シャープは5インチSIMフリースマートフォンの最新モデル、「AQUOS SH-M04」を発表いたしました。本機はドコモでは「AQUOS Ever SH-02J」「Disney On Mobile DM-01J」、またUQ Mobileでは「AQUOS L」として投入されているモデルをベースにSIMフリーモデルとして販売するモデルになります。キャリア向けアプリが一切搭載されていないことを除けばこれらの機種は全く同一のものとなります。
1.基本スペック
OS: Android 6.0 “Marshmallow”
CPU: Qualcomm SnapDragon 430 MSM8327 オクタコア
RAM: 2GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 5.0インチ(1280×720) IGZOディスプレイ
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth 4.2
カメラ: イン500万画素/アウト1310万画素
バッテリー: 2700mAh
サイズ: 143×71×8.3mm/138g
オクタコアCPU搭載ですが、SnapDragon 4xx番台の製品ですのでスペック的にはミッドレンジクラスの製品ということになります。このCPUはAntutuのベンチマークスコアが40000台ということで、性能的には3年前のハイエンド機に搭載されていたSnapDragon 800と同程度の性能ということになります。3年前の時点ではこの性能でも十分高性能だと思っていただけにこのクラスがミッドレンジクラスになるとは時代の流れを感じてしまいますが…
ただ性能的には重めの3Dゲームをプレイするといったことでもなければ通常のWEBブラウズや写真撮影、各種SNSを楽しむ分には十分すぎる性能だと思われます。
また日本メーカー製品らしくFelicaチップも搭載されているため、おサイフケータイ機能にも対応しているのもうれしい点かもしれません。「格安スマホでもおサイフケータイは絶対に外せない!」という方にとっては本機はそれだけでも魅力的なのではないでしょうか。
残念ながらワンセグ・フルセグ受信機能は未搭載ですが、これはキャリアモデルとしてのAQUOS EverやDisney On Mobile DM-01J、AQUOS Lにも未搭載なのでやむを得ないところでしょうか。
近年のAQUOSシリーズに搭載されている人工知能を利用したアシスタント機能エモパーもしっかり搭載されています。
2.筐体、価格など
今回の新モデルではAQUOSの特徴ともいえたディスプレイのフレームを限りなく狭くした「EDGEST」デザインではなく、最近のスマートフォンのトレンドになりつつある「2.5Dガラス」を採用した、無難なデザインに変更されています。これを「AQUOSらしさがなくなった」ととるかどうかはユーザー次第だとは思いますが、個人的にはシンプルで悪くはないデザインだと思います。
表示の美しさに定評のある5.0インチIGZOを採用したディスプレイはコーニング社の「ゴリラガラス4」でコーティングされているため、通常利用であれば液晶フィルムなどを張らなくても傷つきづらい設計になっているのはうれしい限りですね。(ただし絶対傷つかないわけではなく傷つくときは傷つくので心配であれば液晶保護フィルムやガラスフィルムを張ったほうがいいと思われます)
またIPX5/8等級の防水とIPX6等級の防塵にも対応しているため、ほこりの多い場所や雨の日も安心して使えるのはうれしい限り。アクセサリ類もキャリア版AQUOS EVER SH-02J用やDisney On Mobile DM-01J用のものが使いまわせるため、「SIMフリーモデルだからアクセサリが少ない!見当たらない!」という心配はなさそうです。
本体カラーは一般家電量販店などで販売されるモデルとしてホワイトとネイビーの二色を用意。さらにMVNOキャリアである楽天モバイル取り扱いモデル限定色としてレッドが用意されています。発売予定は12月中旬を予定しており、価格は29800円となっています。
スペック的には完全にミッドレンジモデルで同価格帯ではこれより性能が上のHuawei P9 Liteなども存在するものの、日本国内メーカー製でおサイフケータイや防水防塵にもしっかり対応した機種がこの価格で買えるのはなかなか魅力的なのではないでしょうか。
「どうしてもおサイフケータイ機能は必須!」という方は検討に入れる価値はあるんじゃないかと思われます。
コメント
FullHDならば嬉しいのですがねえ…(^^;
『防水・FeliCa・SIM フリー』を優先すると、
画面は割り切るしかないのでしょうか…(T_T)
きくりんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。生活者というか、一般的な感想だとそうなりますね。私なんて「このCPUならこの解像度」みたいなマッピングが頭にあって、素直にモノを見ることができなくなっているなあ、と思いました。
Zenfone2 Laserを発売直後に購入したものの 変な不具合連発で仕方なく使い続けてる身からすれば 安心の国産で3万円ってのはアリかなって気がします 伝言メモ機能もあるだろうし
個人的には解像度よりもminiUSBが残念
伝言メモ付き・type-c採用となるとあと1年待たないといけないっぽいですね…
自己レス miniUSB→microUSB の間違いでした
あと「伝言メモ付き・type-c採用」は最新のXperiaだと当てはまりそうですが 価格的にもう少し下希望してたので失念してました
こんにちは、コメント欄なので、書き間違いとかはお気になさらないでください。
こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃるような見解の人は多いんでしょうね。個人的にはASUSとかなら心配いらないような気がするんですが。かのあゆさんもXperiaマニアだしなあ。