストレージは4GB/64GB、ディスプレイは5.7インチで解像度はHD+(1,520 × 720)とwish2と同じです。また、通信周りでもWi-Fi6には非対応のままです。
カメラは画素数で見ればアウト側は据え置き、イン側が8MPから5MPにダウンしていますが、プレスリリースに「フラッグシップモデルAQUOS R7の高画質化技術を応用した新画質エンジン『ProPix4 lite』を搭載。被写体やシーンを自動で検出し最適なモードで撮影できる『AIオート』や、逆光でもきれいに撮れる『オートHDR』も採用し、簡単にきれいな写真が撮影できます。」という説明がありました。
wish3となり、新たに「ジュニアモード」が搭載されました。使い過ぎを抑制できる「Google ファミリー リンク」や、もしもの時に電源キーを複数回押すことで緊急通報できる「緊急SOS」に対応するなど、安心機能が充実しています。また、従来からある、シニア世代にも読みやすく表示できる「かんたんモード」も引き続き搭載しています。
2.AQUOS wish3 筐体
筐体サイズはwish2から変更がありません。また、外観もほぼ同じです。
AQUOS wishシリーズは背面が「さらさらとした心地よい手触りの質感(メーカーの表現)」なのが特徴で、従来から再生プラスチック素材を使用していましたが、再生素材の使用率をwish2の約35%から約60%に引き上げ、さらにカメラ周辺や内部パーツにも再生プラスチック素材を使用するようになりました。
筐体色はキャリアによって異なります。ソフトバンクは「法人向け」という位置づけになりますのでブラックのみ、ドコモ・楽天モバイルはホワイト、ブラック、グリーンの3色です。
また、ワイモバイルは最も多くの筐体色を選べ、ホワイト、ブラック、グリーンに加えてピンクも設定されます(筐体色についてはシャープのプレスリリース画像に基づいてご説明していますが、発売までに変更される可能性もあります)。
なお、取り扱いキャリアによって「指紋センサー」の有無が異なります。ドコモ版とソフトバンク版(法人向け)は指紋センサーあり、楽天モバイル版とワイモバイル版は指紋センサーなしです。
3.AQUOS wish3 価格など
SHARP AQUOS wish3はドコモ(9月以降発売)、楽天モバイル(7月上旬発売)、ワイモバイル(7月上旬発売)で取り扱われ、ソフトバンクからは法人向けモデルとして8月上旬以降に発売されます。価格は現時点でわかっていません。
中華の低スペック機を好んで紹介するウインタブとしては「Dimensity 700!ミッドレンジモデル!」となるのですが、この製品の位置づけとしては「AQUOSのエントリーモデル」あるいはシニア向け、ジュニア向けの5Gスマホ、という感じですね。
4.関連リンク
スマートフォン「AQUOS wish3」を商品化:シャープ プレスリリース
AQUOS wish3 SH-53D:ドコモ
AQUOS wish3:ソフトバンク
AQUOS wish3:ワイモバイル